阿修羅ガール

著者 :
  • 新潮社
3.29
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本棚登録 : 1298
感想 : 269
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104580019

感想・レビュー・書評

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  • はじめの30ページくらいはおもしろいかったけど、あとは苦行

  • とりあえず読み終わりましたが…なんですか、これ?

    一人称小説をそんなに読んだ記憶が無いので、読み方がわるいのかもしれませんが、何がなんだかよくわかりません。

    主人公の頭の悪そうな台詞回しが苦手ですね。結構読み進めるのが辛かったです。

    一章後半からの場面転換までは、ある程度ついていけたのですが、二章に入っていきなり訳のわからん場面に転換してしまって、あれ?これ短編集?とか思うような感じでかなり混乱しました。あとがき見たら、二章はなにか元ネタがあるらしいですが。三章に入って場面が戻ってきて、ああ、ちゃんと続きなんだなとホッとする感じです。

    三章に入ると落ち着いた雰囲気になって読みやすくはなりましたね。

    とにかくわけが分からなかったですね。

    最初の展開的にミステリーかと思ったんですが、事件はかけらも解決してないので、これはもしかしたら文学なんですかね。

    場面描写については用意に想像できて、二章についてはホラーの雰囲気がばっちり出ていました。一章の後半は時々クエスチョンが出ましたけども。

    とはいえ、先に何度も書いているように、結局面白さもなにもわかりませんでした。

  • こわかったああああああ 人間こわいいい
    最初の30ページが一番楽しく読めた
    後半こわくてちゃんと読めなかった すごい本だと思ったけどわたしには合わなかった 面白かったんだけど文章が凄過ぎて心にくるし、こわすぎた

  • 読むのに疲れました。

  • 高校生らしき少女の一人称の語り

  • ハチャメチャすぎてテンポ掴むのに苦労した。
    作者さん、面白い脳内してるな、と。

  • 恋するアイコがガーリッシュに悩んでる間も世界は大混乱! 殺人鬼はグルグルだし子供は街で大爆発! 魔界天界巻き込んで、怒涛の傑作、今ここに降臨。

    ------------------------

    確か、この作品、色々と評価高かった気がするけど、いまいち合わなかった。

  • 2011.9

  • 子供が呪いの森に入ったら変なオカルトパワーで宙に浮いて四肢や胴体や首をねじ切られて死んでいくという「森」のグロホラーが楽しかった。本作で評価に値するのはそれだけ。目立つために裸で踊りを踊っているような皮膚的な露悪趣味全開で最後まで突っ走る作品。別に斬新さや時代性もないし、話の進展もほぼ何もない。ただ女子高生が繰り言するだけのストーリー。

    と流し読みした感じでは思ったのだがhttp://chiruda.cocolog-nifty.com/atahualpa/2004/05/post.htmlにまともな批評があった。

    読んで面白いと思うものはすなわちエンターテインメントで、整合性があり、起承転結があり、オチがあり、それが一定の感情を引き起こすよう整理整頓されたものなのだが、やはりそれによって描き出せるのは所詮面白いお話にすぎず、下らなく無意味で近寄りたくもないような薄汚くてバカで卑小な人間がいるという現実に本当に歩み寄るには裸踊り的をしなければならないのだろう。
    裸踊りは下品で最低だが、そうは言いつつも裸で踊れる奴は少ない。そういう意味では価値のある作家なのかもしれない。

  • 三島由紀夫賞受賞
    予想通り取りとめのない話だった。
    アイコの同級生の佐野勲が失踪し、その騒ぎの中ネットが炎上したり暴動がおこったり、とても大変なことになるのだが、どこまでがどうなのかわからない。
    最後にアイコはこちらがわに戻ってくるのだが、よくわからない

  • 舞城王太郎は好みが別れる作家さんです。で、私はというと、どちらかと言えば苦手な部類に入るかも。(だったら読むなよ!って一人ツッコミ)
    今回も女子高生を主人公に現実と妄想が入り乱れる舞城ワールド全開。正直良く分からないまま終わりを迎えました。
    宗教性を含めた人の生死、そのメッセージが伝わりにくいというか、
    つまりは物語として面白くない!(言っちゃった!)
    やっぱりぶっとび過ぎるお話はニガテなようです、自分。

  • 作者の脳内妄想が生み出したビッチ女子高生のおバカで独善的な脳内妄想に延々と付き合わされる。そんな小説。
    ひたすら読みにくい文体というおまけ付き。

    特に、帳尻合わせのような最後の独白は、論理破綻も甚だしく、読んでてゲンナリ。だったら、こんな自己正当化のための解説なんて、初めから付けなきゃいいのに。

    作者はこの小説で何がしたかったんだろう?“今時”の女子高生に寄り添うわけでもなく、そんな時代を笑い飛ばすわけでもなく。結局は自分だけで勝手に盛り上がっちゃってるだけって印象。

    秀逸なタイトルと装丁、冒頭のワンセンテンスに敬意を表して、☆ひとつオマケ。

  • アイムプリティファッキンファーフロムOK

    舞城さんの作品をまだまだ読みたい
    是非川を泳ぐ蛇見たいのだけど、実際にはいないのかな?

  • 三部構成の第一章は良かった。
    独特のチャライ文章が気持ちいいくらいに暴走してて、
    初・舞城王太郎はとてつもなく素晴らしい出会いになりそう...
    とか思えた。

    第二章で早速雲行きが怪しくなった。
    後々効いてくるんだろう、というのは分かってても
    こういう妄想の世界はきつい。完全に萎えた。
    で、これがどういう風に効いてくるのかと期待して読んだ第三章には、
    更に追い討ちをかけられた。
    前の二章を全然消化せずに、は?っと思ってるうちに終わった。

    何これ?何の話よ?
    読み始めたときの興奮を返して欲しいな。

  • テンポがいい作品ですが、独特過ぎした

  • 思春期女の子の気持ちが直接その子の言葉で語られているようでした。
    それに、狂気的事件が混ざって、オカルトな面も混ざって、すごくカオスだと思いました。

    ちょっと女の子こんなことばっかり考えてるのか??ってなりましたが、そういうひともいますよね・・・・
    でもその年のそういう女の子のリアルな言葉にして、ちょっと文字として読みづらかったです。目が滑る感じ・・・・

    緊迫した場面などはすごく別の意味での臨場感があったと思います。。。

  • よくわからない。前衛的なんだろうなあ。
    グロいのが苦手な身にはつらい。陽治は好き。

  • 洪水のような文章
    アイコ風に言えば、ま、結果オーライって感じじゃん?

  • ジョシコーセーの口調で書かれた作品。

    ぶっ飛んでる。
    内容も、わけわかんない。

    新しいのかもしれない。
    でも、私は好きじゃない。
    好みが分かれる作風なのかな。

  • これって小説としては破綻してるんじゃあないか?
    この主人公のアイコ、アタシビッチじゃあねえよ、カス!!ってぶち切れてるけど、満場一致でビッチでしょ・・・
    主人公の本心であるキャサリンとの会話はおもしろいと感じるけど、いまいち物語の現状把握が難しい
    いきなりアルマゲドンって状況に放り投げられても整理できない
    確かにある意味で新境地を開拓してるのかもしれない

著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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