- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104697014
作品紹介・あらすじ
生きていれば何だって起きる。無残な事実も美しい奇跡も…。最後の仕手戦に賭ける相場師、妻を失った男、拳銃の元売人、柔道界から永久追放された男、拝み屋、流れ者、そして"出合い頭の人生"と呟く平凡な居酒屋の女。恋愛も、涙も、ミステリーもない。かわりに、心を強く揺さぶる10の孤独と人生が詰まっている。ざらざらした修羅場を生きてきた男の、大人のための短篇集。
感想・レビュー・書評
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「男の人の本」という印象。
男の人の孤独という世界に触れた気がしました。
決して、孤独がマイナスとして描かれているのではなくて。
短編集でしたが、最後の「平凡な女神」では、女性の孤独とも言えるような世界について描かれていて、女性の話だけども、男性的な感性だなぁと。
新しい捉え方。
しっかり、ずっしりな男臭さ満点の孤独感は、元気な時に読まないと落ち込みそう…かも。 -
恋愛も、涙も、ミステリーもない。かわりに、心を強く揺さぶる孤独と人生が詰まっている。一編々々が重く厚く、読後に深い印象を残す佳作揃い。
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10本の短編集
探鳥日記
聖壇に祈りを
カモメの、ルビーの目でふり返れ
平凡な女神
が、好きかな -
ほんのり心温まるお話です。
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久々の大ヒット!!!!人間の生き様のロマン。著者は元ノンフィクション作家。故にこのリアリティーか。必読、損なし。ジワッと心を打つ名作短編集。
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どの話にも共通しているのは、あるときふとしたきっかけで周りの世界を見る目がガラッとかわっていること。ささいだけど重大なことがキチンと描かれていてすごい。「世界の中心〜」や「いま、会いに〜」では泣けなかった人向け。
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凄くイイデスネェ〜。
書評を読んで買いましたが、今年読んだ中で最高の短編集です -
久しぶりにというより、初めて「男文体」(こういう言い方なんてないですかね(^^;)を読みました。
厳しくて、冷たくて、突き放す。
でも底の方には、優しさがひそんでいるような・・・そんなお話達です。
私はちょっと苦手かも。