阿修羅ガール

著者 :
  • 新潮社
3.29
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本棚登録 : 1216
レビュー : 264
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104580019

感想・レビュー・書評

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  • 好きでもない同級生・佐野とヤッた翌日、同級生からトイレに呼び出されて反撃、そこで佐野が誘拐されて足の小指が送りつけられてきたことを知った愛子。インターネットサイト≪神の声≫ではしばらく前に起こった三つ子殺人事件の犯人・グルグル魔人を捕まらないことを理由にキッチンハンティング(中学生襲撃)の巻き添えを食らった愛子は怒涛の脳内世界(?)へと飛び込んだ!

    ぶっ飛んだ文章。三点は一つだけ、疑問符の後ろはつめて、波ダッシュもポイント・フォント変更も自由自在。読んでいるうちにぶっ飛び具合が楽しくなってくる。

  • 佐野とやっちゃったアイコは、次の日同級生にシメに会って
    佐野が誘拐されてるのを知る。アイコはひそかに好きな陽治と佐野探しを始めるが、
    シメられて反撃をくらわしたマキに金槌をくらう。
    そこからアイコの三途の河の世界に入る。
    陽治は霊媒師を通して川の崖に言葉を描いて助けようとするのに、アイコはそんな時
    を利用して嘘でもいいから好きと言わせようとして、あっさりフラれ、更に自分で落ちてゆく。
    森の中で怪物に追いかけられながらも結局食べられてしまい。
    グルグル魔人のニート殺人者の中にも直接つながってしまう。
    オタク風貌な霊媒師桜月淡雪に助けられるが、陽治はグルグル魔人に殺された三つ子の
    母親といい感じになるし、ムカつくけどとりあえず桜月淡雪と歩いてゆく。

  • 結局佐野は見つからないんかい!!と思った。
    佐野くんは主題の犠牲になったのだよ…。

    一人称の小説でこれ以上バカっぽく描くのは難しかろうというくらい直情的かつ短絡的に描かれる(高校生ってこんなものかもしれませんが)。
    実際考えてることってあれくらいとりとめがないのかもしれませんね。

  • 独特な文体に惹かれて手に取った本。喜多ふありさんと似ている。
    ただ、この人の本は読んでいてとても疲れる。

  • 第一印象は苦痛だった。読みすすめて行く内にそんなに悪くないかなと思いつつも、石田衣良のIWGPを読んでるときのような大人が書いた中学生の世界観、暴走するネット住人、作家にとって都合のいい無能な警察などの設定にひたすら嫌悪を感じた。二部の印象も苦痛だった。ここより後は軽く読み飛ばしながら読んだので触れないことにする。
    古い埃まみれの洋館へ興味本位で入ってしまったような気分だった。人によっては洋館ではなく、古墳やピラミッドに見えるというのも納得できる作品ではあったけれど、私はしばらく近づきたくない。

  • 本を、本屋や図書館で手に取るときって、
    中身ぱらぱらっとみるじゃないですか。
    でもこの本は、手に取って
    「表紙女子高生じゃん!買おう/借りよう!」
    て思ったらもうすぐレジなり貸出カウンターなり行った方がいいです。
    途中すごくびっくりするページがあるので。

    友人はそのページにびびって借りるのやめたそうですが、
    それはちょっともったいない、
    舞城にしてはずいぶん読みやすい方の物語だと思うので、
    ぜひ例のページにびびる前に買ってしまっていただきたい。
    なかなか甘酸っぱいお話です。

  • 舞城王太郎の、この意味不明で着地点がよくわからないぶっ飛び方がすき。愛ってなんぞや?ラブってなんぞや?っていう問題に行き着くのもすき。インパクト大な書き出しと、刹那的な女子高生の独白。でもよくよくちゃんと読んでみると、普段自分が考えていたりすることだからちょっと焦る。
    なにがなんだかわからないはちゃめちゃな文章の中に、埋もれてる言葉というものがあってしかもそれがけっこう深いところをえぐるもんだから、タチが悪い。言葉の濁流の中に飲み込まれてもがいてみるけれど、抵抗できずに流されて終わってしまう。
    でもそれが心地好いのだから仕方がない。
    桜月淡雪、いいキャラだよね。

    (284P)

  • これは正直‥そんなに楽しめませんでした

  • 三島由紀夫賞受賞
    予想通り取りとめのない話だった。
    アイコの同級生の佐野勲が失踪し、その騒ぎの中ネットが炎上したり暴動がおこったり、とても大変なことになるのだが、どこまでがどうなのかわからない。
    最後にアイコはこちらがわに戻ってくるのだが、よくわからない

  • 生々しくて恐ろしい小説だった
    話の良し悪しはともかく、私にはグロテスクすぎるのでもう読まないと思う

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著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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