ノースライト

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3767
レビュー : 461
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104654024

作品紹介・あらすじ

横山ミステリー史上、最も美しい謎。熱く心揺さぶる結末。『64』から六年。平成最後を飾る長編、遂に登場。一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。たっての希望で設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。一家はどこへ消えたのか? 伝説の建築家タウトと椅子の関係は? 事務所の命運を懸けたコンペの成り行きは? 待望の新作長編ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」
    一級建築士の青瀬は、施主からそう依頼され、北の光(ノースライト)が差し込む「Y邸」を完成させる。自らの最高傑作だったが、完成から数カ月後、現地を訪ねてみると、引っ越したはずの家族の姿はどこにも見当たらない…

    素晴らしい小説だった。
    ゆったりとした印象。
    世界にはすっかり引き込まれるのだが、何故かなかなかページを繰るスピードが上がらない。
    言葉の密度が高く重厚で、登山の時の歩き方のように、一語一語確かめながら読んでしまう。

    そして、非常に優しい人間ドラマ。
    結末では心が熱くなり、打ち震えた。


    横山さんは本書のタイトルの「ノースライト」について、こう語っている。
    「辞書にはない言葉ですが、昔から自然な光を求めて、アトリエに北向きの窓を設ける画家は多かったそうです。やはり弱っている人には、南や東の光は強すぎる。人の背中を優しく押してあげるには、北の光くらいがちょうどいいと思ったんです」

    タイトルからして優しい小説だった。

  • 2020年ミステリが読みたい!国内編2位。

    小さな設計事務所に勤める一級建築士の青瀬稔、45歳が主人公。
    離婚した妻のゆかりと中学生の娘の日向子がいますが、日向子とは月に一度会っています。
    青瀬は、吉野陶太夫妻に、信濃追分に3千万円で「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」という願ってもいない好条件で、念願だった「ノースライトの家」(北側の窓・北向きの家)Y邸を建てます。
    しかし、建築後、吉野に連絡を取ると、吉野はみつからず、青瀬は異変を感じ、Y邸を訪ねます。
    するとそこには、人が住んでおらず、ブルーノ・タウトのものらしき椅子がひとつ置かれているだけでした。
    青瀬は、吉野をなんとか探し出そうとしますが、まるで一家で蒸発してしまったかのような気配があり…。

    横山秀夫さんの作品は『64』以来で2作目でしたが、大人の男の友情や、しみじみとした夫婦愛のある凛としたたたずまいのある作品でした。
    最後はそういうことだったのかと思い、残念な出来事もありましたが、悪人の出てこない清々しいミステリーとして、晴れ晴れとした気持ちで読み終えることができました。

  • 一級建築士の青瀬が夢中で設計した家・Y邸。
    建築への情熱的を失い、依頼された仕事をただ無難にこなしていた青瀬を奮い立たせたもの。
    それはクライアントの「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」という一言だった。
    柔らかい光が北から静かに照らす北向きの木の家は青瀬の自信作だった。
    けれどクライアント一家は完成した新築のY邸に入居もせず失踪する。
    ただ一脚の椅子だけを残して。

    消えたクライアント一家を探す内に生まれる幾つもの謎。
    その謎全てがラストに向けて一つに繋がりスッキリした。
    真実の先にあるのは悲しい過去、そして優しさと激励。
    大切な人のために創り、永遠なものとして遺す。
    それはもの創りの醍醐味でもあり、例え自分が死んでも創造したものは自分の名とともに生き続けることは羨ましい。
    仕事に対する情熱、男同士の友情、職人としてのプライド、家族の再生。
    ミステリーを通して、人としての様々な愛を感じさせられた作品だった。

  • 一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。
    望まれて設計した新築の家。
    施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに……。
    Y邸は無人だった。そこに越してきたはずの家族の姿はなく、
    電話機以外に家具もない。
    ただ一つ、浅間山を望むように置かれた古ぼけた「タウトの椅子」を除けば……。
    このY邸でいったい何が起きたのか?

    一家はどこへ消えたのか?
    空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか?


