重力ピエロ

著者 :
  • 新潮社
3.82
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本棚登録 : 12809
感想 : 1642
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104596010

感想・レビュー・書評

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  • その昔、転勤する先輩がくれた中の一冊。それからこっちも何度も引っ越したけど、そのまま積読で持ち歩き。そろそろ読もうかと思い立ち、読了。
    久々の伊坂幸太郎。もちろん舞台は仙台で、カカシも登場。
    細かい章立てで、飽きることなく読めたけれど、どういう展開になるのか途中は分からなかった。真ん中過ぎてから、のめり込んで一気読みでした。
    テーマは重いね。何が正しいのかよく分かりません。

  • 血の繋がりを超えた兄弟や親子の絆やおもいがつまっていた。人を殺したことが、それこそ重力を感じさせないほどサラッと書かれていて、絆の強さがより濃く感じられた。

  • 友達に勧められて読んだ本。
    ミステリーがあまり得意ではない私は恐る恐る読み始めたのだが、思ったよりも怖くはなく、楽しみながら読み進めることができた。

    登場人物たちの会話がウィットに富んでいて、自分まで頭が良くなったような気がした。

  • 兄弟、そして親子のやりとりが堪らなく可笑しい。
    さすが伊坂幸太郎という感じで、著者の中で1番好きかも。
    ただ、最後はうーんという感じでした。残念。

  • 遺伝子と兄弟愛、親子愛。


    連続放火の謎と、
    謎の女夏子さん

    そして、殺人


    だんだん明らかになっていく事実を
    飄々と、何だかユーモラスに描いていて。

    最後の一ページまで、
    なんだかハッピーエンドな気分だった

    のに!ラスト一行の衝撃。

  • 冒頭の1行だけを知っていた本。その時は何故か小説までは手を出さなかった。伊坂幸太郎さんの読んでいない小説が読みたくてこの本を開いたら、知っている文章で驚いた。というか、今まで忘れていたけど思い出した事に驚いた。それほどまでに心に残ったんだろうなぁ。
    単行本だったからあらすじを読むことなく、予備知識なしで読めたのが良かったなと、読み終わった後にあらすじを読んで思った。圧倒的な真実とか、未知の感動とか、そんな大袈裟な言葉はこの本には不要な気がする。善悪は分からないけど、当たり前のような結末を迎えた感じ。
    扱っているテーマは重いのに、その重さを感じさせない軽さがすごい。そんな意味はないだろうけど、そんなところまでまさに「重力ピエロ」だと思った。

  •  もっと重く不幸になってもおかしくない状況なのに、この家族関係は凄いなと思います。
    お父さん・お母さんが素敵です。
    展開として想像できてしまいましたが、最後はそう終わるのかと爽やかな気持ちになるところが不思議です。

  •  昔先に映画を観たことがあった。だからその結末はなんとなく覚えていたのだが、それでも面白かった。
     仲のいい兄弟が主人公、身近にいたずら書きや放火事件が起こり、その謎解きになんとなく参加してゆくことになる。妙に不自然な事件ではない、大袈裟ではないミステリー。そして伏線も隠されているし、読み終えた後の感じも悪くない。

  • 26/11/29

  • 伊坂幸太郎を知ったきっかけ
    TVtaroと言う映画に強めのテレビ雑誌が
    あって、そこの書評コーナーにこの作品の評が載っていてタイトルにひかれて購入
    出だしが良くて、これまでに読んだことのないユーモアの加減

    重たい話なのに、ふわふわ浮いてるテンポ
    タイトル通りだなって読み終わって感じた。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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