- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104555062
感想・レビュー・書評
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上巻の途中から一気に読み進んだ。まっさらな正義はないというのが説得力はあるし、よかった。
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祖父の死の真相は想像通りだったけど、父のはちょっと悲しすぎる。
祖父の生き様だけは共感できた。
戦争の話がでてきたが、
もう戦後70年以上経ち戦争経験者も減ってきた。戦争の話を当事者から直に聞けなくなってきているのはなにより怖いことなのかもしれない。 -
三代に渡る警官の血の物語が終わった。
「血」でしか説明できないような巡りあわせ、合わせ鏡のような運命。一つの謎を軸に、上下巻一気に読ませる面白さ。750Pが短く感じた。 -
どんな結末が用意されているのか、ワクワクしながら一気読み!ながーい物語でしたが上手く乗せられました。おみごと!
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2009/2/19
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2009/10/20完讀
可好喜歡這部作品阿!!!可惜寫太短了,讓人意猶未盡! -
いよいよ下巻。上巻で残された謎に決着がつく。できれば、もう少し意外性がほしかったかも。それでも、親子三代に渡る警視庁警察官の運命と結末の描写は見事で、ミステリーよりもこちらの方が本作品の本当の焦点なんだろうと思った。
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警官一家の2代目・民雄は、駐在になってからは人が変わったように穏やかに。
人質を取った強盗を命がけの説得中に銃撃で死亡、殉職となる。
子どもの頃は母を殴った父には反発していた息子・和也だが、後には警官に。
意外にも上司の内定を命じられる。
祖父と父の死の謎を解くことになる。 -
おもしろい、下巻もあり -
激派潜入の任務を果たした民雄は、念願の制服警官となる。勤務は、父と同じ谷中の天王寺駐在所。折にふれ、胸に浮かんでくる父の死の謎。迷宮入りになった二つの事件。遺されたのは、十冊の手帳と、錆びの浮いたホイッスル。真相を掴みかけた民雄に、銃口が向けられる…。殉職、二階級特進。そして、三代目警視庁警察官、和也もまた特命を受ける。疑惑の剛腕刑事加賀谷との緊迫した捜査、追込み、取引、裏切り、摘発。半世紀を経て、和也が辿りついた祖父と父の、死の真実とは―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐々木 譲
1950年北海道生まれ。自動車メーカー勤務を経て、79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞する。歴史小説も手がけ、2002年『武揚伝』で新田次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)