- Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104596034
感想・レビュー・書評
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どきどきの展開が続いて、とても面白かったです。
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00370551
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない──。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。(出版社HPより) -
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/136675 -
ゴールデンスランバー
初「伊坂幸太郎」
気になりつつも、手を出さなかった伊坂幸太郎さんに遂に手を出してしまいました。
ゴールデンスランバーとは英の子守唄の一つであり、またビートルズのアルバム「ABBEY RORD」に収録されている楽曲の一つ
首相暗殺の濡れ衣を着させられた男の逃亡劇
昔、第35代アメリカ大統領 ジョン・F・ケネディが暗殺され、事件直後に逮捕されたオズワルドが、その2日後に「暗殺犯」として射殺された事実を題材にした作品。
犯行を否認したまま殺されたオズワルドは、”I’m just a patsy !(俺は嵌められたんだ!)”という言葉を残しているが、この物語の主人公「青柳雅春」もまさに「嵌められた」人間。
なぜ彼は犯人として追われなければならなかったのか、真犯人はだれなのか、なぜ首相は殺されたのか、多くの謎が謎のままで終わっていますが、それが明確にならなくても面白いと思える。こういう結末になるのか!と感服しました。
また、なんでこのタイトルなんだろうと思いながら読んでいましたが、何回目かの読み直しの時に、作中の回想の中に「ポールは、バラバラになった皆をさ、もう一度つなぎ合わせたかったんだよ」というの所で、「それもこのタイトルの意味」になるのかとさらに感激でした。
この作品自体は2007年の発行ですが、今の現実社会と違和感がなく、情報社会、監視社会になりつつあるなと少し怖くなりました。作品では人との繋がりや信頼関係で主人公の状況は好転していきますが、我々の生活では今後どうなっていくんだろうと。
ミステリーとしての面白さだけでなく、情報操作、相互監視、冤罪とか社会の負の側面も含めて色々考えさせられる作品でした。 -
読みやすいがドキドキハラハラのスリル感はあまりなかった。今の気持ち的にはもう少し重厚感のあるものが読みたかったのでこの評価です。
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映画よりも面白かった!
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10年振りに再読。やっぱりいいです。
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非常に面白かった‼︎
いろんな情報が最後に、ドミノがパタパタと倒れ色が変わるかのように、全てが繋がる。そしてエンディングもとても良かった。
以前手をつけた伊坂幸太郎の本が読みづらく倦厭してしまっていたが、もっと他の本も読みたいと思った。