不明解日本語辞典

著者 :
  • 新潮社
3.21
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本棚登録 : 111
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104738052

感想・レビュー・書評

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  • 大学新入生が最初に読む言語学の本として最良の書ではなかろうか。ここから丸山圭三郎・ソシュールに進むもよし、国語学に進むもまたよし。いや、別に進まず『船を編む』とこの本読んだだけで終えても全然構わんですけど。
    言語という最も長らく定義されているものが、そもそも定義されようが無いという無常感を一人でも多くの人が味わってくれれば祝着です。

  •  良く口にする「ちょっと」「えー」「っていうか」や、分かったようで分からない「リスク」「適当」「すみません」など、辞書をひいてもおそらく「スッキリ」しないであろう32の言葉を、作者ならではの考察により解き明かす本である。
     気取らない書き方は、そうそうと同意する個所もあれば、まわりくどく感じるところもあるのは仕方ない。古書や辞典を引用しての解説など本格的な部分も多くあり、その解釈が正しいかどうかは分からないけど、なるほどと感心する場面も多い。
     異能の筆者の魅力が表れている本である。

著者プロフィール

ノンフィクション作家。1961年、横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒。テレビ番組制作会社勤務を経て、作家に。開成高校野球部の奮闘を描いた近著『弱くても勝てます』がベストセラーに。
『ご先祖様はどちら様』で小林秀雄賞受賞。

「2015年 『損したくないニッポン人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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