- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104652037
作品紹介・あらすじ
彼女が捜査一課に戻らない理由。それは、人が殺されて始まる捜査より、誰かが死ぬ前の事件に係わりたいから。誰かが生きていてくれることが喜びだから。警視庁本部への復帰の誘いを断り続け、所轄を渡って十年が過ぎた。組織内でも人生でも、なぜか少しだけ脇道を歩いてしまう女刑事・魚住久江が主人公の全6編。
感想・レビュー・書評
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最初から必要とされる人なんて、私は、いないと思う。みんな、誰かに必要とされるように、一生懸命努力して、それで、必要とされる人間に、なっていくんだと思う。
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4.6
面白かった。
魚住久江40過ぎのオバちゃんが主人公なんて、ビミョーだなぁと思いあまり期待せずに読み始めました。
でも誉田さんだし、面白いだろう、という思いもありながら笑
それぞれの事件もちゃんとひねりがあるし、ちょっと人情物みたいな感じもあるけど、クドくなく、サクサク読める感じでした。 -
誉田さんの刑事ものを求めて手に取りました。
ジウや、ストロベリーナイトを書いた同一人物とは思えない展開。面白いです。
私と同世代の女性刑事が主人公。殺人事件を追うのでは無く、人が死ぬことを防ごうとする物語。ちょっとイイですね。この警察小説は、女性が好むと思います。
しかし誉田さんと言う人は、グロい警察小説は書くし、バンドや剣道の青春小説も書くし、今回のとても魅力的でありながら、綺麗過ぎないイイ感じで現実的なの女性警察官も書ける。
誉田哲也、面白いですよ。 -
強行犯の女性刑事を主人公にした、警察小説。
警察官を描くのがうまい。
綺麗ごとだけじゃない人間味が、魅力的なキャラクターの秘訣かも。
強行犯は、誰かが死ぬ前にかかわれる。
事件のひねり具合も、面白かった。
久江を慕う峰岸を筆頭に、周りのメンバーも、いい感じ。
続編も読んでみたい。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-ac65.html -
42歳、独身、女性。
強行犯係巡査部長の魚住久江を主人公とした6つの短編小説。
誉田哲也さんお得意の警察モノですが
ミステリーというより、警察を舞台にした人情モノで
とっても私好みでした。
強行犯係の巡査部長と聞くと
ごつい、たくましいイメージですが
久江のアラフォー的な弱さ、強さだったり
ちょっとした可愛さだったり
すごく人情味が溢れていて、優しくて
久江にとても惹かれました。
6つのお話の中で、私が一番好きだったのは
最後の「愛したのが百年目」。
柿内の大きな大きな愛が、胸に染みました。
「容疑者Xの献身」の石神のようでしたね。
魚住久江シリーズが、他にあれば是非読んでみたいです。 -
■警察小説だけど、この作品「レイジ」と同じように誉田哲也っぽくなくて、でもやっぱり引きつけられてしまうのはやっぱり筆力なんだろうか。
■警察小説なのに女性が主人公ってあたりがいかにもなんだけどね。(笑 -
ちょっと久々の誉田さん。なんかね、誉田さんのお話読むと毎回、ああわたしこの人好きだなあって実感する。読了後に必ず思う。どんなお話でも。文庫待てずにハードカバーを買ってしまいました、この「ドルチェ」。女刑事の新シリーズってことで、何で姫川シリーズじゃないの…?と思いながら読んだけど、すごい良かった。この42歳の魚住久江っていう女刑事がすごく良い。この人に、悩み事相談したいなあって思っちゃう。もしくはお友達になりたい。これは新たなシリーズになりますかね。姫川シリーズも大好きだけど、この魚住シリーズも大好きになりそうです。いつか、どこかで二つのシリーズがリンクしたら良いなあなんて、こっそり期待。姫川シリーズの面白さと、この魚住久江のお話の面白さはちょっと違うかなあ。二つとも、違った面白さ。個人的に、魚住さんと峰岸の行方がとても気になる。すぐにどうにかならず、今後のシリーズの中でじわじわ距離を縮めて欲しいなあ。じわじわ加減が、すごく好き。姫川と菊田みたいな。もどかしい感じ、すごく好き。誉田さんのお話って、読了後に必ずちょっと切なくなるんだよね。お話によってその切なさは違うんだけど、なんか、こう、きゅんってなる感じ。その切なさが、わたしはものすごく好き。今回も良い切なさ、頂きました。
まぁネタバレしちゃうとこの魚住巡査部長は警視庁捜査一課姫川班への異動が決まったんよ
それで今読...
まぁネタバレしちゃうとこの魚住巡査部長は警視庁捜査一課姫川班への異動が決まったんよ
それで今読み返してるってわけさー
じゃあ姫川始まるの?
ジウは主人公がちょっと苦手だけど(*´ω`*)
それまでに読んどこー!
じゃあ姫川始まるの?
ジウは主人公がちょっと苦手だけど(*´ω`*)
それまでに読んどこー!