警官の血 上巻

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 738
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555055

感想・レビュー・書評

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  • 知人に勧められて読んだ久々のハードカバーの1冊。
    読み進めるほどおもしろく、止まらない。

  • 面白いと思うけれども、犯人の心情、殺意とかが描かれてなさすぎると思う。
    犯人がどう戦後を生き抜いてきたか知りたくないか、と。
    戦地の経験だけで、あんな犯罪を犯し、生き抜いていけるものなのか。
    次第に犯人がわかっていく過程で、「何故」という部分がすごく謎だったし、何が戦後の人々の人生を分けていったのか、もう少し他方の血について描いて欲しかった。
    勿論、戦争は圧倒的に無慈悲で救いのない体験かもしれない。
    でも、それでスルーされるとあまりに希望が無さすぎやしないか。

  • テレビドラマで2夜連続放送だったのを初日しか見てなく終わりがわからなかったので気になって読みました。警察に勤める親子三代に亘り続いたミステリー小説。後半が楽しみ。

  • 民雄かわいそう。

  • おもしろい!人情派な清二の話のがおもしろかった。

  • 世襲制度でもないのに 継ぐとか継がないとかヘンだけども
    警官という職業は、そういう考えをするのは事実だ。
    丁寧に書かれているし 読みやすい文体。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    帝銀事件が世を騒がせた昭和23年。希望に満ちた安城清二の警察官人生が始まった。配属は上野警察署。戦災孤児、愚連隊、浮浪者、ヒロポン中毒。不可解な「男娼殺害事件」と「国鉄職員殺害事件」。ある夜、谷中の天王寺駐在所長だった清二は、跨線橋から転落死する。父の志を胸に、息子民雄も警察官の道を選ぶ。だが、命じられたのは北大過激派への潜入捜査だった。ブント、赤軍派、佐藤首相訪米阻止闘争、そして大菩薩峠事件―。騒然たる世相と警察官人生の陰影を描く、大河小説の力作。

    (借)

  • さて、この『警官の血』ですが、ジジ、父、孫と3代とも警官になった
    3人のお話。
    祖父が追っていた事件を父が追い、そして孫まで引き継がれていく…
    敗戦後の混乱期に警官となった祖父、高度成長期に警官になった父、
    現代に警官になった孫。それぞれの時代背景を上手に書いています。
    祖父の負った雪辱を、孫が晴らすのがいいです。
    TVドラマ化されました。

  • 評判になっていたので読んでみる。おもしろかった。

  • 『このミステリーがすごい!』2008年版国内部門第1位作品。上下巻はきついなぁ、ということで見送ってたんだけど、『赤朽葉家の伝説』が思いのほかよかったため読む気になった。これがまたなかなか面白い。

    ただ、この上巻は警官親子三代記の初代清二と二代目民雄の警官話がメインとなっており、然したる謎解きはない。物語り全体を包む大きなミステリーが下巻へと引き継がれる。上巻読み終えたらすぐに下巻を読みたくなる上手い構成だ。

    全体としてストーリー展開が速く、ある意味あっさりと季節や年代が過ぎ去っている。(みんなあっけなく歳を重ねていくし、死んでしまう。) それでいて物語に一貫性が保たれているため、普通に読んでいてあまり迷わず、突然の再登場人物も結構普通に思い出せたりする。あまり無駄な登場人物はいないといったこともあるが、その辺が非常に読みやすい。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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