警官の血 下巻

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 111
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555062

感想・レビュー・書評

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  • 安城清二、民雄、和也の三代警官。戦後から現代へ、どうつながっていくのかと思ったけど、それぞれで時代を反映したストーリーがあって、警官となった根拠・根本からさ以後には真相がわかる。上司・恋人の登場の仕方もいい。違うストーリーを読んでいるようで、でもつながっている。これは面白かった。このミス1位納得。'08.2.6

  • 戦後警官となった安城清二。混乱の東京で念願の駐在勤務となるが、上野と谷中で起きた2件の殺人事件に関わるうちに・・・。父を見て育ち駐在勤務を希望した息子の民雄は全共闘時代に警官となり身分を隠して北大に通い学生運動を追う。やがて民雄も父と同じ駐在勤務となり父の追った事件を掘り起こすが。。。孫の和也も警官となり、祖父、父が追った因縁の事件に出会っていく。最後の犯人はちょっとがっかり。警察官の物語として読めば面白いけど、ミステリーとしてはいかがでしょうか。

  • <span style="color:rgb(255,102,51);">【昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。】</span><BR><BR>
    上巻ではちょっと退屈にさえ思っていたんですが、下巻で急に展開が速くなります。
    そこで、上官の説明的文章が人物像を知らしめるため必要な部分だったことがわかります。<BR>
    3代続いた警官の家系。祖父、父の追っていた事件の謎の真相を突き止めた和也が現実と建前をどう折り合いをつけて警官として生きていくかを決めていく最後は一気に話が進みます。<BR><BR>
    上巻だけでやめなくてよかった。

  • 三代目が警官になった時には、時代は平成で。
    あ、あの事件のことね、ってわかる内容も多く、入り込めるのですが、
    全体的に昭和の雰囲気を感じながら読んでました。
    何でだろう?

    警察小説って他に読んだ事ないのですが
    たぶんこれっておもしろいと思う。

    よくよく聞いたら『このミス』の大賞でした。
    納得!

  • 親子3代にわたる警官の話。
    2代目の途中から3代目まで。
    すごくシブかった。
    話の最後まではあっけなかった気もするけど、それぞれの警官になるまでとなってからの過程がよかった。

  • 07/12/29〜07/12/31読了。親子三代に渡る警察官の話。読み応えあります。

  • 警察官3代各人が事件を解決するなか初代の無念が末裔で明らかにされる。戦後の第一線警察官に対するオマージュ的作品。

  • 孫になってはじめてわかる色々な真相と、それに立ち向かう孫自身の葛藤が最後に嵐のように降ってくるのがすごかった。眠りたい時間を越えて読みきってしまいました。確かに大賞に薦められたのも判る気がします。

  • ■2008年1月読了
    ■上巻参照

  • 上下2巻ですが、すっと入り込んで一気に読めました。さすがは佐々木譲。文体にゆるぎないし、ストーリー展開も巧いです。親子3代に渡る警視庁警察官の話しなのですが、戦後から現代までの世相を絡めたストーリーが巧みで、しかもそこに祖父の死、父親の死という謎解きを絡めて非常に面白かったです。話が唐突に飛んでたりする感じがあるかもしれませんが、全てがラストへの伏線になっていたりするので気をつけるべしです。非常に面白かったが、これが今年のこのミス国内編の1位だったんですかね?1位は高すぎるかなと思いますが、佐々木譲はここ数年非常にレベルの高い作品を書いているので、合わせ技1本という感じですかね。けど、普通におススメ。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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