ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

  • 新潮社
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感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105194017

作品紹介・あらすじ

著者キングスレイ・ウォードはカナダ人の実業家である。苦労して大学を卒業し、公認会計士として6年働いた後、化学事業を興して成功した。ビジネスマンとしての働き盛りに,2度にわたる心臓の大手術を受け、死に直面した著者は、生きているうちに、自分のさまざまな経験から学んだ人生の知恵やビジネスのノウハウを息子に伝えたいと切実に願うようになった。そして、父親としての愛情とビジネスマンとしての熱意をこめて息子に30通の手紙を書いたのである。それが本書となった。

感想・レビュー・書評

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  • ●もし君が、私のしたことはすべて成功したと思っているとしたら、君は私の人生の大半について、詳しいことを知らない。成功している人は終始、勝利への一本道を歩いているように見える。その道を歩き続けるために、敗北のたびに必要とされる粘り強さははた目には見えない。このような苦しい時期を乗り越えられるかどうかが、勝者と敗者を分ける。負けを恐れるあまり、競争に参加しようとさえしない人たちのことを、私は幾度話したことだろう

    ●君に与えられる機会はただ一回、第一印象だけである。必ず下調べをして、好印象を与えること。さもなくば、少なくともその後二年間は努力しないと、その顧客の心を掴めないだろう

    ●この未来の巨人たちのなかには、実社会に出たからといって、しっかりした勉強を今日で終わりにする人はひとりもいないだろう。彼らはただ、時間帯を移すだけだろう。適度の余暇をはさみながら、夜や週末をあてるのである

    ●君がもう一度同じ情況に出会うことがあれば、違った取り組み方をすることだろう。賢い人は、勝利よりも敗北から多くの教訓を得る

    ●訓練したばかりの社員に絶えず辞められれば、利益はすべて社員の訓練で吸い取られる。したがって、部下の士気を維持することは、その雰囲気が好ましいだけでなく、必要条件なのである

    ●温かみのある好ましい人柄の女性を選ぶべきだろう。卑しさや嫉妬深いところがないかどうか、よく観察すること。このような性向はあとで大混乱を引き起こす。うわさ好きには近寄らないこと、欲張りは疫病のように避けること

    ●この二つを分ける基準は何だろうか。答えは容易で、君の注ぐ努力と準備の量である。

    ●他人の旅路や業績、問題解決のための頭の使い方を思い浮かべてみることほど、実際の経験に近いものはない。本はそれを可能にする。本は私たちの心を開いて、私たちの存在理由を考えさせ、最善を尽くすように励まし、努力を怠ることは、私たちそれぞれにこの地上で与えられた時間を浪費するように等しいことを悟らせる

    ●私が強調したいのは、マッキンレー大統領がローワンにガルシアへの書簡を託した時、ローワンはその書簡を受け取って、「彼はどこにいるのですか?」と尋ねなかったこと

    ●幸福は何かを成し遂げたときに得られる。何かを成し遂げるためには、自由意志による態度と選択、責任の需要と遂行、そして常に試みようとする、強固な、不屈な精神が必要である

    ●批判に関する限り、人生の途上で出会う人のうち、聴く価値があるのは10%程度。秘訣は、すぐさま批判者を評価すること。尊敬に値する相手だろうか?と。批判が例の90%の人からのものなら、すぐに忘れること。不当な、あるいは、悪意のこもった批判は、ひとたび受け入れると、何日間も、そして幾番も夜更けまで心を悩ますから

    ●健康と自由な一日を与えられれば、帝王の栄華も馬鹿らしく思われるほど幸福になれる

    ●まとめとして、くつろぐことによって、頭脳をからっぽ状態にもっていく。澄んだ心で一度にひとつの問題に取り組む。これを常に実行する。私の考えでは、幸福は達成感である。君もそう考えるなら有害なストレスをなるべく抑えながら目的に達するために、この手順を踏むように

    ●機会があるうちに子供たちを釣りに連れていくことよりも大切なことはこの世にいくつもない。

    ●宴席で作法を守るように、人生の作法を守ることを忘れてはならない。ご馳走が回ってきて、自分の前にきたら、手を伸ばして、礼儀正しく一人分を取る。次に、mわっていくのを滞らせることのないように。まだまわってこないうちから欲しそうにしないで、自分の前に来るまで待つように。子供についても、妻についても、地位についても、富についても同じこと

  • ちょうど私が社会人になる直前に発刊され、親がプレゼントしてくれた本。
    父ではなく母からだったが。
    しかし、当時挫折して未読了だったので再読中。

  • 大海のごとき父の愛。
    格言も沢山引用されていて勉強になる。
    おそらくこれから何度も読み返すであろう。

  • とても思いやりのこもったアドバイス集。
    一つ一つの手紙が、長すぎず、短すぎず、丁度良い。
    残念ながら、自分は著者の息子のように恵まれた境遇でもなく、アドバイスももらっていないが、自分の息子には、生きる知恵を残していきたいと思う

    ・読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする

  •  この書籍は、キングスレイ・ウォード氏の作品を城山三郎氏が翻訳した書籍です。
     父が息子へ口では言えなかった事を「手紙」にして、息子へ教えた形式です。その内容としては、いろんな人生においても遭遇する時の回避方法です。

  • 上司になったら、部下には我が子に対するように接するべし。

  • 2014/1/15
    よくある啓蒙本とは違い、父から子への手紙になっているので読みやすい。こどもが大学から社長になるまでの手紙ということで、時間の流れも感じられて、すっと入ってくる。

    自分はこんなに出世はしていかないだろうが、ためになることが多かった。

  • 請求記号: 159||W
    資料ID: 18706597, 19004926
    配架場所: 工大君に薦める

  • 父が手紙の中で息子をこう例えている。「きのうを明るく振り返り、あしたに確信を持つ人」。親は自分にとって全面的に味方、そんな愛を感じさせるながら、ビジネス本としても良書。

  • 少し過保護かなと思われるが、父の息子に対する愛情がよく出ている手紙だった

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