    一級建築士の清瀬は、バブル崩壊により仕事のあぶれ、
    お酒に溺れ、妻と娘は家を出て行った。
    一度建築家として死んだようになっていた。
    意地とプライドや苦悩と嫉妬が交錯します。
    今の事務所に誘われ、施主に請われ「自分が住みたいと思う家を建てて欲しい」
    との依頼で、全力を傾け自分の全てを注ぎ込んで完成したY邸。
    建築雑誌にも取り上げられるほど高い評価を受けていた。
    青瀬の代表作と言っても過言ではない建物となった。
    ある人の誰も住んでいないみたい…という言葉が気になって行ってみると、
    電話機以外に家具もない。
    空っぽの家に古ぼけた「タウトの椅子」だけが残されていた。
    施主一家に一体何が起こったのか?
    置かれていた椅子は本物のタウトの椅子なのか?
    青瀬は謎を追う事にするーー。

    私は建築の事に全く知識がなく、日本に数年亡命していた
    高名な建築家ブルーノ・タウトの事も全く存じ上げなかった。
    中盤熱く深く長く語られるタウト。
    ちょっと長すぎるなぁって感じた。

    誘拐事件の捜査を巡る警察小説「64」は圧倒的な傑作だったと思っています。
    それから6年ぶりの新刊本。待っていました。
    動の「64」に比べると静の「ノースライト」と感じました。
    殺人事件も起こらないけれど、大きな謎があり
    人間描写が相変わらずとても緻密で、
    大きく激しい人間ドラマが描かれていた。
    青瀬の生い立ちや、成育環境、過去のお話。
    離婚した家族の話等引き込まれました。
    青瀬の再生物語でもありました。

    最後は怒涛の展開です。
    心がジワジワ温かくなり、
    目の奥もじんわりと熱くなりました。
    読後感のとっても良い本でした。
    横山さんらしくない、でもやはり横山さんらしさを感じる。
    力を感じる素晴らしい作品でした(*´ `*)

    巻末の参考文献の多さにとても驚かされました。
    それだけしっかりと深く調べて書かれているのですね。
    だからタウトのシーンとか長く感じてしまったのか…。

  • 「あなた自身が住みたい家を建てて欲しいんです」
    との依頼を受け建築家青瀬稔が心血注いでできたY邸ーー光をもてなし、光にもてなされる家
    それは、型枠職人だった父とともに家族でダム現場を渡り歩いた青瀬の原体験を具現化した住まいだった

    タイトルにもなった「ノースライト」の描写がとても美しかった
    北側の大きな窓から差し込むでもなく、降り注ぐでもなく、どこか遠慮がちに部屋を包みこむ柔らかな北からの光。東の窓の聡明さとも南の窓の陽気さとも趣の異なる、悟りを開いたかのように物静かなノースライト

    胸の高さから天井ぎりぎりまで枠をとった規格外の北の窓。紐を勢いよく手繰ってカーテンを開く。部屋に光が訪れる。線ではなく、束にもならず、極限まで薄く仕上げたベールのような光が、ふわりと部屋全体を包みこむ

    TVでも住宅を紹介する番組が大好きだ その意味で、青瀬が設計したノースライトの家の描写は、想像力を掻き立てられ、読んでいてワクワクした

    また、岡崎所長の死を乗り越え、藤宮春子メモワールのコンペに参加する設計を残された4人で、不眠不休で仕上げる部分が、迫力がありおもしろかった
    文章を自分の頭に映像化していくのに苦労したけれど

    完成したY邸の主が消息不明に、たった1脚残されたブルーノ タウトの椅子の謎・・・
    高評価の皆さんに対して、私は、前半長々と引っ張りすぎた感があって、途中、読んでいるのがしんどくなった。その割にその謎は、そんなことだったのかと拍子抜けの感がした
    吉野家と青瀬家の子供たちを癒してくれた九官鳥を巡っての父の死と償いの日々
    ドロドロした憎しみがないのは幸いだったかな

  • 前作『64』以来、約6年ぶりに読む横山秀夫氏の小説。
    やはり、横山秀夫氏の小説は違いますね。熱量が。この圧倒的な熱量に飲み込まれるのが横山秀夫氏の小説を読む愉しみの一つです。

    本書では冒頭数十頁以上を費やして主人公・青瀬稔の造形が丁寧に描き上げられます。警察官を主人公とするミステリーが得意の横山氏ですが、今回はバブル崩壊を経て、家庭も無くし、プライドをズタズタにされた45歳の一級建築士が主人公です。
    小説の冒頭を読むだけで、読者の脳裏には主人公・青瀬稔の人柄やこれまでの経験、そして生き様が鮮明に刻み込まれます。そして、読者は自らの分身となる青瀬の目を通じて、この本の世界の中に取り込まれていくのです。

