奇跡の自転車

  • 新潮社 (2006年8月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784105053512

感想・レビュー・書評

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  • デブでハゲで40歳で彼女無しとなった場合、絶望の末に卑屈になることはあっても良い人である可能性は低いんだということは言っておきたい。だがしかし世の中広いからね、まぁ奇跡もあるさね。
    というわけで割とダメなヤツだったのが年を経て飲んだくれてデブになったら人格者になっていたというところが不透明なんだよね。なんで?何があったの?ってなるじゃん。まぁでもオッサンが頑張る姿に泣けるのは仕方ないしね、良しとするか。
    しかし頑張るオッサン以上に健気なのは何故かひたすら一途を貫くノーマさんでこれまたなんで?ってわけだけどね。
    結論として、やせるならサイクリングってことだね。

  • 太ったおっさんが両親が亡くなったことをきっかけに自暴自棄になって、
    自転車に乗って何日もかけて色々うだうだ考えながら自転車でアメリカ大陸を横断するお話。

    うーん、こういったなんとも言えない盛り上がりもせず、
    整合性も取れないような話をダラダラ読むのは苦手で辛い。

    訳者あとがきに"ライ麦畑でつかまえて"と同系統とか書かれてたけども、
    あっちも苦手だったと納得しました。

    話は苦手ですが、主人公のように仕事とか何も考えず、
    自転車をこぎ続けて、行ったことのない場所に行くというのは少し憧れました。

  • 最高でした
    すぐ自転車に乗って行きたい
    バナナも食べたい
    公衆電話・・・じゃないとねえ

  •  人間は誰でも歳をとるし心身共に変わっていく。その変貌は大概の場合ポジティブなものとは限らない。だから絶対に元に戻ることは不可能だと思うのだけど、この物語はそれが不可能であることを示唆しつつも、元の自分が大事なことだと思っていたはずのことを改めて気付く機会、そこから繋がる新たな一歩を歩むためのヒントを与えてくれる、読んでると何だか勇気が出てくる本である。
     自転車のペダルを踏みながら主人公の過去の思い出と新たに得た経験が交差していき、ひとつの結末に収斂していく内容。ペダルを踏みのを止めざるを得なくなった時、自分の足で歩きだした時、目の前に浮かぶ幻想ではなく、電話でのやり取りでもなく、自分の目と耳で感じたものは何だったのか。それは最後まで読み終わってからのお楽しみ。

     ついでに触れておくと、小説本文もいいけど、訳者の後書も泣かせる。必読。

  • 前に文庫版を本屋で見かけて気になっていたので図書館で借りました。文庫版とタイトルが違うんですね。正月休みならハードカバーでも良いだろうと借りたのですが結局通勤電車で読みました。

    ベトナム戦争からの帰還兵で40歳と言うと一世代上かな~などと思いつつ読みました。まだ携帯電話も普及していない時代。着の身着のままでロードアイランドからはからずも旅を始めた主役のお話ですがあまり現実感はなく、お話の中のお話、と言う感じで読みました。彼の体験と過去の記憶が交互に訪れる所為かそれでもあまり違和感なく読み終わったのはある意味おとぎ話と思って読んでいたからかもしれません。

    主人公やカウント叔父さんはとてもリアリティがあるのですが作者が男性のためか女性の書かれ方にちょっと疑問が。ノーマも何故あれほど主人公に固執するのかわからないし(救いの天使だから?)お姉ちゃんもお姉ちゃんの病気も良くわからないし、母親もあまり出番ないし。なんで新婚旅行に行くように仕向けたのかもわからないしな~

    とりあえず現代のおとぎ話、と読む分には面白かったです。後書きでオーディオブックがスティーブンキングのコラムで出版にこぎつけた、とあって、口コミって凄いなあと思いましたよ。

  • うーん。こういう現代小説ってなかなか浅いよね

  • Sex and the Cityに出演した役者でもある、作者ロン・マクラーティ。オーディオブックだった本作がスティーブン・キングの書評で話題となり、本になった。

    主人公スミシーは43歳独身男性。体重126キロ。ベトナム戦争で負傷し、帰還後はジャンクフードとアルコール漬け、おもちゃ工場のラインの検品をしながら怠惰な生活を送っていた。

    そんなある日、両親を不慮の交通事故で亡くし、父の遺品を整理していると、長い間行方不明となっていた姉が、路上生活者の姿となって死体で発見されたという手紙を発見。
    LAに安置されている姉の亡骸を引き取りに、自転車でロードアイランドを出発し、126キロの巨体を揺らしながら、懸命にペダルをこぎ続ける。

    家族との思い出を振り返り、孤独と向きあいながら、次第に気持ちと体も軽くなって、スミシーが再生していく心情の変化に、最後はじんわりきてしまった。

  • 「マクラーティー朗読聞きたしどこで」

  • スミシーは43歳、126キロ。両親の交通事故をきっかけに、衝動的に家を飛び出し、姉のべサニーのいた土地へ向かう。姉は精神を病み、発作の起きていない時には美しく魅力的だっただけに、家族は振り回され、行方が知れなくなった後は皆次第に無気力になっていたのだ…自転車で旅するうちに自然に痩せて来るというおまけ付きのロードノベル。主人公は出会う人々にはホームレスかと誤解されがちだが、善意の人も多い。奇妙でおかしな、やがて切なくなる展開。幼馴染みのノーマの電話での繋がりもあり、ほのぼのします。

  • あまり期待せずに読んだのに、思わず涙。途中から一気読み。奇跡は人間が起こすもの。

  • いわゆる「ええはなし」と書評などで形容されていることが多いが、登場人物がどれもエキセントリックすぎてついていけなかった。自転車はあくまで添え物。

  • なんともユルい感じが、いいんだけどね。でも、今自分に甘い人に優しくなれないんだ。3分の1読んで挫折。

  • 「フォレスト・ガンプ」みたいなノリ。まぁ、なんだ、アメリカ人はこういうのが好きなんだろうな。日本ではどうかなぁ…ちょっと難しいんじゃなかろうか?「自分探しの旅」にも、ある程度の必然性が必要じゃないかと。「ありえなくない?」みたいな。

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