吐きたいほど愛してる。

著者 :
  • 新潮社
3.30
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本棚登録 : 375
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104732012

作品紹介・あらすじ

迷惑な妄想逆ギレ男が、夫の帰りを正座して待つ壊れた妻が、生き地獄を味わう可憐な美少女が、虐待される寝たきり老人が、自己の中心で愛を叫ぶ!勝手気ままに狼藉の限りを尽くす面々をあなたは愛せるか!エンターテインメントの旗手・新堂冬樹が「ここまで書くか!」とばかりに練り上げた、強烈すぎるキャラクターと刺激的なストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 新堂冬樹さんの、「忘れ雪」を読んだ後にこの本を読み、とても驚きました。
    同じ作者さんが書いたとは思えないほど作風が違い、一人の作者さんが書いた本で、全く違う楽しさ、驚き、感想を抱きました。
    この本を読んで面白いと思った方は、ぜひ新堂冬樹さんの他の本も読んでみてほしいです。
    この本に出てくるさまざまな種類の人々、全員が主役だと思いました。
    短編集として、これほど楽しめた本は無かったです。
    ぜひ読んでみてください。

  • 黒新堂、炸裂してますね。
    4つの短編集だけど、それぞれの登場人物が濃すぎる。まともな人間があまりいない小説ってのもめずらしい。さすが新堂先生。

    皆狂ってるけど、普通の人も一歩間違えれば半蔵や栄吉みたいになっちゃう可能性もあるのかもしれない。ニュースで流れる事件の犯人も、この小説の登場人物みたいな人達なのかもしれない。
    ただの「作り話」じゃない、「現実」にもなり得そうな小説。そう考えるとさらに怖いと思える作品だった。

    個人的には「お鈴が来る」が1番怖い。
    普通の人達が普通じゃなくなる様って恐怖。不倫相手の女は怖すぎる…奥さんの「でしょ!でしょ!でしょ!」も怖い!!

  • ・半蔵の黒子 ★★★★
    超キモいおっさんの話。キモさと妄想力半端ない。こんな人実際におったら関わりたくない!

    ・お鈴が来る ★★★★
    ゴキブリが印象的すぎて、そのイメージしかない。
    ってか旦那、判断するの遅すぎやろ

    ・まゆかの恋幕 ★★
    この話の前の話がインパクトあり過ぎて、普通!って感じ。
    恋愛モノは嫌いなので★2つ。

    ・秀吉の部屋 ★★★
    糞野郎の話。しかも糞野郎という自覚がないので胸糞だ〜

  • 愛の形をした狂気を描いた、全四編。

    ■半蔵の黒子
    これが一番最初に来るインパクトはすごい。ビジュアルや臭いから、生理的に吐きそうになる。ありとあらゆる醜さが徹底的に描かれ、目をそらしたくてたまらないけれど、どうしても最後まで読んでしまう。
    自分も半蔵かもしれない、という恐怖がこみあげるのは、私だけだろうか。

    ■お鈴が来る
    これも生理的に吐きそうになるけれど、ストーリーの進み方は読めてしまうかもしれない。みんな一番まともな狂い方だと思う。登場人物みんなが陰湿で、いやな感じ。何より主人公が一番いやな感じ。

    ■まゆかの恋慕
    綺麗な話。スプラッタ系。

    ■英吉の部屋
    因果応報系だけれど、決して気分は良くない。l誰が一番醜いんだろうと考えてみて、意味のない問いだと思い直す。


    全編を通して、ひたすら気分は良くない。自分も実は登場人物たちとあまり変わらず醜いのだろうと、わが身を振り返ってまた嫌な気持ちになる。

    そんなことを思いながら、読み進めてしまう。
    狂気だけれど、同時に、やっぱりこれは愛なのだ。

  • 友達に作者の純愛系の話を勧められたけれど貸出中のためてにとってしまった1冊。

    もはやギャグ?の領域のグロさ。
    読むんじゃなかったなと思いながら結局最後まで読んでしまったよ。

    恋愛の話じゃないよ、泣けないよ!
    気持ち悪いよ!
    と間違って手に取らないように注意喚起!

  • グロサイコホラー
    ホラーといっても人間の怖い部分みたいな感じで、とてもおもしろかった!
    怖いの好きな人にはかなりおすすめです!

  • 1

  • 新堂冬樹を見る目がかわった1冊になった。ひたすら気持ち悪い読後感だった。愛しているという大義名分があれば暴力は正当化されると考える主人公たち。自己評価だけはやたらに高くて、周りのどんな非難も受け入れられない彼ら。グロテスクな描写もすごくて、「吐きたいほど」になるのは読者の方なのではと思った。 夫の浮気で精神を病んでしまった妻の話の真相に冷や汗が出た。喋れない少女のかわいそうな話がなければ、この本は、私にとって、グロくて気持ち悪いだけの本になっていたかもしれない。

  • 2016/11/3 読了

  • 著者のグロ以外の作品は読んでないのでまゆかの恋慕で白冬樹作品も読みたくなった
    英吉の部屋は良かった
    半蔵とお鈴の話しは、他の黒新堂でグロイシーンばかり読んでしまったのでイマイチ

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著者プロフィール

 メフィスト賞受賞作『血塗られた神話』でデビュー以降、ノアール小説から純愛小説まで幅広い作風で数々のベストセラーを持つ。代表作は『溝鼠』、『カリスマ』、『無間地獄』、
『黒い太陽』、『忘れ雪』、『虹の橋からきた犬』等。また、新堂プロを立ち上げ、タレント、アイドル、作家のプロデュース、漫画原作等も手掛け、その才能は多岐に渡る。

「2024年 『虹の橋からきた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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