第四の手

制作 : John Irving  小川 高義 
  • 新潮社 (2002年7月発売)
3.53
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  • レビュー :20
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105191108

作品紹介

TVジャーナリスト、パトリックは、インドでサーカスの取材中、ライオンに左手を喰いちぎられる。以来、なんども夢に現われる、深緑の湖と謎の女-。やがて事故死した男の手が移植されることになるが、手術を目前に「手」の未亡人に子作りを迫られ、月満ちて男の子が誕生する…。稀代の女ったらしが真実の愛に目覚めるまでのいただけない行状と葛藤を描く、巨匠による最新長篇。

第四の手の感想・レビュー・書評

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  • 大して難解な内容でも、とんでもなく膨大な分量でもないのに、なぜか読み進めることが難しかった。
    多分文体が合わなかったのではないかと思う。
    主人公に対してもまったく興味が持てなかったし。

    本人にその気がなくても女の方が放っておかないモテ男のジャーナリスト、パトリック。
    その気はなくても据え膳は食う。
    で?

    ライオンに左手を食われてからニュースキャスターとしてよりお騒がせジャーナリスト扱いされるようになり、徐々に主流派から外れていくパトリック。
    そんな時、左手を移植することになり、元の左手の持主の妻に子作りを迫られて…。
    で?

    初めて自分から女性を求めることになるのだが、相変わらず女性にモテモテで、据え膳を食う。

    だからさ、何をどう求められているのよ、読者は?
    登場人物がみんなエキセントリックで、ボー然と見送っている間に仮装行列は通り過ぎてしまいましたって感じ。

  • ライオンに手を食われた女たらしのテレビキャスターが、ある女性に本当の恋をする話。
    そこに至るまでのたくさんの女性関係から、ちょっとずつ人生の真実を学んでいく。性的ビルドゥングスロマン?

    ラグビーのトリビアなど、すこしつらくて、圧倒的に面白いアーヴィングにしては元気がない。訳文もイマイチこなれていない気がする。
    このパワーダウンはたまたまか、作家の年齢によるのか。

  • 実在の人物やユーモアあふれる心理描写を交えることで、
    むちゃくちゃな出来事をどこかリアリティあるものに見せ、
    世の中っておもしろいなぁという気持ちにさせられる、
    個人的に好きなタイプの小説です。
    つねに一言多い表現にはだいぶ笑わせてもらいました。


    アーヴィングの長編小説にしては短めですが、
    その分、次の一冊を早く読みたいという気分にさせられました。

  • 久しぶりのJアーヴィングです。抜群ではないですが、なんだかんだ言っても楽しませてくれて、救われると言うか癒されます。

  • アーヴィングの作品で、読んだ中でマイベスト!愛のお話。

  • 「第4の手」とは。
    それを読んだ時に泣いてしまった。

  • 最後の展開が感動的。

  • 見えない第四の手で探り合うようなもの?人を好きになる、愛するということは。

  • ニュース番組のレポーター、パトリック・ウォーリングフォード。
    いわゆる女性にほっておかれないタイプの男。
    受け身かつ流されやすい性格で、トラブル(主に女性関係)に常に巻き込まれている。
    そんなパトリックは、インドでサーカスの団長をインタビューしている最中に、ライオンに左手を食いちぎられてしまう。
    そこに移植手術のための左手の提供者が現れる。
    彼女の名はドリス。夫の左手を提供すると言う。
    そして移植後の左手への面会権を要求するのだが――というお話。

    この作品はずいぶんコメディータッチで軽やか。
    もちろん、ライオンに手を食いちぎられるとか、目も当てられないような女性関係のトラブルとか、もりだくさんではありますが、他のアーヴィング作品よりトラブル度が軽微です。
    報道やメディアの在り方についての批判も盛り込まれていて、ちょっと硬派な味付けも忘れてません。

    なぜか印象に残ったのは、移植手術の権威、ゼイジャック博士。
    笑えます。

    シニカルな笑いと艶っぽいシーン満載でありながら、
    基本はダメ男の再生と、奇妙で純粋な大人の愛の物語。
    アーヴィングの過剰感に引き気味の人でも、この本なら楽しめるかも。

  • アーヴィングの本としては☆三つだが、まあ面白いことに変わり無い。だがこれをあの時アーヴィングが書く意義は私には見出せなかった。

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