夜の桃

  • 新潮社 (2008年5月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784104595037

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから想像する通りちょっとエッチな小説。
    男性の性への理想、幻想ばかりを訴えていて正直幻滅。描写も官能さがない。苦笑。
    読みやすいと言えば読みやすいので一応星ふたつ。

  • 様々な欲望が渦巻いている。
    露呈をおそれているけれど、明るみに出ることに怯えながら身を委ねることの方が、身を引くことよりもたやすく魅力的で決して抗えない。

    頭ではどこかで破綻するとわかっていても、その快楽の前にはひれ伏すしかない。
    だからこそ

    欲望なのだと、そう思う。

  • 前に読んだ本。
    エロかったことしか思い出せない。

  • 何も思わずたまには石田衣良さんの本でも読もうと図書館で借りたら、お色気系だった。
    妻のほかに愛人1号、2号と二人いる。仕事の出来る人はお盛んという勝手なイメージがあるから、それはヨシとしよう。
    若い愛人2号が出現したからか、絶妙な関係だったバランスが崩れたのか。この千映が1番したたかだったのかもしれない。
    自分の気の済むように行動しているんだもん。最後もスパッといなくなるしね〜。
    男より女のほうが主導権をにぎっているものなのかもね。

  • 官能的な小説。でも官能小説とは違うかな。
    仕事も金も妻も愛人もすべてを手に入れた男。
    そんなバブルをやり過ごし成功した中年男性目線の話。
    話の最後の最後ですべてガラガラと音を立て崩れてはいくが、
    後半までは男の願望をすべて満たした羨ましい話ではないだろうか。
    ほとんどの女性からは共感を得られないであろう。
    愛する妻・長年の愛人・新しい若い愛人の間を上手に泳ぐ様は、
    普通の女性ならば読んでいて気持ち良いものではない。
    (私は普通じゃないので、嫌悪感はないが。笑)

    文中で、男の妻の読んだ小説の話が出てくるが、
    どうやら自らの作品『眠れぬ真珠』のことのようだ。
    そういう手法はシャレてて上手だと思った。

  • 官能小説だよなあ、どう考えても。
    しかもオトコ目線、ご都合主義。
    最後は〆てみたけど、どーね?みたいな。
    経験が至極少ない私がいうのもナンだが、千映がここまでイクか?
    題名といい、表紙といい、飲み屋の名前といい、お尻の描写といい、一貫性というか、こだわりというか、ま、わかるんだけどさ。ちょっとくどいっすね。

  • 中年男にとっての、お伽噺と思って読んでいたら、最後は中年男にとっての、ホラー話みたいなことになってしまった。

  • 官能部分は流し読みしてストーリーをしっかり読んだけど最初から最後までなんとなく予想してた通りに全てが進んでしまい、ありふれた感が否めない。
    むしろ最後千映にも裏切られたらよかったのにとまで思えた。

  • 官能的でよかったけど、主人公愚かすぎて何も言えねぇ。ほんとお調子者で自己中。
    良かったところ引用↓
    『生きていくことに意味はない。きっと快楽にも意味はないのだろう。だが、それが神が仕組んだ生殖の罠だとしても、ひととき肉のよろこびに狂えばいいのではないか。(中略)セックスのなかに、生の終わりを見る』
    『指に触れる女の肌の感触を、残しておけないのが残念だった。音や映像のように粗雑なものなら簡単に記録できるが、女の肌の触れ具合をレコードできるほどの技術を人間は持っていない』
    『女のいない男たちに幸福などやってくるはずがなかった(中略)。
    人を愛する力を失えば、人間などただの機械と変わらなかった。この世界を見ろ。働く機械、金をつくる機械、組織を守る機械に、満ち溢れているではないか』

  • 男って馬鹿だなと思った。
    欲望に翻弄されまくる男女が滑稽だった。読んでいる自分はもちろん冷静だから、馬鹿だな〜と思いながら読んでいるけど、実際この泥沼にハマってしまったら自分を客観視できなくてこの人たちみたいに溺れてしまうのかなと思うと怖かった。(もちろん小説だからこんなこと現実にはないんだろうけど!)

  • 官能小説にハマって石田衣良さん2冊目。

    男が経営の傍らで女を侍らせている。

    女は自分の周りを回る日常、常になにか目を見張りながら、己自身の欲望に身を任せている。

    それぞれが噛みあいながら物語を動かしていく。

    それぞれなのに、なんでこんなに噛み合うのか。

    千絵ちゃんと奥さんがすごい!!見習いたい。

  • きもい!
    男とは…みたいなのに酔ってるし
    まだまだ、これからだ!
    ギラギラ
    みたいな。
    こんな人種はもう終わり

  • 最近は(って言っても結構前の刊行だけど)こんな作風ばかり?
    おすすめは絶対にできない。
    でも終わり方が清々しい。

  • 経営している会社は順調、美しい妻との仲も円満、更には年下のセクシーな愛人との仲も円満。
    地位も名誉も金も、そこそこ持っていた。だが人生の主役が自分だという実感が無かった。
    バランスが取れているとすら感じていた三角関係は、彼女と出逢ってしまった事で崩れてゆく…。

    はっきり言うがエロさばかり目についた。
    中年男の願望とか妄想とか、そういうものに満ち満ちている印象を受けました。
    さりとて男性読者からすれば「こんなウマイ話あるわけないだろう」と一蹴、かも知れないけどね。

  • 著者はIWGPシリーズに代表されるいつもの作風を超えて、新しい表現手法に取り組もうとしているのだろう。本作では官能の世界を描くことをテーマとしているのか、大半が行為そのものの描写に費やされている。相対的に、ストーリーとしてのプロットや登場人物の心象風景の描写は薄くなっている。それでも読み手を最後まで引っ張り、物語としての落ちをつけるのは流石ではあるが、ページを捲る手がもどかしい感じはいつも程ではない。こうした取り組みを繰り返す中で手法として消化され、いつか物語の中で生かされて行くことを期待したい。

  • 3股したおじさんの話。
    バカバカしい一冊。

  • 妻、長い付き合いの愛人、若い愛人…3人の女性の間をいったりきたり。仕事も女もうまくいっている広告代理店社長の話。
    石田さんの官能小説って、なぜだか官能的ではないんだよな…足りない。刺激がどうのこうのではなく、何かが足りない。毎回、淡々としていると感じ。そこがもっと上手ければ、星が増えたと思う。

  • どうしようもなくだらしない男の話。回りの女がみんな去っていって当たり前。
    ただエロいだけで斜め読みで何も得なかった、石田衣良にしては珍しい本。

  • 昔図書館で借りた記憶があります。
    正直私には全く合いませんでした…。
    石田さんの書く作品では一番下だと思いました。
    評価が低いのも当然でしょう。

  • 12/10

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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