- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104750016
感想・レビュー・書評
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面白かった〜!いやリストラの話だから面白がっちゃいけないけど( ̄▽ ̄)
なるほどシリーズ化も頷ける。
企業のリストラを請け負う会社で働く主人公。
30代前半の面接官・真介が泣かれ、罵倒され、時には殴られながらも冷静にクビを切る!
でもちょっとだけ愛を感じるのです。
このシリーズ追いかけてみよう♪
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毎朝、家を出て向かうべきもうひとつの居場所がある。
世の中と自分を繋ぎ「明日」を生きていい、と認めてくれる大事な場所。
そこを突然奪われる「リストラ」。
通告された本人にしてみたら、まさに絶望の縁に落とされる様なものだろう。
この小説の主人公の職業である、リストラ対象者を面接によって円満に離職させる会社、が本当にあるのかどうかはわからないが、
肩をたたく役目も負いたくないから人任せにする、会社という集合体の空虚さに寒々しくなってしまった。
ただ、物語はとても面白かった。
ひとつの場所を信じてしがみつくばかばかしさ。
地はどこまでも繋がってる。
そこがダメなら別の場所があるさ。
『新天地』の清々しさにすっきり♪ -
33歳の会社員、真介は、リストラ請負会社勤務。
メーカー、銀行など、依頼を受けた企業に出向き、対象者を依願退職へ導くことを仕事にしている。
お仕事小説。
面白かったです、とっても。
真介の仕事に対する真摯な姿に惹かれます。
プライベートでの陽子との関係が、さらに真介の魅力となっていて、これからの2人を見ていたいと思いました。
出会ったリストラ対象者もそれぞれ個性的、各章が楽しかったです。
シリーズ化されているとのこと。
続編、絶対読みます。 -
2024年10月12日
リストラって怖い。
それを請け負う仕事なんて嫌だよなぁ。
憎まれ役。
真介が憎まれるばかりでないのは、容姿や言葉遣いだけでなく、その人の将来や気持ちを考えているからなのだろう。
ノルマも重視、その人の行く末も重視。
リストラって戦線離脱、お払い箱と自尊心プライドがズタズタにされ、本当に落ち込むけれど、会社も個人も得できるウィンウィンの関係を作ることにもなる。
それなら重要だし、やりがいのある仕事かもしれない。
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リストラ屋の話。
仕事=人生なんだなぁと思いました。
お仕事に求めるものって給料だけじゃない、やりがいだけじゃない、働きやすさだけじゃない…難しいですね。 -
なかなか。リストラというと暗い話を想像してたけど、それぞれうまく光をあててるので、明るい気持ちになれる。
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サクサクと読みやすかった。
主人公は仕事を辞めるよう、退職するように迫る仕事だけど、それによって相手の人生を新たにスタートさせる仕事でもある。
次回作につながるような感じで…楽しみ。 -
2021.3.1-384
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続きも読もうと思った。
著者プロフィール
垣根涼介の作品





