神秘大通り (下)

制作 : John Irving  小竹 由美子 
  • 新潮社 (2017年7月31日発売)
3.83
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  • 本棚登録 :148
  • レビュー :14
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105191184

神秘大通り (下)の感想・レビュー・書評

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  • ずっと気になっていたけれど初アーヴィング。
    現在と過去を波のように行き来する文章が心地好い。
    様々な登場人物がいて、様々な背景を背負い、彼らが絡み合った様々なエピソードが語られるが、それらが一点に集約される快感。
    胸を刺す悲しい話でもあるが、愛おしいという言葉が先に出る。
    滑稽で醜悪で美しい物語。

  • 堪能。
    『サーカスの息子』を読み返さなくちゃ。

  • 死へ向かって行く現代のマニラへの旅と過去のダンプキッドからアイオワへの旅が,薬の飲み間違いなどのちょっとした状況でとても自然にあるいは唐突に切り替わって行くのが本当に巧みだ.幽霊までも含めた多彩な登場人物と万華鏡のような構成の中で,ルペが言ったように,ファン・ディエゴとルペの兄弟こそが奇跡だというのが,スッと腑に落ちた物語だった.

  • これまでのアーヴィングと比べて,少しストーリーが散漫な気がしたのは,固有名詞にラテン系のものが多く,頭に入ってきにくかったせいもあるのかもしれない.
    お話しはいつものように,普通ではないアウトサイダー達が入り乱れ,行きつ戻りつしながら,また主役級があっさり死にながら,進んでゆく.終盤でフアンディエゴによってミリアムとドロシーに関してある発見がなされたあたりから,読者は話がどこに向かっていくのか徐々に気付かされ,ラストになだれ込んでゆくところは,やはりいつものアーヴィングである.訳者のあとがきによると,アーヴィングはいつも結末を決めてから本を書くそうだが,そういう目で振返ってみると納得.

  • いつものとおり、アーヴィングらしい寓話です。
    決して幸せとは言えない境遇、親しい人たちの予言される死、死後にさまよう幽霊などなど、ストーリーだけ追えば悲劇なはずなのに、なぜかユーモラスで哀しくない物語。
    この作家さんは、本当にこういうお話がとても上手です。
    あまり現実的じゃないけど、かけ離れすぎていない、この微妙な距離感。
    ほっと一息つきたい方は、是非。

  • 不思議な感覚。
    カバーがセンス良すぎ。

  • ジョンアーヴィング「神秘大通り」http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ 読んだ。この人は毎回同じモチーフで、こんなにも別の物語を作り出せるんだなあ。父の不在、母の機能不全、マイノリティ、不具、虐待、動物、セックス、孤独、死。過去と現在が交互に、うねり捻れながら進む(つづく

    過去作では幻想的なエピソードでもかなり現実感があったのが、今回は明らかな奇跡が描かれてるのが意外だった。ルペの予知能力も新しい。子供時代が現在の出来事に挿入されているんだけど、終盤、ミリアム&ドロシー親子についての仄めかしで、物語全体が全く別の姿を見せるのも同じ。やるなー(おわり
    ---------
    今回の旅の友はこれだった。アーヴィングの「神秘大通り」 http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ ターコイズと金色の表紙が綺麗

  • ジョンアーヴィング「神秘大通り」http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ 読んだ。この人は毎回同じモチーフで、こんなにも別の物語を作り出せるんだなあ。父の不在、母の機能不全、マイノリティ、不具、虐待、動物、セックス、孤独、死。過去と現在が交互に、うねり捻れながら進む(つづく

    過去作では幻想的なエピソードでもかなり現実感があったのが、今回は明らかな奇跡が描かれてるのが意外だった。ルペの予知能力も新しい。子供時代が現在の出来事に挿入されているんだけど、終盤、ミリアム&ドロシー親子についての仄めかしで、物語全体が全く別の姿を見せるのも同じ。やるなー(おわり
    ---------
    今回の旅の友はこれだった。アーヴィングの「神秘大通り」 http://www.shinchosha.co.jp/book/519117/ ターコイズと金色の表紙が綺麗

  • アーヴィングの現代アメリカ小説。

    アーヴィングらしいといえば、作家の主人公の空想や収束に向かうための旅とか盛りだくさんで、そこに宗教的な奇跡や戦争における亡霊などが絡んで、ちょっとスティーヴン・キングチックな感じもあって面白かったです。
    過去の周囲の人物たちの死や現在の現実の人物たちのうっとおしさや幻想的な人物たちの淫靡さがミステリアスに絡んで長大なページ数を飽きさせませんでした。

  • 大好きなアーヴィングですが、この本は、他のアーヴィング作品と比べると読後の満足感が薄かった。というか、ほとんど無かった。新作が読めたことは幸せだけど。

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