再生巨流

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 172
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104753017

感想・レビュー・書評

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  • 話としては少し出来すぎのような気がしないでもないけど吉野の鋭い着眼点と問題点の洗い出しの能力はビジネスマンとしてもずば抜けているように感じた。経済小説と言うと前提となる知識を問われることが多いが本書は横文字こそ多いもののそこまで経済をメインに据えているものでもないのでその手の知識がほとんどない僕にも入り込みやすかった。本書は2011年3月6日には、WOWOWでテレビドラマ化された。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou8507.html

  • 大きな組織であるほど個人の役割は細分化され,個人は一つの歯車となります。しかし,同じ歯車でも交換できる歯車と交換できない歯車があることに改めて気づかされました。
    既にシステムが構築された運送会社の一人の男が新たなビジネスの立ち上げを目指し奔走する物語です。いくつかのキャラクターがうまく設定してあり,飽きさせませんが,話が少しうまく行き過ぎる感じは否めません。
    些細なアイデアがどんどん膨らみ,巨大なプロジェクトへと変貌していく様子は,サラリーマンの可能性や仕事とは何かを考えさせられました。

  • ん~ちょっとと思うところもないではないですが概ね面白い!

  • この小説は面白かったですね~
    まさに瀬戸際の男が一発逆転を狙って、とてつもないプロジェクトを始めます。
    どんなことをしても成功させるという主人公の気迫がヒシヒシと伝わってきました

    インターネット通販が全盛ですから、この時代にピッタリな経済小説だと思いました
    この主人公のような人が今の企業には必要なのかもしれないですね

  • 経済小説と紹介されており、小難しい話が主と思いきや、
    壮快なビジネスストーリー。アイディアを実現させる
    行動力、想像力、何より裏付け準備の周到さはタメになる。

  • 経済小説はずいぶん久しぶりに読む。運送業から販売業に手を広げる話。きっかけはコピー機にカウンターをつけて、その情報から紙の補給をするというところから、紙以外に、さらには一般家庭の宅配に広げる。その業務を街の電気屋さんに任せようというもの。量販店よりも安くかつ宅配というサービス業を成立させる。

    事業展開の方法、データが具体的でかなりのリアリティがある。徹底した取材をしているのだろう。本当に実現できるんじゃないかと思わせるのは経済小説としては成功でしょう。

    ネットで購入することが増えて、そうなると送料というのが気になる。事業としても大きいものがあるだろう。運ぶだけの運送ではなく、そこから販売に手を染めていくというのは考えられるシュミレーションだ。

    運送業でなくとも、新規事業を起こすにあたり、展開の仕方、数々のトラブルの解決方法、手法、またいろんな業態の内実など経済小説ならではの面白さが横溢している。

    少し気になるとすると、あまりにトントン拍子すぎるところ。営業部長の反対にあい、社主に直訴に行くなど難航するように見えて、事業本体は計画を上回ってうまくいく。まぁ読者に活力を与えたいという意味ではそのくらいがいいのだろう。現実ではかなり挫折を味わってるだろうから小説の中くらい成功体験を共有したい。

  • 当初、「再生頭脳」というタイトルだったのが頷ける。独創的なアイデアをプランに落とし壁を突破し実現させていくプロセスが現実性を持っているのでどんどん入り込む。「脳みそに錐を刺しこんで血が吹き出るまで考えろ。」「新しいビジネスを模索することを止めた会社に未来はない。」「上のあがるということは人を育てるプロセス。」
    その通りだね。

  • 今まで読んだ経済小説の中でダントツだった。テーマは物流業界の宅配事業。新規事業を任された主人公がヤマト運輸のビジネスモデルを変える事業を立ち上げる話。競合商品を使う、クロージング、ビジネスとは。何回も読む

  • WOWWOWで3/6放映。
    この作者の朝倉恭介シリーズ6冊もボチボチ 読みたい。

    いなべ市北勢図書館-------県立。

    「企業内起業」というより・・・ビジネスマンの再生の物語。最新の経済情報・・・2003.12.11~2004.12.9「週刊新潮」連載(原題・再生頭脳)を加筆・修正・改題)・・・ちょっと古い?

    スバル運輸=佐川急便?

    描かれている群像が私の再生のキッカケになるか?

  • 私の子供時代には「宅急便」というものがありませんでした。 数十年後、物流の量がいちぢるしく増えて、業者、業態も多様化が進んでいるのは感じていましたが、logisticsという分野の現場をシロウトにもわかりやすく、楽しく見せてくれる本でした。 小説としても、ドキドキさせる部分が大きく、介護の問題などもからめて興味深く読めました。

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プロフィール

1957年生まれ。慶應義塾大学大学院修了。米国企業在職中の1996年に発表した初の国際謀略小説『Cの福音』がベストセラーに。翌年から作家業に専念、綿密な取材と圧倒的なスケールの作品で読者を魅了し続けている。主な著書に『象の墓場』『プラチナタウン』『ドッグファイト』『和僑』『レイク・クローバー』などがある。

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