重力ピエロ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 11856
レビュー : 1606
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104596010

感想・レビュー・書評

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  • 240927 文

  • とあるフォロワーさんが映画を見たと言ってたので原作を読むことにした.
    性欲の塊みたいな人間としては「むむむ」と思いつつ読む進めました.
    会話が軽やかで良かったです.
    ってか半年近く読書から離れてた!
    もっと読まねばねば.

  • 少し厚いかなと思ったが、60近くある各章のサブタイトルが興味をそそったので手に取った。「オングストローム」「エンジン、円陣、猿人」「未来から来た男」なんて、具合だから。

    本編は、グラフィティと放火と遺伝子の物語。
    とある兄弟と父親の過酷な運命を、謎解きの形式で描く。読者は謎解きを兄の思考速度と同じ歩調で読み解くので、置いていかれる心配はない。ここは作者の意図と手腕が光る。この3人以外の人物にも、最初から注意が必要だろう。

    読み味は、同じく伊坂幸太郎の『ポテチ』に近いものを感じる。作者は兄弟や家族をテーマもモチーフに選ぶことが多いのだろうか。その作者自身の背景も気にかかるとこと。

    終末と家族と出産を描いた『太陽のシール』には、映画「キャプテン・スーパーマーケット」を登場させた。この作品『重力ピエロ』には、ガンズ・アンド・ローゼズの発禁ジャケットと推測されるCDを登場させている。HIPHOPカルチャーのグラフィティとハードロックを、対立の意図として登場させている訳ではない。あくまで、主題の背景に対する憎悪の対象として登場させている。なので、今回はバンド名とアルバムタイトルは明確にしていない。あのジャケと分かる方だけ、より一層作品の深みが増す。

    文壇にではなく読者に向けられた姿勢は、好感に価する。

  • 初めて読んだ伊坂作品。帯の「小説、まだまだいけるじゃん!」のセリフに釣られて購入(友人にはダサイキャッチコピーだと言われましたが)。
    緻密に張りめぐされた伏線と、それを取り巻く愛しいキャラクターたち。
    これぞ伊坂。

  • ゆるゆる読める本。主人公と弟が何をしようとしているのか徐々に分かってきて、ミステリーっぽい作品だった。遺伝子を研究する会社に勤めていたら血の繋がりをすごく意識するようになってしまいそうだなあ。

  • 「後にあんなことが起ころうとはそのときの俺は知る由も無かった」
    的な言い回しがたびたび見られて、そんなのずるいじゃん!って思いながら読んでいたし、そのぶん期待値も高まったけど、期待を裏切らない結末に大満足。

    人間社会としての倫理だとか道徳を鑑みれば「この終わり方ってどうなの?」と思うだろうけれど、なぜかもやもやはしない。むしろすっきりした。単に悪者を退治した、ってだけじゃない爽快感があって、改めてこの人の文章はすごいと思った。私なんか感想ひとつまともに伝えられやしない。(笑)
    哲学的な会話も多いけれど、なぜか説教くさくない。へえって感じで、するっと頭に入ってくる。

    あと父親がとても格好良かった。
    そうそう、他作品とのリンクも見られてにやにや。
    あー面白かった!

  • 2016年4月30日読了。
    これまでに読んだ伊坂作品の中ではさらっと読める感じ。全体的に薄暗い話で、結局最後まで爽快感は、無い。

  • 重い内容をとても軽く書かれていた。
    現実にはあってはいけないことだと思うけど、好きな小説だった。

  • 爽やかな兄弟の爽やかな犯罪。

  • ものすごく、おもしろかった。
    ドキドキハラハラ、ページをめくりたいけれどめくるのが怖い、中盤〜終盤はそんな気持ちだった。

    知りたかったような
    知りたくなかったような結末は
    知ってしまうと案外あっさりと
    当然のことのように思えた。


    伊坂さんの文章、とても好きだ。

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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