ロリヰタ。

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 994
レビュー : 145
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104660018

作品紹介・あらすじ

ゆるされぬ僕達の想いをつないでくれるのは携帯メールだけだった。スキャンダラスな純愛小説。表題作と「ハネ」、全2篇。

感想・レビュー・書評

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  • 一方はロリータファッション愛好の小説家、もう一方はロリータをしながら自作の羽を売る女子高生…が主役というまさにロリータづくしの二作品。

    『ロリヰタ』は作者がモデルの実話なのではと物議を醸した話。
    わたしは『ハネ』のほうが好きだったけど二作に共通しているのは『伝わらない、けれど突き通す』ということだと思う。
    誤解や偏見、手のひらを返す世間。理不尽な糾弾。
    言葉を違う意味でとられ、経緯や想いは無視される。
    作者自身が経験してきた想いが詰まった作品。

    人を間接的な情報だけで判断しないこと、誰にもそれぞれの想いが存在することを忘れないことが大切だと思った。

    突き通せるほど強い想いを持てるのはそれだけですごいことだと思う。

  • 嶽本 野ばらさん初読了。ロリィタの心得は凄く納得できる。ペタンコのスカートでは意味がない、スラリとしていてはまだ駄目、ごわごわと着こんでレースに埋もれるような可憐な少女、それがロリィタなのだから。しらがみから一歩踏み出した人間が、またも捕まりそうになりながら、二歩目を踏み出せる、愛。読み終わりまで、主人公は作者なの?という疑問を持ちながら呼んだけれど、それがまた初めての体験で面白い。是非、他の作品も読みたいと思いました。素敵な作品。

  • ロリータも最近では大分認知されてはきたけれど、実際にそういう系統のお洋服を着ている人がいると目立つし好奇の目で見る人も多い。
    特に田舎では非常に目立つ。自分の友人にもロリータだけでなくゴスロリ、パンク系統の服も着る子がいるけれど、物珍しさのせいか盗撮されてしまうことも少なくないらしい。

    ファッションに限らず、流行から外れていたり、自分に理解できないものを受け入れられず批判してしまう人は多いし、マスコミもそういう風に報道する。
    自分とは異なる価値観をどう受け入れるか、はネットの普及で様々な価値観と触れ合うことが容易になった現在では非常に重要な問題であると思う。
    その為にもまずは自分自身を確立させるところから始めたい。

  • 初出が『新潮』のためか、導入の部分で、医師との会話という設定を借りて、自分はロリータファッション愛好する、時には自身もそういう傾向の服を着る。しかし、それは女装趣味やら、少女性愛を意味する「ロリコン」とは、違う概念であるということを、知識のない人にもわかるように解説しているところが良かった。(毎回どの作品にも書き込むというのは無理でも、入門編として勧めやすい。)
    はじめからのファンには、空気のような常識でも、初めてその世界に触れる人を自然に物語の中に導くには必要な解説かもしれない。
    私はロリータファッションを知りませんが、嶽本野ばらさんの作品が好きです。

  • なんだか不思議な作品だった。
    少女のカリスマと言われるのがよくわかる気がした。

  • 「ロリヰタ。」も「ハネ」も主人公の女の子には共感する部分もありました。
    ハマる人はすごくハマるんだろうけど、私にはあまり合わなかったかな。
    あと、「ロリヰタ。」のオチは知らずに読みたかったと心から思いました(前持って知ってしまっていたのです笑)。

  • 最初なんて読むのか分からなかった作品

    <ロリヰタ。>
    魔性の女の子
    野ばらさんの作品てヒロインの子が未成年
    多いなって思ったかわいいよね
    道徳道徳って色々世の中忙しいなぁ

    <ハネ>
    ハネ族なりたいって思った
    流行とかその流行の終わりってさみしい
    ヒロインの子の真っ直ぐな想いが眩しかったです

  • 嶽本さんの文章の中では、洋服は“お洋服”と呼ぶのが相応しい・・・

    友達が勧めて貸してくれたので、読みました。
    高校時代にも、嶽本さんの本は何冊か読んだことがあったのですが、やはりお洋服への描写が、魅力的なのだと改めて思った。
    作者独特のお洋服への愛情表現が、これでもかと…。
    文体は読みやすい。
    個人的には、何となく「ハネ」の方が好きです。

  • 図書館でふと目に入って思わず借りて読んでみた本。

    「ロリヰタ。」も興味深く読むことができたが、
    その後の「ハネ」の方がグッと作品の世界に惹き込まれた感があった。

  • 既読。

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著者プロフィール

小説家。エッセイスト。京都府宇治市生まれ。1998年『それいぬ――正しい乙女になるために』(国書刊行会、後に文春文庫)で、エッセイストとしてデビュー。2000年『ミシン』(小学館文庫)で、小説家デビュー。同作は、単行本と文庫を合わせて16万部に達するベストセラーとなった。03年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が、二年連続三島由紀夫賞候補となる。04年には映画化された『下妻物語』(単行本は02年刊行)が大ヒットした。この他の弊社刊行の小説作品は以下のとおり。01年『鱗姫』、『カフェー小品集』、『ツインズ -続・世界の終わりという名の雑貨店』、03年『デウスの棄て児』、『カルプス・アルピス』、04年『ミシン2/カサコ』、05年『下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件』、07年『変身』、08年『タイマ』、『おろち―olochi,super remix ver.』。公式ホームページURL http://www.novala.quilala.jp/

「2015年 『破産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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