警官の血 上巻

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555055

感想・レビュー・書評

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  • 清二・民雄・和也3代に亘る警官一家の壮大な物語。
    上巻は、清二編・民雄編の前半がおさめられている。

    駐在所長だった清二が追っていた事件。そして、清二の不振な死。
    子供心に清二に憧れた民雄も警官を目指す。
    公安業務にあけくれ、精神を病んだ民雄。
    ふとしたことから、父清二の追っていた事件に触れることになる。

    物語全編は決して明るい小説ではない。
    しかし、父と子と見えない絆を中心に描かれる物語は、
    読者に非常に荘厳な印象を抱かせる。
    佐々木譲作品の集大成を読んでいるような感じ。

    下巻も大変楽しみ。

  • 素直に言って面白くなかった。
    文庫で呼んだのだが、親子三代の警官の話という帯の文句だけで、もう落ちまで読めてしまったような気がした。

    少し推理小説にすれてしまった読者にとっては、(これ以上ないほど悪いことに)予想をまったく裏切らない、そういう話だったように思う。

  • テレビ朝日2夜連続のドラマは面白かった~。
    椎名桔平の絡みなんかもう、ぴったりで。。BL物はぜんぜん興味ない私ですら、おぉ~と思いましたもん。
    2代目の吉岡秀隆も迫真の演技で、すごかった。。
    とくに2代目の舞台が地元の北海道大学だったのでちょっと興奮。当時の学生運動はすごかったんだろうなぁ。
    3代目の伊藤英明くんのところは、ちと物足りないというか。おじいちゃんとお父さんの話に時間を割いたせいか、いまいち説明不足。わかりにくかった。。時間がたりなくなったのかな?

    ということで、説明不足と思われた部分を補填しようと原作を読んだ。

    んー。
    やっぱり3代目編はわかりにくい。。。もしかしたらTVドラマよりわかりにくかったかもしれない・・・。原作の方では、真犯人は最後の方までわからないのね。ドラマでは、最初からばればれだったので、しらっと葬儀に出てたり、親切なオジサン面しているのをみて、(゚皿゚メ)となったけど。

    原作はちょっとまったりした進行で、じれったいというか。ドラマがかなりスピード感あった分、原作は長く感じた。

    3代にわたる警察官の話、ということで、すんごい昔にNHKで見た(気がする)海外ドラマ「警察署長」だったかな?に似てるかなーと思ってたんだけど、どうやら、原作者も「警察署長」影響されて書いたらしい。あれも面白かった(と思う。)

  • 戦後、家族の生活の為に警官になり地元の駐在所勤務を目標に手柄をあげるために任務を遂行した安城清二。手柄を立て念願の駐在所勤務となるが、3ヶ月で死亡。原因がはっきりしなかったが、自殺と扱われた。息子(民雄)も警官となったが、赤軍派への潜入調査が長期にわたり精神面がかなり損なわれる事となった。

  • 比較的重く堅い話なのだが、ぐいぐい引っ張られて読み進みました。濃厚。

  • 下巻が楽しみだ。

    なぜ、清二は自殺と処理されたのか? 激動の時代を背景に真相は明らかにされるのか。

  • 親子三代にわたる警官物。作品全体に漂う暗さが独特の雰囲気だが、読後感のキレの悪さに繋がっている点が残念。

  • ふむ、面白い。

    父の背中を見て警官になった子ども。
    そういうのっていいなと思った。

    まだ予定すら無いけど、息子・娘には立派な背中を見せてあげたい。
    自分が望む自分自身になって、社会や他人のせいにして愚痴るような親にはならない。

    自分が望めばどんな未来だってつかむことが出来る。
    そのことを出来ることなら言葉ではなく、背中で伝えたい。

    --気になった言葉--
    3人って数は揉めるもとだ。男と女の組み合わせでも、男同士でも。(P187)
    ひとはみな、自分が馬鹿であったり、軽かったりすることの責任を引き受けなきゃならないんだ。(P307)

  • ミステリー自体は内容は薄くてたいしたことないけど、タイトル通りの「警官の血」親子3世代に渡る人間模様、最高に面白いです。

  • 上下巻4週間かけて読む。面白さについては読み終わるのに4週間もかかってしまう程度であるとも、4週間かけても読みきるほどとも言えるのかな。あと、毎日カバン入っていて重かった。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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