- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104587018
作品紹介・あらすじ
"建築"が表象するのは国家の欲望なのか?旧時代を打破する革命の予兆なのか?西欧モダニズムを独自の形で変形し受容した日本近代建築の変遷を大胆に再構成し、自らの活動を見つめ直す表題作ほか、イセ、重源、カツラからインターネット時代の新都市像まで、世界的建築家による日本=建築論の記念碑的集成。
感想・レビュー・書評
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建築における「日本的なもの」
(和書)2010年05月27日 23:44
2003 新潮社 磯崎 新
凄く面白かった。
とても参考になる。
磯崎新の本はスリリングで刺激的です。
もっと読んでいたい。
他の本も渉猟したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学生購入希望で購入した図書(2020年度)
【所在】2F開架
【請求記号】521.04||IS
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/195058 -
同時に読んだ「現代建築に関する16章」よりも難しい。しかし読むことによって、観たことのない桂離宮や外からしか観たことのない伊勢神宮について、観たい気持ちがつのった。
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898夜
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内容(「BOOK」データベースより)
“建築”が表象するのは国家の欲望なのか?旧時代を打破する革命の予兆なのか?西欧モダニズムを独自の形で変形し受容した日本近代建築の変遷を大胆に再構成し、自らの活動を見つめ直す表題作ほか、イセ、重源、カツラからインターネット時代の新都市像まで、世界的建築家による日本=建築論の記念碑的集成。 -
未読。
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2008/07/18 読了
2009/10/22 読了 ★★★ -
7世紀末・12世紀末・17世紀初・20世紀中期の日本で起きた出来事が論じてある。
これらの革命期に押し寄せた島国日本への文化的外圧。
文化的外圧を受容し前の時代と断絶する。
前時代と断絶した輸入された形式に反発し非難しそしてそれを超越しようとする。
この変化をもたらしたものこそが日本的なるものの探索に他ならない。
といった論が展開されている。
そして現代。
グローバルな社会にきえた国境線。
閉港不可な時代は日本を東アジアの孤島ではなく世界の群島のひとつになる。
その時この日本的なる概念は姿を消す。