めぐみ園の夏

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  • 新潮社 (2017年5月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784104547067

作品紹介・あらすじ

大切なものがここにある――。日本がまだ貧しく、希望だけが遠くに見えたあの頃。昭和二十五年夏。両親に見捨てられた十一歳の亮平は、孤児たちが暮らす施設「めぐみ園」に放り込まれた。厳しい食糧事情、粗暴な上級生、園長夫妻の理不尽、幼い弟妹。亮平は持前の機転と正義感で、自らの道を切り拓いていく。「めぐみ園がなければ、作家になっていなかったかもしれない」――経済小説の巨匠、初の自伝的長編小説。

みんなの感想まとめ

孤児院での厳しい生活を描いた物語は、昭和25年の日本を背景に、主人公の11歳の亮平が直面する困難と成長を鮮やかに描写しています。両親に見捨てられ、孤児たちが暮らす「めぐみ園」に放り込まれた亮平は、持ち...

感想・レビュー・書評

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  • 著者の自叙伝。昭和25年11歳の主人公は孤児院に引き取られた持ち前の機転と正義感で理不尽なことにも立ち向かって自らの道を切り拓いていく。いい本でした。

  • いい話だと読んでいた。でも、自伝と知らない方がよかったかも。昭和25年、小学五年生の亮平は両親の離婚から、めぐみ園という児童養護施設に兄弟揃って入ることに。亮平はあっという間にめぐみ園でヒーローになる。賢いし、礼儀正しいし、心も体も強いし、優しいし。口が達者なのと自惚れが強い所があるが、大人っぽく、誰からも愛され、一目置かれるスーパーキッズ。これが著者のモデルか..。別にいいんだけど。物語としてはラストが駆け足過ぎたので、もっと長編で書いてほしかった。一冊だけ読んだ高杉氏の経済小説よりは好きかもしれない。

  • 兄妹4人が、両親も健在なのに、福祉施設に入れられる。
    朝鮮動乱の昭和25年の時代である。

    令和元年、平成時代は、戦争も無い時代であったが、この時代、戦後とは言え、まだまだ、日本が、貧しい時代であった。

    天国のような所と、、、連れ出されて、児童養護施設に入れられる。
    著書の高杉良氏の自叙伝だそうだが、伯父は、医師であり、血筋は良い。
    そして、主人公である著者は、頭も良く、そして、行動派でもある。
    何でもプラス思考で、よい恩師に心通わす友人達に囲まれている。
    それは、主人公の亮平の持つ性格であろう。

    ボクシングにしても、将棋にしてもコーラスにしても、弁論大会でも、人並みより、秀でている。

    しかし、世間の荒波は、小学生高学年の亮平にとって、つつましい食糧事情や、後ろ盾のある上級生の権力、園長夫妻の理不尽な行動、そして妹の養子など、、、、
    イジメや、施設に居る事の罵詈雑言も、受けて立たなければいけなかった。
    ひもじい毎日でも、自分にだけ貰った物も、全て、園長が、殆ど、取り上げられ、その残りを皆で分けなければいけないのだ。
    言葉でも、反抗したら、そのとばっちりは、体罰と、なって来る。

    でも、こんな場でも、親身になってくれる先生、そして肺炎になってしにかけて、高額なペニシリンの注射でさえ、医師たちが、自分の給料を割いても助けてくれる。
    強い生命力を持っていたのだと、思う。

    しかし、父の元へ帰るか?それとも養子に行くか?、、、の悩みに、自分で決めるのだが、、、、

    その後の続きが、中途半端なほど、書かれていない。
    姉もどうなったのか?
    父の元で、どのように暮らしたのか?
    学校を卒業してから、どのような生活をしたのか?
    結婚をしたのか?
    そんなことも何もなく、幼き妹が、養女に行った話が、平成18年の所に出て来るだけである。

    何か、物足りなさを感じて話が終わってしまった。

  • 4人兄弟が施設で育った自伝的小説。

  • ちょっと中途半端だった様な…

  • 自叙伝とは知らずに完読。幼いころの兄弟の考えの違い(男と女、年齢、経験)が繊細に描かれてワクワクして読めた。良平に憧れる面もあるが、こんなに強い私はないだろうとダブらせながら読む事が出来た。

    • isokenさん
      自叙伝とは知らずに完読。幼いころの兄弟の考えの違い(男と女、年齢、経験)が繊細に描かれてワクワクして読めた。良平に憧れる面もあるが、こんなに...
      自叙伝とは知らずに完読。幼いころの兄弟の考えの違い(男と女、年齢、経験)が繊細に描かれてワクワクして読めた。良平に憧れる面もあるが、こんなに強い私はないだろうとダブらせながら見る事が出来た。
      2017/10/21
  • 施設で育ったなんて、全然知らなかった!
    企業小説しか読んだことがなかったので、驚きと共に新鮮でした。

    その後の話を知りたい。

  • 20170812
    戦後の混乱の中 福祉施設に預けられた兄妹の話。いつもの高杉良の経済小説を期待していたので少し肩透かし。

  • 企業小説、経済小説のつもりで手に取った本だが、期待外れ。戦後の福祉施設に預けられた兄弟姉妹の話で最後までテーマがつかめなかった。それなりに面白く読んだが首をかしげながら読了。ちょっと調べてみると自叙伝だったのね。そんなの読まされてもねえ…というのが正直なところ。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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