警官の血 上巻

著者 : 佐々木譲
  • 新潮社 (2007年9月26日発売)
3.77
  • (85)
  • (156)
  • (151)
  • (10)
  • (2)
  • 本棚登録 :708
  • レビュー :128
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555055

警官の血 上巻の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • この前読み終えた「警官の条件」が本書の続編だったと知り、急いで読了。「警官の条件」の主人公、安城和也の祖父清二が終戦直後に警官になったときから物語ははじまる。

    実直な交番勤務の警官であった清二は勤務地付近で発生した2つの殺人事件に興味を持つ。結局、事件は迷宮入り、彼は事件の真相に達することなく事故死。その後、物語は清二の跡をついで警官となった息子の民雄が登場する。

    3世代で警官となった安城一族を主人公にした壮大な警察大河小説。徳川家康から家光、足利尊氏から義満と日本史では3代目で全盛期を迎える一族があり、安城家も3代目が出世頭となる。

    上巻では終戦直後の混沌とした時代から過激な学生・労使運動の時代までを描き、その時代の現場警察官が何を考え、どう行動したかという歴史書としてもおもしろい。そんな時代と権力に流される警官、安城親子の経験が3代目和也にどう引き継がれるのか、下巻が楽しみだ。

  • 長編にしては 3部作の趣で読みやすい。

    下巻に続く

  • 警察官からみた戦後史といった趣きで、ある意味面白く懐かしく感じながら一気に読んだ。

  • 戦後の時代の描写が興味深い。

  • 第二部民雄になると、するすると一気呵成に物語が展開。今後が、期待できる。

  • 昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。
    管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。
    父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。
    父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。
    戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。

  • 物語の強さにぐんぐんと引っ張られ一気読み。

    警察官になった親子三代の物語だ。
    警察小説の金字塔といっても、ややこしい警察組織に振り回される種類の作品ではない。

    詳しくはここで触れないけれど、謎がちらちらと提示され、その謎を解き明かしたいばかりにページを捲るのも早くなる。さらに戦後の時代背景や世相、実際に世間を騒がした事件を盛り込んでいて、時代の熱や匂いまでが手に取るように伝わってくる。臨場感のある小説だった。

    何より、三代に渡る主人公たちを、ただの善人として警察官を描いているわけではなく、心の中の葛藤がリアルに描かれていて、人間ドラマとしてもたまらない。

    期待以上に面白かった。
    早く先を知りたくて、そのまま下巻へ。

  • 2007年このミス1位だったので読んでみた作品。祖父の死の真相を子があばく。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou4203.html

  • 清野先生のおすすめ

  • 警察小説であり、昭和から平成に至るまで、親子三代にわたる血脈の小説でもある。
    とにかく面白い。

全128件中 1 - 10件を表示

警官の血 上巻のその他の作品

警官の血(上) Kindle版 警官の血(上) 佐々木譲

佐々木譲の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

警官の血 上巻に関連する談話室の質問

警官の血 上巻に関連するまとめ

警官の血 上巻を本棚に登録しているひと

ツイートする