センス・オブ・ワンダー

制作 : Rachel L. Carson  上遠 恵子 
  • 新潮社
4.01
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本棚登録 : 2132
レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105197025

感想・レビュー・書評

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  • まだこれから子どもを産み育てようと思っている年齢で読めて幸運だった。もっと早くに読みたかったけど…。

    「もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。」

    ここに出てくる大人はまさに自分だ、と思った。だけどセンスオブワンダーが失われていない子どもの感性に憧れているのも事実。
    人生のバイブルにしたい!

  • 科学を志す子どもに贈りました。自然のありのままの姿を見つめ、自然の中に身を置いて全身の感覚で感じる喜びが伝わります。描かれている情景は自然と一体となり、何のフィルターもなく受け止める豊かな心にあふれています。

  • 自然との触れ合いが丁寧に、描写がとても美しく描かれていて、読んでいてまるでおとぎ話の世界のように感じてしまった。
    それほど私は田舎に住んでいても自然を見ようとしていなかったんだなと知ってしまった。
    まずは子どもたちに長靴とカッパを買ってあげよう。
    虫めがねを持って探検に行ってみよう。
    虫はすごく苦手だけど頑張ってみる。

    私はレイチェル・カーソンを初めてこの著書で知った。
    あとがきを読んで、この短い本にどれだけたくさんの彼女の気持ちが込められているかを知って涙が出た。

  • 「もしこれが、いままでに一度も見たことがないものだとしたら?
    もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?」

    日々の中で”感動できる”ということが、実は恵まれた状態なのかも、と思いました。
    感動できる今を、大切にしたいです。

  •  佑学社(絶版)の方で読みましたが、現在は新潮社から出版。

     自然のなかの光、影、音、匂いなど、在りのままの自然を感じる文章です。
     年老いたレイチェルとまだ幼いロジャーとで夜の海辺を歩き回り、その荒々しい波の音を全身で感じたり、夜行性の生物を見たりしている姿が、なんと楽しげで生き生きしていることか。

     何気ない、ごく当たり前に身の回りにあることでも、対象にじっくりと向き合って、見つめたり、耳を澄ましたり、触ったり、匂いを感じたりすると、新しい発見がやってくる。当たり前のようでも、文明に依存した現代の人々が見落としてしまっている大切なことなのかなと思います。

     よく、虫の声を欧米の人は脳で雑音として処理していると言われますが、レイチェルはその数々の虫の声にも自然を感じ味わっています。この虫の声の話を読んだときに、日本人の自然を感じ、暮らしに密着している部分があることがしみじみと良く思えてきました。

     大切だけど、忘れがちな自然の有り難さを、この本を繰り返し読むことで思い出したい、そんな気分です。

  • レイチェル・カーソンが命の期限を覚悟してから執筆した遺作。日頃から自然と関わることで磨かれる感性や、好奇心の重要性など、生きる人々へのメッセージが綴られている。

    膨大な情報に囲まれ時間に追われる日常のなかで、振り返る余裕や立ち止まって考える大切さを優しく諭してくれる、指標となる1冊。

  • 人から「いい本だよ。」と、勧められて、何年も前に読んだ本であったが…

    当時は、こんな言葉をスルーしてしまっていた。
    今、思えば信じられないや。

    <センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議に目を見張る感性>

    この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、
    私達が自然という力の源泉から遠ざかること。
    つまらない人工的なものに夢中になる事などに対する、
    変わらぬ解毒剤となるのです。


    そして
    『知る』事は『感じる』事の半分も重要ではない、と述べる著者。

    全くもって救われる思いのする言葉である。

    知りたくても覚えられない年頃になってきて、
    大丈夫!
    そんな事はとるに足らない。
    人は感じる事のほうがずっとずーっと大切なのですよ…

    って、そうなのかな?
    本当にそうだとしたら、随分楽に生きられる気がする。

    そういえば、
    『知る』事は、誰かが先に気付いた知識をただ、なぞる事かな・・
    でも、
    『感じる』って事は、まだ誰も気付かないセンスオブワンダーに一番始めに触れる事って気もする。

    なるほど~

    第一発見者って言うのは確かに愉しいな。

    あのとき読んだ同じ本と到底思えない。
    感性ってのは、年を経て、ずいぶん変わっていくものなんだなぁ。

  • 子どもの教育について考える指導者や親には読んでもらいたい。

  • イイ‼️
    私にとっては究極の癒し本であり、子育てに大事なことが書かれている本であり、自然をもっと見つめたくなる本です。
    そしてなにより活字中毒的な欲をキラキラとした芸術的な文章で満たしてくれます。

    生物学者であり、作家である著者の文章は、読んでいてとても瑞々しく、ありのままの自然を実に穏やかに、敬意をもって表現されています。
    本自体はとても薄く、すぐ読み終えてしまうので
    読み終えたくなく、いつまでもそのキラキラした自然を脳内鑑賞していたい気分になります。

    子供にもっと、自然というものを意識させたいなと思いました。
    著者は自然が近くにない環境でも自然を感じることはできる、子供たちにそれを感じさせるべきだと訴えています。
    意識するかしないか。
    どの文章をとっても、大事なことが書かれているような本でした。

  • 沈黙の春読みます。

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