風が強く吹いている

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 1329
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104541041

感想・レビュー・書評

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  • 2010年12月

  • 箱根駅伝は大好きなんだけど、普段青春スポ根系は読まないワタシ。どうかな、と思いつつも面白いということで手に取った。
    そんな感じなんで、読むまでにやや時間がかかったけど読みだしたらスラスラと読み進めることができた。
    箱根駅伝までの1年。わっ、と何か大きなことが起こるわけではないんで淡々と進む感じだけど、読みだしたら最後まで見守ってあげなきゃと思う、そんなストーリーだった。
    ワタシもやり直せるなら、思いっきり青春したい!!
    こういう話は、ただただ単純に、我が人生に少し後悔しつつも元気をもらいます。

  • ハイジは偶然街中で、
    陸上の神に愛された男の走りを目にした。
    彼の名は蔵原走。
    走ることが好きな、
    否、走ることが常態である彼らが出会い、
    荒唐無稽な物語が動き出す。
    陸上素人が過半数を占めるチームで
    箱根駅伝の頂点を目指す、という物語が。

    走るということにメンバーそれぞれが折り合いを付けていく姿や、
    人間関係の軋轢を解消して信頼関係を気付いていく姿には
    とても温かい気持ちになりました。
    人に正直である人というのは
    とても魅力的ですね。

    現実主義な思考回路の人が読むと
    うまく行き過ぎる展開に興ざめすると思います。
    なので、ストーリー展開よりも
    メンバーたちの背景をメインに
    読んでいただければ。
    私はスポ根を想像していたので、
    ちょっと評価低め。

    私は運動が、特に長距離が苦手で
    その楽しさや喜びをまったく感じたことが無いのですが、
    それでもすこし走ってみたい、と
    感じてしまいました。

    映画も見ましたが、
    2時間に10人分の背景ストーリーまで納めるのは無理でしたね。
    すごい薄っぺらな映画になっていました…。
    断然本の方が良いです。


    「世界で一番だと誰が決める。
     そんなものではなく変わらない理想や目標が
     自分のなかにあるからこそ、俺たちは走りつづけるんじゃないのか」
    「藤岡さんが区間新記録保持者でいられるのは、
     たぶん10分くらいだと思います」
    「すぐに行きます。待っててください」

  • 長距離走は、両脚を交互に前に出して、決められた距離を淡々と進むだけ。
    誉め言葉は「速い」でなく「強い」。
    ところで強さとは、何?
    本気で取り組む。走り続ける。
    だが、努力ですべてがなんとかなると思うのは、傲慢だということだ。
    強くなるには時間がかかる、あせらなくていい。

  • 無名の陸上部が箱根駅伝に挑む。
    資質アリと見込まれたメンバーだが陸上未経験者も含むたった10人での挑戦。
    小説としてはとても楽しめたが、実際の箱根駅伝の方がやっぱりドラマがある。
    約20kmという長い距離を走りながらランナーが何を考えているのか心境の変化については興味深く読むことができた。

  • 箱根に素人も含めたチームで出場を目指すという現実離れな話しですけど、箱根駅伝の舞台裏をしる事ができました。

  • 箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。

  • 箱根駅伝が見たくなった!
    一つの目標に向かうのは素敵だ!

  • まぁ話としては面白いんだけど、素人が10人こっきりしかも練習たった半年で箱根に出ちゃうとか幾らなんでもなぁ。出たくて出たくて、でも出られない人が殆どな世界なのにこれは、、、

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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