りんごは赤じゃない: 正しいプライドの育て方

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 37
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104544011

作品紹介・あらすじ

どんな子でも、やればできる。正しく導きさえすれば-。美術コンクールを総なめにした公立中学のカリスマ教師が明かす、究極の教育法。

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    2002年発行でちょっと古い?と思いつつ読み始めましたが、とても学びの多い本でした。

    自分は子どもたちと接するときに、目の前の事象にとらわれて、それまでのプロセスを見落とすことが多々あります(反省…)。

    この本を読んで、とにかくまずはよくみることが大切なんだと思いました。
    よくみるのは結果ではなくプロセスで、プロセスを評価することが子どもの自信ややる気につながる、ということだと理解しました。
    いい絵を描いたとか、正解を答えたとか、それ以前の些細なことからどんどん評価する。
    教室に早く来た、字を少しでも書いた、返事をしたなど。
    ちょっとしたところに気づいて褒めようと思ったら、普段から子どもをよくみておくことが何より大切だな…と。
    そして、だめな子、できない子と先入観を持たないこと。

    逆境に負けずに自分のポリシーを貫く先生の様子が、リアリティーを持って描かれています。教員志望の方に勧めたい本です。

  • 「自分は何をしたいのか」を問い続けること。

  • しっかりと観察する。作品制作よりも、前の調べ学習に力を入れる。
    太田先生の教え方はデザイン大学の教え方にそっくりだと感じた。

  • ピアノランドがらみの本から辿った「runrun163711」さんの本棚で見つけた本。
    http://booklog.jp/users/runrun163711

  • 昔、自分が絵について、先生や親から教わったことを思い出した
    この先生に習っていれば、もっと違う絵を描いていたかも

  • 中学校の美術の授業を通して、人間教育をしてきた太田恵美子さんの、授業に対する思いと、子どもたちへの愛情が伝わってくる本。こんな授業受けてみたいなぁと思う。これだけの情熱を持って、子どもたちに接することができるのはすごいことだと思う。

  • カリスマ美術教師、太田先生を追ったノンフィクション。
    感動しました。

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著者プロフィール

音楽ライター/ピアノ教本研究家。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。ピアノ教育とジャズ・フュージョンを軸に執筆、音楽誌『ムジカノーヴァ』『ジャズジャパン』などに寄稿。ピアノ教本研究家として全国で講演を行う。ピアノ講師としても指導に携わる。Facebookで「山本美芽ライティング研究会」を主宰、多くのピアノ講師とともに次世代のピアノレッスンの在り方を追求、発信している。

「2024年 『ひとりですいすいひける! はじめてのピアチャレ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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