プーチンの世界

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105070113

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  • flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/2955

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    フィオナ・ヒル(Fiona Hill)
    1965年生まれ、米ブルッキングス研究所/米国・欧州センター ディレクター

    クリフォード・G・ガディ(Clifford G. Gaddy)
    1946年生まれ、米ブルッキングス研究所/シニア・フェロー

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    謎に包まれた指導者、と言うイメージがあるプーチン氏を細かに紹介した書籍。
    テレビもラジオも新聞もネットニュースも見ない私は、今世界で起こっていることがどういうことで、それがなぜ起こって、今後どうなっていくのか全くなくわかっていない。
    その中でまずはプーチン氏と言う人はどういう人物なのかに興味を持って読んでみた。

    プーチン氏はもともと情報が少なくまたその情報も改ざんされている可能性が高く結局どういう人物なのかはあまりわからなかったが、その中でも本書は プーチン氏の思考回路や世界観の全体像に迫るため、「国家主義者」「歴史家」「サバイバリスト」「アウトサイダー」「自由経済主義者」「ケース・オフィサー」という6つの側面から多角的に分析しており分かりやすかった。

    思った事は大きな流れに飲み込まれてしまうとその流れに逆らうことができないと言うこと。
    (個人の意思やスキルとは関係がないこと)

    私の好きな小説家で誉田哲也さんがいる。
    その中で出てくるガンテツのことを思い出した。
    彼はもともと優秀で熱心な刑事だったがそれが故に認められてしまい公安に配属になる。そこから刑事人生が変わっていく。自分の意思とは関係なく周りの環境や、人事によって変わるのは本の中でもテレビの中でも自分自身もそうなんだろうと言うように感じた。

    だから、その人個人だけが悪い、その人個人だけがすごい、と言うことってやっぱりあんまりないんだなと本書を読んで感じた。

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