重力ピエロ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 11856
レビュー : 1606
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104596010

感想・レビュー・書評

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  • 春が二階から落ちてきた。
    全てを惹きつけるようなハッとする冒頭部分。
    重い題材なのに、読んでて鬱々とした気分になるような事がなく、軽やかに読めました。
    「本当に深刻なことは、陽気に伝えるんだよ」
    まさにこの言葉がぴったりだと感じました。どこか爽快感もあり、考えさせられる場面もたくさんあり、とにかく何度でも読み返したくなりました。ラストシーンでは終わってしまうのが寂しくて同じページを読み返しました。
    伊坂先生を好きになったきっかけの本です。

  • 図書館で。またしても、やられた!伊坂さん最高に面白いです。今回も『重力ピエロ』のタイトルが秀逸!春と泉水の兄弟と、お父さんとお母さん。ステキな家族だったな。文中の”本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ”春の言葉が重たくて温かくて大好きだ。弟の為に、重力に逆らってみせると覚悟を決めたお兄ちゃん、かっこよかった。悲しい出来事も確実に一緒に生きてく家族愛が詰まったステキなお話しでした。謎解きの展開もドキドキしたぁ!

  • 他の作品との共通項がものすごく多い。

  • 2017/12月
    遺伝子

  • 初伊坂孝太郎。ここから私に伊坂孝太郎ブームが来た中学高校時代。

  • 何が善で何が悪か。
    見失いそうになるから、ルールがある。

    だけど、それだけでは全然追いつかない事がある。多分、たくさん。

    理屈じゃなくて直感で、感覚で感じる善と悪が、ぶれずにみれる人であれたらなぁ。

    そして暖かい人たちに囲まれて、そして暖かい人になれたらなぁ。

  • 扱っている題材が明るいものではないから仕方ないけど。伏線あけすけなエピソードの開示と時折挟まれる「このとき僕はまだ気がついていなかった」的な後日からの回想で、主人公の鈍さへのイライラが増幅。期待したほどおもしろくはなかったかも。

  • 暗い。でもその中に親子愛や兄弟愛があふれていて、救われる。
    途中からなんとなく、兄がしたいことも、弟がしていることも分かってきて、どんな結末になるのかドキドキしたが、いい終わり方だったかな。

    我が息子大好きなお母さんもかっこいい。兄弟が仲良くしているのをとても喜ぶお父さんもかっこいい。
    そして、兄を慕う弟も、弟思いの兄も、みんなかっこいい。とてもいい家族だ。

    本当はいけないんだろうけど、このまま弟は逃げ切ってほしい。

  • 結末に向かうにつれて、終わりの想像はついていくのですが、導入から中盤にかけては引き込まれて読み進みました。映画化されているようなので、観てみたいです。

  •  作品解説(帯より):連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の連続に見える落書きは、一体何を意味するのか? キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の、そして家族の物語。

     ジャンルですが、先の展開が読めすぎるのでミステリーとしては弱いかもしれません。ヒューマンドラマといったところでしょう。
     関連のなさそうな話題の数々が、全て作中に関係してくる点には、ただ一言、伊坂さんはうまい! という他ありません。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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