ディスコ探偵水曜日〈上〉

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 685
レビュー : 100
  • Amazon.co.jp ・本 (621ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104580033

感想・レビュー・書評

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  • バカ長いバカミスといっても誇張はない。
    舞城ミステリーの総集編で決定版。
    歴代の名探偵集合。でもすぐ死ぬ。
    図解が好きだがなんのこっちゃわからん。
    本文イラストも舞城。
    この作品を本当に理解するのはできないんじゃないか?
    これから下巻読みます。たぶん意味不明。
    でもこれが舞城王太郎。いつでも異常でバグってる。
    テンション高く人がたくさん葬られ、
    ぐちゃぐちゃでスピーディで、
    清涼院流水で下ネタ多い。
    でも好き。この感じ、無理解を理解するという快感。
    快楽のかたまりでセックスすぐ出てくるし、
    おもちゃのように人体切り刻む著者舞城。
    どんどこどんどんどこどん。

  •  雉鳴き竜戦ふ、自ら以て杜撰と為す。

    舞城王太郎の奇才が遺憾なく発揮されている。竜になって雲を呼び、虎になって風を起こすが如しとはこのことだ。ドクラマグラ並みの狂気と艶麗さ、そして筆舌に尽くしがたいヤバさを感じた。読めばたちまち引き込まれるとともに、眩暈を覚えることだろう。

  • 1月に新しいPJに入った際、通勤用に購入。
    学生時代から読もうと思い続けてやっと!です。

    とにかく「just fact」という言葉が頭に残りました。

  • 大作で内容も込み入っているので、読み進めるごとに引用のメモも取りつつねこの文章を更新することにした。

    ・上巻の第二部を読んでいる途中。
    第一部の「梢」が読者を試すような文体でぐずぐずと進み
    読み進むのがしんどい内容だったのだが、
    水星Cが登場するあたりから登場人物が動き始める。

    作者の本領が一気に発揮され。サクサクと読み進めることができるようになっている。
    問答無用の展開も痛快。
    このあとどうなっていくか楽しみ。


    ・現在第三部の途中。
    名探偵・八極の推理が無茶苦茶だが、そのあたりからさらに妄想と現実の境界が混沌としてものになっていく。

    奇妙なことが起きて、それを推理するが、それを覆す事実が起こりさらに物語が進んでいくというストーリー展開構造のようだ。
    しかしすごい小説だ。

    ただ、これだけの筆力があり、かつ意表をついたイベントを配置して物語を展開する力があれば、
    その気になれば、300ページ程度の長編を書いてものすごい数の読者を獲得することができると思うのだが。

    もったいないという言葉も変だが、この人は一般読者を獲得することをあえて避けているのかなとか思う。
    文庫版の表紙も、
    わざと広い範囲の読者獲得を避けるようにしているとしか思えないし。

    ・現在、第三部途中。
    “人の意識が世界を作る”という
    重要なテーマが桜月淡雪こと加藤から語られる。
    いやー面白いですね。
    これって近年の小説、映画とかですごく重要なテーマになってますよね。
    “妄想が世界を作る”ですね。
    それぞれのキャラも立ってていいですね。

    上巻読了
    ついに主人公は時空を超えることのできる存在に。
    このあとは書くことはルール違反と思われるので省きます。
    なんか
    「続く」
    て感じの終わり方ですねー

  • この人が書く外国人すき!

  • なんか整理できないままとりあえず読まないと的な思いを感じてしまった。

  • すっげー

  • この著者の作品はまだ二作目だが、やっぱりこういう文体なのね。
    読者を置いてけぼりにして、ぶっちぎる暴走スタイル。
    必死で食らいついていけば“面白い”っていうご褒美も用意されてた。
    常識を打ち砕くストーリーで、ミステリなのか、SFなのか、
    一体全体何なのか判然としないけれど、
    総合エンタテインメントって感じかもしれない。

    ミステリという視点から言えば、個人的にその醍醐味は
    探偵が事件の真相を得意げに披露するとこだと思ってるけど、
    この作品はそれが何度も繰り返されるので、
    ミステリ小説数冊分の楽しみがあったかな。

  • 脳内のつぶやきを一言たりとも書き逃すまいとするかのような暴力的な文体と、怒涛のごとく繰り出されるトンデモ見立てや推理に目眩がする。自作やそのキャラクター、実在の編集者といったメタとネタの使い方にもニヤニヤ。これでまだ上巻……

  • ただでさえ舞城さんの作品は好き嫌いが分かれますが、これは表紙だけでずいぶん篩いにかけられてる気がします(笑)これだけの情報量を練りこんで、最終的に「愛」にもって行けてしまうのはこの人ぐらいだろうと思います。良くも悪くも舞城節。それまでの舞城さんの総決算的な作品です。個人的には好きです(が、表紙が初音ミク風なこともあり、人に勧めるのはちょっと気が引けてしまいます…)。ちなみに上巻の最後の方でもそうですが、下巻では話がぶっ飛びまくるので、上巻と下巻でもかなり好みが分かれる気はします。

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著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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