7月24日通り

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 724
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104628032

感想・レビュー・書評

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  • 続きが気になり、あっというまに読んだ。
    主人公が住んでいる街をリスボンに見立て
    実際の店名や道の名などを変えて話が進んでいくのだが、
    現実に知る街がそうされているわけではないからか、
    読みにくいということがなかった。
    実際にありそうな話のなかで、ドキッとするうまい表現や言い当て妙な重なる気持ちが
    いくつも。

    ここまで読んだ吉田作品のなかで一番好きな一冊。

  • タイトルの日付にひかれて買いました。
    この作者の本は初めてだったので、どういう内容の本なのかやどういう文章であるのか全く知らない状態で読んだのですが、自分は面白く思えなかったです。
    主人公が住み慣れてつまらなくなった街に外国の名所とか通りの名前を付けて、つまらない日常が特別に感じるように心の中ではそういった名前で場所とかを考えている、というのがタイトルの意味なのですが、
    そのこと自体を可笑しいと思うわけではないのですが(可笑しいとは思ってるんですけど)、キャラ付けとしては単純に個人的に魅力に思わなかったので、面白く読めなかったです

  • 「7月24日通り」とはポルトガルのリスボンにある通り。
    美人でもなく、これといった取り柄もない、平凡な会社員の小百合は、地形が似ているからと自分が住む地方都市の港町をリスボンと重ねている。
    「ジェロニモス修道院前の停留所を出たバスは小さな丘をいくつか越えて市街地に入る。」などと。

    学生時代から憧れていた聡との再会、聡の元彼女で上司の妻である亜希子、全く似ていない超イケメンの弟、その弟に必死な彼女、本屋でポルトガルの本を見ていた男性のことなど10編の短編から日常が描かれている。

    美しく生まれ青春を謳歌できるほんの一握りの選ばれた人たち、地味で目立たない自分とは住む世界が違うとわかっていて惹きつけられながらも距離を置いていた小百合。
    世の中のほとんどの人は小百合のように感じ、生きてきたのではないだろうか。
    ラストの小百合の選択、願うようにドキドキして読んだ。
    良かった〜。

    中谷美紀、大沢たかお主演の映画も見たくなった。
    (図書館)

  • 痛いおんなが高校時代あこがれの彼とのこいをゆめみるはなし

    てゆうと綿矢りさぽいうざ心情描写かとおもいきや、分別のついたりせいてきな主人公でなんでやねん
    吉田修一のかく恋愛しょうせつはこんなかんじかなんか期待はずれもっとマーカーひきまくりの達観してるくせにみずみずしい感じとかかさかさかわいてるくせに沁みるかんじがあるかとおもったのにちぇ

    最後の息子で感じたあのたんたんとした惰性の心地よさをかんじたかったのになんかちがう
    吉田修一だからうきうきしておうちにかえったのになんかおもってたのとちがうー

  • 言葉ひとつひとつ
    行動ひとつひとつに
    なにか意味があるような
    そんな気にさせられる。
    小百合が見えそうで見えない。
    最後だけ見せられる姿にグッと来る。

    わたしは聡史ではなく
    画家も警備員さんが素敵だと思ったな~
     

    ▷間違えないようにと、じっと動かずにいるよりも、間違えて、泣いてもいいから、ここから動き出してみようと思った。

    ▷わたしたちはどんなことでも想像できる、
    なにも知らないことについては。

  • 自分の住む街を、ポルトガルの街に置き換えて暮らす主人公に強く共感してしまう。
    自分も似たところがある…。
    すべての色を奪い取ると見えた美しさ。
    それはとても大事なことを教えてくれているように感じた。
    雨がいいです。
    音楽を聴くみたいに何度も読み返したい。
    フェルナンド・ぺソアの作品を読んでみようと思った。

  • 間違いは何度でも

  • 妄想は大事だよね~。

  • わかるようで、わからない話だった。自分で外国の名前を付けていることに後の方で気づいた。なんか説明がないとわからない。でも、それが狙いなんだろうなぁ。

  • 吉田さんの作品一番好き

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。
2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。
その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。体当たりの演技を披露した広瀬すず出世作としても名を残すことになる。

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