- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104555093
感想・レビュー・書評
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帰国がいつになるのか、そう思いながら読み進めたので意外なフィナーレでした。
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初めは淡々と文字を追っていたが、主人公がローマで弟子入りする辺りから、俄然引きずり込まれた。
必ずしも史実ではないのだろうが、日本や欧州の時代背景と相俟って、さもありなんと思わせるところはさすがである。 -
普段歴史物って滅多に読まないけどこれは面白かったな_φ(・ω・` )
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築城という夢を胸に、言葉も通じない異郷で、自分の力で生きぬいていく。妻も友人も子供も出来た次郎左なのに、いつか日本へ帰って父が徳川家康とした約定に応えようとしているところが、ばかばかしくもあり又それが彼を支えたのだろうとも思う。
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[2014.01.09]
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新聞書評にあったので読んでみました。
読み応えあり。
16世紀から17世紀に掛けてのヨーロッパの歴史が勉強になりました。
最後は戻るのかと思ってたらそのままなんだ。
すごく面白かったって感じではなく、ああ面白かったって感じ。 -
日本にヨーロッパ式の城塞、見てみたかったなぁ。
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信長の命で、西洋に渡った石積み師が、築城の道を究めていく。
共和国とイスパーニャの戦い。
まさに戦の真っただ中で進化していく、築城の技術。
次郎左を通して、当時の雰囲気が感じられる。
日本と違った、西洋の城塞の在り方は、興味深い。
やや駆け足の感。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-39da.html -
16世紀末の戦乱のヨーロッパに渡った日本人職人の数奇な運命の物語であると同時に、時代や場所を問わない、「働く」ということについての極めて普遍的な物語。
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」的な。
かなり大部な書ではあるが、それでも全体としては駆け足でざっくりと描いた印象。
NHKでいえば「プロジェクトX」的な、築城や攻城戦についても、もっと掘り下げて読みたかった。
しかし、最初から最後までダレる処がまるで無い、一気読み必至の好著。