プーチンの世界

制作 : 畔蒜 泰助  Fiona Hill  Clifford G. Gaddy  濱野 大道  千葉 敏生 
  • 新潮社
3.80
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本棚登録 : 103
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105070113

作品紹介・あらすじ

プーチンが真に求める「この先の世界」を理解した時、私たちは戦慄する! 一介のKGB職員から「皇帝」となった男が望むものとは? 今も謎に包まれるロシア大統領の〝正体〞を米研究機関の第一人者が6つの側面――「国家主義者」「歴史家」「サバイバリスト」「アウトサイダー」「自由経済主義者」「ケース・オフィサー」から徹底分析。計り知れない男プーチンを正しく恐れるための決定版。

感想・レビュー・書評

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  • ・歴史に造形が深い。偉人の回顧録も読む。(歴史家)
    ・レニングラード包囲で、兄が犠牲に(サバイバリスト)
    ・東ドイツで共産主義体制化の破綻を経験(自由経済主義者)

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  • プーチンは、西側の指導者との接触が少なく、その動機や思惑を理解できてない。欧米がロシアを封じ込めようとしており、その手段は軍事以外の方法(民主化運動の支援等)で行われていると考えている。プーチンはロシアの国益のためには、欧米の弱点を探し、欧米のリーダーや市民を脅すことをやる。
    プーチンのこれまでやってきた事は、この本の見方でほぼ説明できると思う。また、トランプのロシアゲートについても、いかにもやりそうと言え、ますます疑念が深まった。今更だが、エリツィンの頃に支援の手を差し伸べて、もっとうまく西側に取り込んでいればこんな事にはならなかったのではと思う。

  • [多様な顔,統合された人格]世界で最も影響力のある人物とも言われるロシアのプーチン大統領を,6つのペルソナ(人格・仮面の意)を持つ人物として読み解こうと試みた大作。現代ロシアを考察する上で,欧米においては非常に高く評価されている作品でもあります。著者は,トランプ政権下で米NSCのロシア・欧州上級部長に任命されたフィオナ・ヒルとブルッキングス研究所のシニア・フェローを務めたクリフォード・G・ガディ。訳者は,濱野大道と千葉敏生。原題は,『Mr. Putin: Operative in the Kremlin』。

    非常に実証的かつ体系的にまとめられているプーチン大統領理解のための必読書といった感のある一冊でした。プーチン大統領を一刀両断的に捉えることなく,その複雑さを受け入れながら解説を進めていく筆に,真摯かつ高度な学究姿勢が伺えるかと。解説書的な記述ではないため,読んでいて面白い点も高評価のポイントです。

    〜本書の執筆を通してわかったのは,ウラジーミル・プーチンにとって大事なのは,情報が真実かどうかではなく,彼の言動を相手がどうとらえるかである,ということだ。プーチンにとって興味があるのは,特定の現実を伝えることよりも,その情報に対する周りの反応を確かめることなのだ。〜

    分厚いですがロシア入門書としても実は良いのかも☆5つ

  • 戦略家としてだけでなく、様々な顔を持つプーチンの研究本。読み応えのある、お勧めの1冊。これを読むと、「では、プーチンの弱点とは何か」を深く考えさせられる。

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