出会いはいつも八月

  • 新潮社 (2024年3月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784105090210

作品紹介・あらすじ

この島で、母の死を癒してくれる男に抱かれたい。束の間、夫を忘れて。音楽家の優しい夫と、二人の子宝にもめぐまれ何不自由ない結婚生活をおくるアナ。毎年、母親が埋葬されているカリブ海の島へ出かけるアナだが、人知れず、現地の男と一夜限りの関係を結ぶことを心待ちにしていた。刹那的な関係に心身を燃やすアナが出会った男たちとは――。ノーベル文学賞作家が最期まで情熱を注いだ未完の傑作。

みんなの感想まとめ

刹那的な恋愛と家族の絆を描いたこの物語は、主人公アナ・マグダレーナが年に一度、母の墓参りを兼ねてカリブの島へ向かうところから始まります。音楽家の夫と幸せな家庭を築いている彼女ですが、毎年異なる男性との...

感想・レビュー・書評

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  • The Bookseller - News - March 2024 is publication date for Márquez’s 'lost' novel, Until August
    https://www.thebookseller.com/news/march-2024-is-publication-date-for-marquezs-lost-novel-until-august

    ガブリエル・ガルシア=マルケス、旦敬介/訳 『出会いはいつも八月』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/509021/

  • 新しい8月、新しい私

    ガルシア・マルケス遺作。未完。

    アラフィフ(40代半ば)女性が毎年夏の母親の墓参りの
    たびに行きずりの男性との逢瀬を義務のようにこなしていく。

    最後数ページがとても印象的。どうなるのか読みたかったなぁ。

    『百年の孤独』いつか読んでみたいです。訳者あとがきによると「孤独」どころか「百」すらも書きたくなくなった作家さんがいるほど影響力を持つ作品だそうなので。

  • 音楽家の夫と、同じ道に進んだ息子、そして奔放な娘ら家族と幸福に暮らしているアナ・マグダレーナは、年に一度八月に母の墓参りのためカリブの島へ旅行をする。46歳の夏、その旅先のホテルで知り合った男性と一夜のアバンチュールを楽しんで以来、アナの中でその火遊びが恒例となり、毎年違う男性を物色するように。しかし夫に感づかれているのではないかという不安から逆に夫の浮気を疑うようになり…。

    ガボさんの未完の遺作。主人公のアナは50歳まで毎年この夏の刹那的な冒険を続けつつ墓参するうち、自分以外にも母の墓に花を供えている男性がいることを知る。母もかつての自分と同じように夫以外の相手がいたのだろうか。そして母の墓を改葬することになる場面で物語は中断している。

    中編くらいの長さなので、巻末にオリジナル原稿の一部の写真(手書きの校正とか入ってる)や、編集者の付記などもあり、訳者あとがきにあったように制作過程のドキュメントとしても読むことができる1冊。

    今まで読んだ『百年の孤独』その他のいわゆるマジックリアリズムと呼ばれる作品と、少し傾向が違った印象。現代的な一人の女性の内面が描かれており、どのような結末にいたる予定だったのか気になる…。

  • ガルシア・マルケスの未完の遺作とのことで、まだまだ色々と整えていきたかったんだろうなぁと感じつつ読了。
    ちょっと資料的な側面もあるかもしれない。
    一人の女性の心境や身体の変化を客観的に描きつつ、何かどこかで共感できるような部分が点在しており、特に40歳代以上の方にはおすすめ。
    ぜひ。

  • もっと長ければ嬉しいのにね。でも楽しかったよ

  • 2014年に亡くなったガルシア・マルケスの"新作"。執筆を進める中で認知症を患い未完となったが、一応本書は話としては完結している。
    短い本ではあるが、ラテンアメリカの一人の中年女性の思い煩いが丁寧に描かれている。ただ、確かに終わり方はやや唐突な感じではあった。

  • 認知症の過程で執筆した、ガルシア・マルケス未完の小説。これだけで十分かと。

  • 【Entertainment】出会いはいつも八月 / ガルシア・マルケス / 20260220 /<15/1238>/<122/197230>

    ◆きっかけ
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD010X70R00C24A5000000/

    ◆感想
    カリブ海に浮かぶ島に毎夏母の墓参りする際に一夜限りを繰り返すアラフィフィ女性の話。
    そうか、繰り返すうちに自己嫌悪、いやそれ以上に自分の夏の遊びがバレているのではないか、自分がこうだから夫もそうではないかと疑い始め。。。最後のこの島通いの終わらし方にはあっと思わせられた。

    ◆引用

    ◆今後

  • 佐賀大学附属図書館OPACはこちら↓
    https://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BD06779000

  • 母の命日の8月16日になるとカリブ海の島に行く中年女性
    その日だけは自分を解放してくれる男性と一夜を過ごす
    島から帰ると前の自分と違っていることに葛藤していく
    もしかしたら、自分の母親もそのようなことをして島で過ごしていたのかもとよぎる

  • 最後、え?ってなったけど未完の遺作ということで納得。

  • 毎年8月になると違う男と巡り会う物語。

  • 著者が認知症で、未完の遺作ということで、不完全でよく分からなかった。それも含めて価値があるということで。

  • 2024I065 963/G
    配架書架:C1

  • ふむ

  • サラサラと読むバカンス小説。ノーベル文学賞の著者が望むほど、本書で人生における愛の形は見つからない。果たして女性読者は主人公に同意出来るのだろうか?男性の描く妄想ではないかと思ってしまう。

  • 南米文学そしてガルシアマルケスといえば
    謎めいた、深遠な、または土着といったイメージなのだか、あまり感じられなかった
    むしろ洗練されて、クールで、すごくときめいてしまった!
    毎年一度しか訪れない島
    お母さんのお墓にたむけるグラジオラス
    そして、ふと、情事の場を持ってしまい…

    ただ未完という事で、終わりに近づくにつれて雑になっていくのが悲しかった
    もっとゆっくり丁寧に味わいたかった、と思う

  • アナ・マグダレーナが母の墓にグラジオラスを捧げに毎年8月にその島を訪れる。そこで、男と出会う。彼女は結婚している。
    グラジオラスの花言葉は思い出、密会、用心。
    彼女はこの島にくると、母の墓にグラジオラスの花を捧げ、1年で起こったことを洗いざらい告白する。そして、夜になると身も知らぬ男と密会し、帰ったら夫に秘密にできるよう用心して振る舞う。
    作者は中年の女性が真実の愛を見出すということを生前言っていたらしい。
    夫とも、その初めの島での出会いまでは、順風満帆に見えたが。
    星3かな

  • 映画を観るように読むといい

  • 主人公に感情移入する事はなかったけど、
    同じ位の年頃なので、気持ちがわかる部分も多かった。

    ボケててもこんなにしっかり、
    文章が書けるのかと驚いた。

    永井するみさんの年に一度の2人を思い出した。

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著者プロフィール

旦敬介
1959年生まれ、東京都出身。作家・翻訳家、明治大学国際日本学部教授。ラテンアメリカ文学、アフロブラジル文化。著書に『旅立つ理由』(読売文学賞)、『ライティング・マシーン』など。訳書は、バルガス=リョサ『ラ・カテドラルでの対話』、ガルシア=マルケス『十二の遍歴の物語』『生きて、語り伝える』、J・ゴイティソーロ『戦いの後の光景』、B・チャトウィン『ウイダーの副王』、P・コエーリョ『11分間』、M・ジェイムズ『七つの殺人に関する簡潔な記録』など多数。

「2022年 『パラディーソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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