獅子の城塞

著者 :
  • 新潮社
3.30
  • (1)
  • (30)
  • (24)
  • (5)
  • (4)
本棚登録 : 168
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555093

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 帰国がいつになるのか、そう思いながら読み進めたので意外なフィナーレでした。

  • 初めは淡々と文字を追っていたが、主人公がローマで弟子入りする辺りから、俄然引きずり込まれた。

    必ずしも史実ではないのだろうが、日本や欧州の時代背景と相俟って、さもありなんと思わせるところはさすがである。

  • 普段歴史物って滅多に読まないけどこれは面白かったな_φ(・ω・` )

  • 築城という夢を胸に、言葉も通じない異郷で、自分の力で生きぬいていく。妻も友人も子供も出来た次郎左なのに、いつか日本へ帰って父が徳川家康とした約定に応えようとしているところが、ばかばかしくもあり又それが彼を支えたのだろうとも思う。

  • 最後の方が駆け足だったのが少し残念。
    ページ数が増えてもよかったのでもう少しじっくり読みたかった。

    ただ歴史の勉強になった、サン・ピエトロ大聖堂、オランダの独立に日本人が関わっているとは知らなかった。

    歴史の影にうもれた人の話が大好きなので、こういうのを大河ドラマでやってほしいな

  • [2014.01.09]

  • 新聞書評にあったので読んでみました。
    読み応えあり。
    16世紀から17世紀に掛けてのヨーロッパの歴史が勉強になりました。

    最後は戻るのかと思ってたらそのままなんだ。

    すごく面白かったって感じではなく、ああ面白かったって感じ。

  • 日本にヨーロッパ式の城塞、見てみたかったなぁ。

  • 信長の命で、西洋に渡った石積み師が、築城の道を究めていく。
    共和国とイスパーニャの戦い。
    まさに戦の真っただ中で進化していく、築城の技術。
    次郎左を通して、当時の雰囲気が感じられる。
    日本と違った、西洋の城塞の在り方は、興味深い。
    やや駆け足の感。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-39da.html

  • 16世紀末の戦乱のヨーロッパに渡った日本人職人の数奇な運命の物語であると同時に、時代や場所を問わない、「働く」ということについての極めて普遍的な物語。
    NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」的な。
    かなり大部な書ではあるが、それでも全体としては駆け足でざっくりと描いた印象。
    NHKでいえば「プロジェクトX」的な、築城や攻城戦についても、もっと掘り下げて読みたかった。
    しかし、最初から最後までダレる処がまるで無い、一気読み必至の好著。

全23件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木譲の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×