- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104738038
感想・レビュー・書評
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いやー、おもしろかった。自分も墓前で佇んでみよう。
たしかに、日本人てほとんど共通の祖先がいるように感じる。
なんか生まれてきてよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先祖を辿るとわかるいろいろな不思議や納得の事実とか、思いがけない人に思いがけない人とのつながりが!とか、そんな内容を期待したのだが、結局は著者の先祖探し。
もともとは、歴史上の人物の末裔を取材するという趣旨だったらしいが、途中で路線変更してこのようになったのだそうだ。
驚くべき何かがわかったわけでもないし、なんだかな、という感じ。
奥様とのやり取りは妙に面白く、結構笑ったのだけれど…。
今ひとつ物足りなかったかな。 -
ルーツ探しをしているので参考になるかと思って読んだけど、そうでもなかった。
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高橋秀実さんの文章が好き。
「家系を辿る」という行為は、
「何かと繋がっている」「何かと共通点を見出す」ということであり、
人が生きていく上でとても大切なことなのかもしれない。
そういえば、自分の先祖は北海道に移住したという話を
ひいおじいちゃんから聞いたことがあるなあ。
自分も余裕ができたら、著者のように先祖を辿る旅に出たいぜ。 -
家系図や家の由来を調べている人は、たいていこの本の人のように「もしやウチは武士の家系!?」とか「すわ天皇家の血筋!?」とまいあがった挙句に、結局はよく分からないまま終わるんだろうな。
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エンタメ・ノンフ。知人から比喩で、最後の縄文人と言われたことからあれよあれよと自分の家系を探すことになる。多すぎる高橋。
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自分も著者と同じ気持ちになったことがある。
父が亡くなった時、出生地の役場から「原戸籍」というのを取り寄せて、じっくり読んだことがある。当たり前と言えば当たり前だが、親戚のおじさんやおばさんの名前があったり消されたりしていた。父の子どもの頃の様子を想像したりして、ちょっと楽しくもあり、切なくもあった。 -
力を抜いた文体が面白い
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先祖を辿る困難さ、面白さのノンフィクション。
家系図、家紋も昔からのセルフブランディング、家系ブランディングなんだなあ。 -
高橋秀実さんの、独特の、間が好きだ。文書なのに、間。なぜか、間、としか言いようがない、リズム。戸惑い、といってもいいかもしれない。とにかく常に、戸惑っている。
自分の先祖を辿って、結局大体のみんなの先祖まて行きつく、飛躍と不思議なめぐり合わせ。うっかり見つけた遠い遠い親戚のおじさんの発する、ダメな家系だ、という重い断定。それ分かる。。。うちもダメな家系だから。。。
大体辿ると平家か源氏で、まあまあ宮家、と分かったところで、やっぱりおじいちゃんとおばあちゃんの顔が浮かんだ。もっと話を聞いておけば良かったなー。