    本書のカテゴリーはミステリーとなっていますが、人生の敗北と逆転を経験した中年の男達の悲哀と熱き友情、そして家族の再生を描いた純文学としても読めると思います。

    主人公・青瀬稔はバブル経済の時は、売れっ子建築士として都心の超高層マンションに住み、高級車を乗り回し、札束で相手の頬を叩いていたような生活をしていた男でしたが、徐々に仕事がなくなり、自分の才能にも限界を感じ始めます。
    インテリアデザイナーをしている妻との関係も悪くなり、結局、離婚。愛する一人娘の親権も失ってしまい、今は月一度だけ娘と会うことだけを楽しみにしている状態です。
    勤めていた大手の建築事務所には居場所が無くなり、やっとのことで大学の同窓生・岡嶋昭彦が社長をしている埼玉にある小さな建築事務所に潜り込み、そこでほそぼそと日銭を稼いでいる生活をしていました。

    そんなおり、あるクライアントから「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」との依頼を受けます。その言葉で、青瀬は自分が輝いていた時のことを思い出し、そのクライアントの依頼した家屋の設計に全身全霊を傾けます。
    そして、完成した家屋は、建築の定石に反した北向きの家で北から入る陽光(ノースライト)を存分に生かした美しい造形の家屋Y邸を完成させました。このY邸は建築業界でも話題となり、建築雑誌にも特集されるほど出来映えとなったのです。

    そんな折り、気になることが起こります。
    この話題となったY邸をモデルにして自分の家を建てて欲しいと言ってきた別のクライアントからこんなことを聞かされます。

      あのY邸を見学してきたのですが、今は誰も住んでいないようでしたよ

    そんなはずはない。あのY邸の注文をしたクライアントの吉野一家には、Y邸の引き渡しをした時に会っているし、完成した家を見てあれほど喜んでいたではないか。別の家へ引っ越しをするなんて話は聞いていない、今もあのY邸には吉野一家が住んでいるはずだ、住んでいないはずがない。

    ここから主人公・青瀬が建てたノースライトの家の秘密をめぐる壮大な物語が幕をあけるのです。

    この主人公の青瀬とともに、副主人公とも言えるのが青瀬の勤めている建築事務所の社長・岡嶋です。
    彼の存在がこの小説では光っています。
    岡嶋は青瀬と大学の同期生で建築家としての才能は凡庸ですが、経営者としての能力は高いものを持っています。
    そんな折り、埼玉出身の有名芸術家で3年前に亡くなった藤宮春子の記念ミュージアム建設のコンペに参加する権利を岡嶋はもぎ取ります。今まで交番や小さい公共建築しか手がけたことのない弱小建築事務所にとっては、このコンペを勝つことは一躍トップ建築事務所にのし上がるチャンスであるとともに社長である岡嶋の建築家としての名前を建築史に名を残す仕事になることは間違いありません。
    岡嶋自身、大した実績を残していないことから、このコンペに並々ならぬ意欲を見せます。
    青瀬の代表作となったY邸のように、岡嶋はこの藤宮春子記念ミュージアムを自分の建築家としての代表作としたかったのです。
    自分の会社の社員であり、部下でもある青瀬へのライバル意識、嫉妬心、そして数々の修羅場をくぐり抜けてきた戦友としての感情、彼の青瀬への想いは鬼気迫るものがあります。

    この小説は、吉野一家が失踪した後、Y邸に唯一残されていたヒトラー政権下のドイツから日本に逃れてきた高名な建築家ブルーノ・タウトが作ったと思われる一脚の椅子を手がかりとして吉野一家を探すミステリーとしても読めますが、脂ののりきった中年の男たち・青瀬と岡嶋の友情、ライバル心、そして対照的な結末という、この二人の男の物語としても非常に興味深いものがあります。

    ラストは「流石、横山秀夫だ」と唸らせる結末が用意されています。
    未読の方はぜひ本書を手に取ってみることをおすすめします。警察小説ではない横山秀夫のミステリー。傑作です。


  • 後半、ぐいぐい読ませる一冊。

    警察ものでない横山作品、しっとりとしたオトナのミステリ。自分にとってはものすごく読みやすかった。

    警察ものは人物多さが苦手。でもこちらはシンプル、登場人物が混乱しないのもポイント。

    主人公は一級建築士の青瀬。クライアントに望まれ設計した新築の家。なのにクライアント一家は失踪していた。ただ一脚の椅子だけ残して…。

    失踪の謎をさぐる青瀬。タウトの椅子、それだけがクライアント吉野との接点。

    人物描写、丁寧な心情描写はやっぱり横山作品らしく惹きつけられ、建築という未知の世界にもかかわらずどのシーンもその世界にぐっと入り込める感覚。

    後半は特にぐいぐい読ませ、親子、家族、伝えるべき想いと遺す想い、それらがじんわり心に染み渡り二度読みしたほど。


    ノースライトのタイトルが秀逸。たしかに主張し過ぎることのない、でもしっかりと包み込むような北の柔らかな光こそこの読後感に相応しい。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      警察物は人が多いし、無駄ないがみ合いが多いよね(^_^;) そこが苦手。
      警察物でない横山さん、読み応え...
      こんばんは(^-^)/

