君が夏を走らせる

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 新潮社 (2017年7月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104686032

君が夏を走らせるの感想・レビュー・書評

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  • 「あと少し、もう少し」で走るヤンキー中学生だった大田君。可愛げがあってとても好きなキャラだった。彼が主人公のスピンオフと知り、楽しみに読み出したのだけど、うーん、残念ながらこれはちょっと…。

    何作か読んできたので、作風やその良さはわかっているつもり。わあ、どうなるの!というハラハラさせる展開がないことや、「いい人」ばかり登場することも、欠点ではなくて、それどころか、そここそ瀬尾作品のいいところだと思う。でも、本作については、どうも平板な感じがして、先への興味がつなぎにくかった。

    それに、やっぱり設定がどうにも不自然じゃないかなあ。子どもがもう少し大きければ、そう思わないのかもしれないけど。奥さんの親への手紙のエピソードの意味が今ひとつ不明なのも気になる。好きな作風だけに、残念。

  • 読み進めるうちに以前の作品のスピンオフということには気付いたものの、元となる作品がまったく思い出せず。(著者の作品はすべて既読にも関わらず。)

    明るく軽やかでかわいらしさもあり真の悪人は出て来ないという変わらぬ作品世界で、好意的に読む方が多いのだろうなとは思う。思うが、正直なところそろそろもっと「成長した著者」を読みたい気持ちが否めない。
    ティーンエイジャー(とその周辺)を描くこと、選んで敢えてそこに留まり続けていることはわかるけれど、そうであってもその中での成長、成熟を見せて欲しい。
    金髪・目つきが悪い・だらしない恰好と繰り返さなければならないような人物描写ではもったいない。

  • 一見「不良」に見える高校1年生と1歳10か月の女の子。なかなか珍しいこの組み合わせが新鮮に映る。終始ほほえましい光景でさわやかな後味もいい。前向きな物語である。

    けれども、主人公がとてもできすぎた高校生に見えてしまうのである。料理の手際や幼児の扱いなど、この年頃の少年とはとてもかけ離れている。なんて思うのは、自分が彼ほど「うまくなかった」からだろうか。そんな、読者のモヤモヤ感を引き出すのも著者の狙いだったりして。

    ところで和音さんとの出来事が中途半端なところが消化不良。続編を予感させるような内容だった。

  • 金髪ピアスで高校にもろくに行かない16歳の主人公・大田。そんな彼が夏休みの1ヶ月間、先輩の娘を預かるバイトをする。1歳10ヶ月の鈴香は切迫早産で入院したお母さんを求め、泣きわめき、ご飯も食べず、バイトは初日からてんてこ舞い。悪戦苦闘の日々の中、不思議と感じる今までなかった充実感。子どもと向き合いながら、自分と内面とも向き合い、成長していく様子が優しく爽やかに描かれる。

    母として読み、赤ちゃんとの生活が懐かしく、忙しさが思い出されながらも、愛おしく感じられた。

    おもちゃよりお米で遊ぶのが楽しい、積み木を積むより壊すのが大好き、肩車をすると死ぬまでやらされる…(笑)

    子育てエピソードが具体的で、それが大田くんの目線から語られると「ママ」とは違う第三者的客観性があって、可笑しかったり、発見があったり。

    公園でのママたちの会話を観察する大田くんの視点も良いなと思った。

    全てが優しい物語り。
    瀬尾さんの本はいつも安心して読めて好き。

    改めて我が子との時間、大切にしようと思った。

    「あと少し、もう少し」の駅伝選手、大田君だったと気がついたのはラスト。先生が中学校に大田くんの居場所はないよ(前に進んで)と優しくも強くこたえたのが素晴らしいなと思った。そんな風に迷った子に言ってあげられる人になりたい。
    また読み返さなきゃ。

  • こんな男の子が立派に世の中に評価されるようになってほしいものです。

  • 180121

  • ヤンキー高校生が数週間1歳10か月の女の子のベビーシッターを引き受けることになる。
    普段ならあり得ない取り合わせながら、心が通い合う?ようになる。
    ほのぼのと、思わず笑みが込み上げてくるようなstory。

  • 16歳、まだまだ人生諦めるには早いよね。

  • 心の底からほっこりするお話。
    とっても幸せな気分になりました。

  • 2017年12月西宮図書館

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