警官の血 上巻

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555055

感想・レビュー・書評

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  • 長編にしては 3部作の趣で読みやすい。

    下巻に続く

  • 警察官からみた戦後史といった趣きで、ある意味面白く懐かしく感じながら一気に読んだ。

  • 戦後の時代の描写が興味深い。

  • 第二部民雄になると、するすると一気呵成に物語が展開。今後が、期待できる。

  • 昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。
    管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。
    父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。
    父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。
    戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。

  • 物語の強さにぐんぐんと引っ張られ一気読み。

    警察官になった親子三代の物語だ。
    警察小説の金字塔といっても、ややこしい警察組織に振り回される種類の作品ではない。

    詳しくはここで触れないけれど、謎がちらちらと提示され、その謎を解き明かしたいばかりにページを捲るのも早くなる。さらに戦後の時代背景や世相、実際に世間を騒がした事件を盛り込んでいて、時代の熱や匂いまでが手に取るように伝わってくる。臨場感のある小説だった。

    何より、三代に渡る主人公たちを、ただの善人として警察官を描いているわけではなく、心の中の葛藤がリアルに描かれていて、人間ドラマとしてもたまらない。

    期待以上に面白かった。
    早く先を知りたくて、そのまま下巻へ。

  • 2007年このミス1位だったので読んでみた作品。祖父の死の真相を子があばく。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou4203.html

  • 清野先生のおすすめ

  • 警察小説であり、昭和から平成に至るまで、親子三代にわたる血脈の小説でもある。
    とにかく面白い。

  • 色んなところで繋がっているようで面白い。

  • ☆☆☆☆

  • 祖父、父、子と3代に亘る警察官の人生を描いた警察大河小説。
    実感のない時代の話も分かり易い。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/6314507.html

  • 初佐々木譲さんの警察小説。タイトルからして、世代にまたがる警官の物語と思っていたが世代交代が早い。昭和の戦争直後の警官不足に伴う募集に応募する清二。警察練習所での同期と交流の後、生活に絡む駐在所に勤務する。担当で無い二つの事件を追ううち謎の転落死で自殺と処理され第一部終了。第二部は清二の長男民雄の優秀な成績に、公安警察が目をつけ大学内に学生として、過激派内に潜伏捜査官と送り込まれ、よい成績を収めるが過度のストレスで精神を蝕まれる。民雄の目的は、父と同じ駐在所に勤務。そして謎の転落死をした父の死の真相の追究

  • なにかの警察小説ランキングに入っていたので手に取ってみました。

  • 匂うね。

  • ※下巻も含めての感想です。

    事件や謎解きの部分は、清ニの時点で大体は分かると思います。
    そこから、民雄、和也と題名の通りに、
    警官の血が継がれていく物語に大変感動しました。
    壮大な物語というわけでなく、もしかしたらあの時代にあったのかな?
    と、思える生々しさを感じました。

    犯人の言い分からも、あらゆる側面から見なければいけない、
    主人公たちが絶対の正義ではないのは伝わります。
    真っ白な人間などいないと思います。
    しかし、壁にぶつかり煩悶しながらも、
    警官であろうという意思を持った主人公たちには、
    清々しい気持ちになりました。

    無駄な部分がなく、話がどんどん進むので、一気に読むことができました。
    警察の人かっこいい!

  • 戦後間もない時代に警官になった父、戦後の混乱と共に正義感溢れ真面目な駐在。その父が死に、その息子も警察へ。時代は学生運動盛んな頃、潜入捜査により精神は壊れていく。父の死の真相を追うのだが、ミステリー的な盛り上がりってより、その時ごとの犯罪の質や時代背景が細かく、警察官として生きた男の人生を覗いてる感じ。下巻はその息子の話へ。

  • このミス1位。

    とりあえず上巻を読む。下巻が楽しみ。

  • 親子3代の警察官が追った、ある事件を描いた小説。終戦直後から、現在までの時期で描かれている。
    うーん、期待しすぎだったかなぁ・・・。消化不良です。3人の親子が追った事件だけど、その事件そのものの描写が少ない。ちょっとその辺りが消化不良の原因かも。それと、その事件の時代背景も、漸く終わる頃になってクローズアップされてくるあたりは、どうなのだろうか? しかし、この物語は、推理小説ではなく、3人の親子の生き様を描いた、ある意味”大河小説”なので、それはそれで良いのかも知れませんが。テレビ朝日で、2009年にドラマ化

  • 祖父・父・息子、3代にわたる警官の物語。
    それぞれの生きた時代に必要とされた警察とは。
    父親と息子の関係は決して良くはなかったけれど、
    いつか想いは通じるものか。
    詳しい感想は下巻で。

  • 警察小説の長編。戦後の様子を警察目線から描写。清二の死後、息子が遺志を継ぎ、さらに警察になる。公安として活躍後、父と同じ駐在所勤務に。下巻で清二の事件と清二の同期警察とのかかわりをどう決着?

  • この作者の本を読むのは初めて。「笑う警官」っていう題名の本が気になっていた。3代つなげて警官になる一家のはなし。読み始めは、なんの驚きもなく終わるのがこわかったけど、最後に幾つか分かる読者にも隠された主人公たちの事実が面白かった。

  • テレビで見たような気がしてきました。

    仲村トオルさんだったような…

    犯人はあの2人の内のどちらかだったような…

  • 書評を参考に購入した。
    結構面白く読める、続きが楽しめる。

  • 2007年の話題作で、なかなか重厚すぎて手に取れなかった本。
    手に取ってから読み出すまでに2週間。
    最初の5ページでくじけそうになったり。。。

    でも、読み始めると、、、
    すいすい読める本ではありませんが、止まりません。
    親子3代の話で、2代目の民雄の途中までが上巻。
    上巻終わりのほうの左翼への潜入とか緊迫感もあり。
    つながりは下巻で明かされそうなエピソードもあり。
    これは!と思い、下巻へ続きます。

  • 早く下巻にとりかからなくては。

  • 親子三代分の人生を一気読み。長編ドラマを見るようで、どっと疲れた。
    はじまりは祖父、清二。明るく、駐在向きの清二が不穏な死を遂げた。解明したいと息子民雄も警察官になるが、潜入捜査専門になり精神を病んでしまう。孫の和也はついに真相に辿りつくが…。清二の同期早瀬が犯人。問い詰めると、警官は皆汚いことをやっている、と清二のことを話す。それを逆手にとる和也がすごい。

  • 戦争中、戦後すぐ、「ふつうの」人たちがどう生きていくか
    悩み考え、助け合って生きていく下町の様子が
    とても新鮮でした。
    主人公、一代目(といっていいのか?)安城巡査と
    その妻との会話が良かったなあ。
    上巻ではまだまだいろいろなことが謎のままです。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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