      警察物は人が多いし、無駄ないがみ合いが多いよね(^_^;) そこが苦手。
      警察物でない横山さん、読み応えありそう!
      うちにも横山作品眠っているわ(笑)
      2019/03/04
    • くるたんさん
      けいたん♪

      おはよう(⁎˃ᴗ˂⁎)

      そうなのよー!警察モノは警察の所属とか対立とか立場とか微妙な関係とかややこしくて…
      特に64はそこが...
      けいたん♪

      おはよう(⁎˃ᴗ˂⁎)

      そうなのよー!警察モノは警察の所属とか対立とか立場とか微妙な関係とかややこしくて…
      特に64はそこが苦労した思い出が(*vωv) 

      こちらはシンプルで良かった作品(*^^*)♪

      横山作品、「出口のない海」はもう読んでる⁇

      評判良いみたいだけど、私、未だ読めてないんだ〜〜( ˃ ˂ഃ )
      2019/03/05
  • 鳥の声が遠くから近くから聞こえてきそうな、森の中で、優しい光が緩やかに差し込んでいて、優しくもあり、清々しくもあり、だけど確かに力強くもある、そんな作品でした。

    一級建築士の青瀬が全身全霊で、熱に浮かされたようにして建てたY邸。クライアントは本当に喜んでくれていた様に感じていたが、全く音沙汰がない。Y邸を訪ねてみると、そこには誰もおらず、住んでいる形跡がない。何がどうなっているのか…そこには、一脚のイスだけが意味を持っているように置かれていた。

    始めはゆっくりと物語が進んでいくので、正直、よく分かりませんでした。終盤で、すごいスピードで物語が動くにつれて、謎解きというよりは、みんなの心がするすると溶け出した様子を丁寧に描いているという印象でした。柔らかい光。ノースライト。本当にキレイだろうな。

  • バブル期の狂乱を経験し、離婚も味わった一級建築士の青瀬稔は、人生の行き詰まりを感じながらも、何かに導かれるようにして一軒の家を設計する。それまでの自分の作品とは明らかに違う造りに戸惑いつつも、その家、Y邸は雑誌でも取り上げられ、一定の評価を得つつあった。そんなとき、青瀬は施主がY邸に入居しておらず、それどころか行方知れずになっていることを知る。建築家タウトの椅子とも絡んで、謎は深まる…。
    冒頭からページをめくる手が止まらない。細かい描写、話の展開…小説として本当に上手い。個人的には終わり方にもう少し夢がほしかった。でも、ここは意見の分かれるところだろう。文句なしの傑作。

  • 一級建築士の青瀬。ある施主より「住みたい家を建てて下さい」との要望があり、家を建てる。北向きにこだわり評判を得るほどのものであった。しかし、訪ねてみると、誰も住んではおらず、タウトの椅子だけが置かれていただけであった。
    青瀬がタウト疲れとか言っていたけれど、青瀬とともにタウトを追って読んだ私も多少なりともそう感じた。しかし、青瀬の過去よりのお話や、タウトのお話、離婚した家族のお話などうまくミックスされ引き込まれ最後まで読み上げました。建築家として生きていきた青瀬の再生の物語、読ませました。北の光を随所に感じさせ、横山さんの力を感じた、派手なものはないが、力作。

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著者プロフィール

横山 秀夫(よこやま ひでお)
1957年東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業。1979年に上毛新聞に記者として勤務。『ルパンの消息』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞したのをきっかけに退社。以後フリーランスライターとして活動。1998年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。2002年『半落ち』が「このミステリーがすごい!」1位となり、第128回直木賞候補作となるが、そこで起きた様々な論議から、直木賞決別宣言を出すに至る。『半落ち』は2004年に映画化されて高い評価を得ている。その後、2004年『クライマーズ・ハイ』で第1回本屋大賞第2位、映画化されヒット。2013年刊行の『64(ロクヨン)』で第10回本屋大賞第2位、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」各1位を勝ち取り、大ヒットとなった。

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