きみはポラリス

著者 :
  • 新潮社
3.39
  • (141)
  • (322)
  • (635)
  • (96)
  • (19)
本棚登録 : 2381
レビュー : 457
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104541058

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 短編集です。ポラリスは北極星ですよね(冬ソナで覚えた)この本にこのタイトルのお話がでてこなかった。でも読み終えるとわかる。すべてのお話に主人公達にその立ち位置と行く道を照らす北極星が存在します。なるほどです。

  • 面白かったー。短編だけどさすがだな…とため息が出ました。
    言葉使いが巧みです。

    「永遠に完成しない二通の手紙」 「私たちがしたこと」
    「夜にあふれるもの」 「骨片」 「森を歩く」 「優雅な生活」
    「春太の毎日」が好き。

    「夜にあふれるもの」…真理子、エルザ・真理
    「骨片」…しっとり先生の白い骨・祖母の砂糖菓子の壺
    「森を歩く」…“うはね”と捨松・盆栽・プラントハンター
    「優雅な生活」…彼と彼女のロハス・無添加無農薬肉断ちの14日間

    最初から最後まで楽しめた。

  • 三浦しをん作の短編集。

    同性を好きになっちゃって生涯片想いとか、
    赤ん坊のアレをなめる妻にやきもきする夫とか、
    恩師の骨を持ち歩く女とか。

    明らかにマイノリティ・リポートなんだけど、読んでるうちに「それもいいかな」って思えてくる。私としてアリかナシかと言われればナシなんだけども、そういう人がいてもおかしくない感じが。

    アブノーマルも一周回れば清純。ちょっとおかしみや切なさを持って寄り添える少し変わった人たちの話。

    ただまあアブノーマルな部分は多々あるので、電車のなかで読んでると「わたしの前に座ってるご婦人がこの本の内容をご存知だったらどうしようか…」と僅かに羞恥心が疼く。まあそうだとしても読むけど。活字中毒だもの。

    • ダイコン読者さん
      わかります。完全に「人様にオススメしにくい話」ではあって(^^;)
      でも究極ですよね~*バカボンのパパの声が聞こえてきそうです。
      「それ...
      わかります。完全に「人様にオススメしにくい話」ではあって(^^;)
      でも究極ですよね~*バカボンのパパの声が聞こえてきそうです。
      「それでいいのだ」
      2014/02/26
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「それでいいのだ」
      はい。そうですよね、、、死にさえしなければ良いです。
      「それでいいのだ」
      はい。そうですよね、、、死にさえしなければ良いです。
      2014/03/01
    • ダイコン読者さん
      生きてるってすごいことですよね。
      生きてるってすごいことですよね。
      2014/03/04
  • 秘密めいた匂いのする恋愛短編集。
    きみはポラリスって題のお話があるわけじゃないのねと思っていたけど、読み終えてみてなるほどね~って思いました。
    広い宙でいつも同じ場所で輝いていてくれる星で、道に迷ったものを導く道標。
    自分の大切な場所に辿り着くための道標となる存在。

    思わず笑っちゃうのもあったり、しんみり切ないのもあったり
    イマイチなのもあったけど、素敵だなーってのもあった。
    「優雅な生活」がいちばん好きかな。
    次点で「私たちがしたこと」「森を歩く」「冬の一等星」、最初と最後の寺島君と岡田君の。

    巻末の「お題」「自分お題」一覧を見て見返すと、なるほどね~って感じでおもしろかったです。

  • いろんな愛の形がある。

    男と男の愛。
    子どもへの愛。
    愛する人と犯した罪。
    神様への愛。
    死んだ人への永遠の愛。
    夫とは違う人への愛。
    変人との愛。
    ロハスな愛。
    飼い主への愛。
    誘拐犯への愛。
    隠してる愛。

    普通の愛って、普通って何って思うけど、
    ここにある愛は、どれも普通の愛じゃない。

    いろんな愛の形を生み出し、物語にして言葉化できる。
    三浦しをんさんの真骨頂。

    こんな愛でも、愛なんだなって思わせてくれる。
    こんな形でもいいんだなって思える。

  • 11の恋愛短編小説がちりばめられていて、この本そのものが星空のよう。
    BLものは長編で読みたいかも(月魚のように)
    一番好きなのは「優雅な生活」 このふたり何ともほほえましい。
    ★春太がなんてかわいいんだろう

  • 15/04/05
    読みたいなあと思っていた本にばったり遭遇できるのはしあわせですね。ばったり図書館で鉢合わせしました。
    『春太の毎日』がすごく好き。これ星五つ!満点!序盤で春太の正体はすぐ分かるんだけど、うん、すごく好き。

    ・「愛」ってのは、「現在進行形で大切」ってことだったんだなあ (P33『裏切らないこと』)

  • 癖のある恋愛短編集。
    モヤッとするものを感じて、読み終えた後までそれが残るような気分の悪いものが多かった。
    それに短編集としては、特殊なシチュエーションと名前ばかりなので次々読んでいくのが少し大変だった。
    ひとつひとつのアクが強くて簡単にトントン移り変われない。

    しかしこの癖のある感じは本当三浦しをんさんだな〜。
    マンガみたいだ。良くも悪くも。

    題名のキラキラ感に対して期待してたものと違ってがっかり。
    「優雅な生活」「春太の毎日」「冬の一等星」「森を歩く」らへんは割と好き。

  • ヨクワカラナイ

  • 秀逸な短編集

全457件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

きみはポラリスのその他の作品

三浦しをんの作品

きみはポラリスを本棚に登録しているひと

ツイートする