さよなら、スナフキン

著者 :
  • 新潮社
3.13
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本棚登録 : 184
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104617012

作品紹介・あらすじ

人との距離がうまく測れず、引きこもりがちな大瀬崎亜紀、22歳。「このままじゃダメ人間だ!」と心機一転、バイトをはじめるも、"鬼シャチョー"にこき使われ、とほほ状態に。それでもシャチョーにほのかな恋心を抱き始める…。

感想・レビュー・書評

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  • 最後、大瀬崎は人に求められるがままに動くのをやめ、自分の足で自分の行きたい道を探そうと歩き出す。
    「人に認められたいから言いなりになる」姿はどこか私に似ていて、私も自分の意志歩き出さなきゃと思えてきた。
    この将来を考える時期に、この本に出会えてよかった。
    さて、私はどこに行こう…?

  • 不器用で内向きな大学生の亜紀が編集プロダクションでバイトを始め小説的原稿に才能を発揮するも鬼シャチョーに良い様に手を入れられこき使われそれでもほのかな恋心を抱き本性を知る。ふらふらと起こる良い事や悪い事が現実味とは少し違った不思議な雰囲気。切り捨て調他恋以外のシャチョーの言動にマネージャーが重なる。

  • カバー写真/Reinhard Hunger/amana images 装幀/新潮社装幀室
    自分の居場所を探す、自信がなくて引きこもりがちな女子大生。テンポが良くてとても読みやすく、不器用ながらもひたむきにがんばる姿に応援したくなります。

  • この作者特有の読者を飽きさせない文のリズムが魅力です。

  • よかった

  • ダメ人間だって、何とか生きていけるのだよ
    さよなら、スナフキン!

  • 面白かった。
    けど、最初から最後までなんだかすっきりしない気持ちが残った。
    ショチョーが好きになれないからかな。。
    かわいそうな人だなって感じ。

    それから、大学生活の諸所の場面。
    普通の家庭で育って親のお金で大学行ってる他の学生が妬ましい気持ちは、痛いほど分かって、分かるからこそいらッとした。

  • 自分もこの主人公と同じようなダメダメ人間だったので、すごく共感してしまった。ただ、この手のウジウジ主人公は読む人によってはすっごくイライラするかもしれない。
    ところで、主人公のダメなところはすごくリアルで共感できるのだが、その反面、なんの勉強もしてないのにいきなり書籍ランキング1位を取る文才というところが、妙にしっくりこない。結局、ダメダメ言ってるけど才能あるじゃん。本当にダメな人はそれすらねーよ!と、ちょっと腑に落ちませんでした(笑) まぁ、一応物語の主人公なので、ただのダメ人間じゃいかんけど。ものすごく個人的な感想ですいません。

  • うーん。。。。
    主人公のダメっぷりを強調したかったのかもしれないが、だんだんネガティブっぷりがうんざりしてきてしまった。
    あと、描写がくどくて読みづらかった。

    いい作品なのかもしれないが、個人的に好みではなかったかなぁ…

  • 作者の名前が私と同じだったので読んでみました。
    話に一貫性がないっていうか、読み終わって「結局言いたいことはなに?」って感じでした。
    はっきりしなくてもやもやする感じ。
    一人称で会話文以外のところに情景描写と心情の台詞が完全にごっちゃになって書かれるこの形、
    最近たまに見るけれどあまり好きじゃないな。
    主人公とシャチョーの関係が私と学校の先輩の関係と似ててちょっぴり切なかったです。

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