重力ピエロ

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104596010

感想・レビュー・書評

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  • 読み終えてから、いつもより少し重い重力を感じた。
    翌朝起きるとき、正直身体が重かった。
    普段忘れて生きていることがいっぱいあるなーと思った。でも全部はっきり覚え続けていたら、人は大半が不安定な日常を送ることになるんかな。
    忘れたり思い出したり。そこら辺のバランスをとるのもなんか難しいな。

  • *

  • 図書館のおみくじ企画で縁のあった一冊。重く苦い内容のはずなのに、終始すがすがしく、すっきりとした読後にカタルシスが。分厚い本なのに止めることができない筆力に引っ張られて、気づけば読了。素敵な本に出会わせてくれた図書館員さんに感謝。

  • やっぱり、伊坂さんといえばこれこれ!と再読!
    決してハッピーエンドとは言えないんだけども、読み終えてなんとも爽やかな気持ちになる、伊坂さんの代表作!
    重いテーマの中でもどこかほっこりする、素晴らしい作品だと思う。

  • 初の伊坂幸太郎。細かく特徴的な表現で、文章がかっこいい。次はどれを読もうか。

  • 重力ピエロ

  • テーマが重いなぁと思いつつ、先が気になってドンドン読み進めてしまいました。他に、やらないといけないこともあったので、困りました。


    兄弟と父親、一緒に謎解きの話をする場面が良かったです。家族の絆ってやつ、良いですね。


    あと、色々と張られた伏線も、最後にはちゃんと収束されるのが、伊坂幸太郎の作品のいいところですね。村上春樹とかだと伏線っぽいものは放置されますからね笑


  • 以前読んだ「マリアビートル」や「モダンタイムス」でも正義とは?悪とは?っていう話だったけど、この作品は中でも重い内容だなと思いました。
    伊坂さんの独特なユーモアのある会話はいつも通りなのでテーマのわりには読みやすいのですが、それでも他の作品よりすらすらとは読めなかった。

    何をしたら悪なのか、何が正解なのかとか、何があれば家族と呼べるのかとかいろいろとシリアスな問題を叩きつけられるので、わりと頭パンクしそうになります。
    でも日常ってそういうもので誰しもが少なからず抱えている重いものがあって、それを陽気に笑ってみたり気休めに美味しいご飯を食べてみたりする。
    それが重力に逆らうピエロってことですね。

  • 一行目から素敵、面白い
    とても感動した

  • 久々に読み直してみたけど、やっぱり面白い。

    「本当に深刻な事は、愉快に伝えるべきなんだよ 」
    「人を救うのは、気休めの美味い料理」
    「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんてなくなる」

    台詞の一つ一つが好きです。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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