センス・オブ・ワンダー

制作 : Rachel L. Carson  上遠 恵子 
  • 新潮社
4.01
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本棚登録 : 2176
レビュー : 303
  • Amazon.co.jp ・本 (60ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105197025

作品紹介・あらすじ

子どもたちへの一番大切な贈りもの。美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性「センス・オブ・ワンダー」を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる。

感想・レビュー・書評

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  • 静かな世界でした。子供は大人と違ってスイッチを切り替えなくっても、すぐに自然やミクロの世界に入って行ける好奇心と感性の塊だ。うらやましいな~。…とはいえ、幼い頃は誰でも感じることが出来た感覚。「センス・オブ・ワンダー」

    私は苔のふかふか感が好きで、梅雨時期の苔の緑色が大好き。で、苔を見ていると時間が止まる…ような、でも時間がすごく経っている時がある。世界が変わる時がある。きっとそういう時間や目線が大事なんだと思う。

  • 神秘さや不思議さに目を見はる感性。

    短いので一瞬で読めてしまいましたが、子どもにとってのみならず大人にとっても大切な感性についてたくさん学ぶことがありました。
    かたいことは抜きにしても、単純にこんな子育て最高やん!てところがたくさんで素敵なお話でした。

  • センスオブワンダー、神秘さや不思議さに目を見はる感性。

    仕事柄、いろんな場所で紹介され引用されるこの本を、いつかは読みたいと思っていたのだけど、やっと読んだ。
    やはり、読み継がれ大切にされてきただけのことはあるなと思った。
    読了の余韻で心がほかほかしている。

    大事な子ども時代、感性を一緒に磨いていきたい。

  • まだこれから子どもを産み育てようと思っている年齢で読めて幸運だった。もっと早くに読みたかったけど…。

    「もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。」

    ここに出てくる大人はまさに自分だ、と思った。だけどセンスオブワンダーが失われていない子どもの感性に憧れているのも事実。
    人生のバイブルにしたい!

  • センスオブワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性。と本書では訳されている。感性、言葉で表現するには、なかなか、難しい。ことなのではなかろうか?多感な子どもの時に、この感覚を得ることができ、生涯持ち続けられると素晴らしい。自然に対する、研ぎ澄まされた感性は、現代ではなかなか得る機会がなくなってきているのではないだろうか?

  • 科学を志す子どもに贈りました。自然のありのままの姿を見つめ、自然の中に身を置いて全身の感覚で感じる喜びが伝わります。描かれている情景は自然と一体となり、何のフィルターもなく受け止める豊かな心にあふれています。

  • 自然との触れ合いが丁寧に、描写がとても美しく描かれていて、読んでいてまるでおとぎ話の世界のように感じてしまった。
    それほど私は田舎に住んでいても自然を見ようとしていなかったんだなと知ってしまった。
    まずは子どもたちに長靴とカッパを買ってあげよう。
    虫めがねを持って探検に行ってみよう。
    虫はすごく苦手だけど頑張ってみる。

    私はレイチェル・カーソンを初めてこの著書で知った。
    あとがきを読んで、この短い本にどれだけたくさんの彼女の気持ちが込められているかを知って涙が出た。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    子どもたちへの一番大切な贈りもの。美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性「センス・オブ・ワンダー」を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる。

    レイチェルカーソンと言えば環境の話しをすると必ず名前が出て来ます。「沈黙の春」は永遠のマスターピースとして君臨していますが、これは内容うんぬんではなく、発展こそが美徳であり最大の命題で、自然環境など二の次だった時代に敢然と立ちあがって警鐘を鳴らしたレイチェルの生き方にこそ共感すべきもので有ります。今となっては間違いを指摘される内容が色々有るようですが、その時にできる最大限を指示した記録としてとても重要な本でありました。
    話しはそれましたが、そのレイチェルが最後に残したメッセージを訳し、本に残したという点でとっても貴重なものです。
    内容としては次世代に残せるものは、知識よりも共に興味を分かち合う心そのものであるという事です。シンとした気持ちになる穏やかな本です。

  • 近くにこのように素晴らしい森がなくても、センスオブワンダーの心を持ち続けていれば、自然の不思議・美しさはすぐそばにあると思える。

    大人になって、忙しさにのまれたら、忘れてしまうかもしれないセンスオブワンダー。ふとしたときに思い出したい本。

  • 「もしこれが、いままでに一度も見たことがないものだとしたら?
    もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?」

    日々の中で”感動できる”ということが、実は恵まれた状態なのかも、と思いました。
    感動できる今を、大切にしたいです。

  •  佑学社(絶版)の方で読みましたが、現在は新潮社から出版。

     自然のなかの光、影、音、匂いなど、在りのままの自然を感じる文章です。
     年老いたレイチェルとまだ幼いロジャーとで夜の海辺を歩き回り、その荒々しい波の音を全身で感じたり、夜行性の生物を見たりしている姿が、なんと楽しげで生き生きしていることか。

     何気ない、ごく当たり前に身の回りにあることでも、対象にじっくりと向き合って、見つめたり、耳を澄ましたり、触ったり、匂いを感じたりすると、新しい発見がやってくる。当たり前のようでも、文明に依存した現代の人々が見落としてしまっている大切なことなのかなと思います。

     よく、虫の声を欧米の人は脳で雑音として処理していると言われますが、レイチェルはその数々の虫の声にも自然を感じ味わっています。この虫の声の話を読んだときに、日本人の自然を感じ、暮らしに密着している部分があることがしみじみと良く思えてきました。

     大切だけど、忘れがちな自然の有り難さを、この本を繰り返し読むことで思い出したい、そんな気分です。

  • レイチェル・カーソンが命の期限を覚悟してから執筆した遺作。日頃から自然と関わることで磨かれる感性や、好奇心の重要性など、生きる人々へのメッセージが綴られている。

    膨大な情報に囲まれ時間に追われる日常のなかで、振り返る余裕や立ち止まって考える大切さを優しく諭してくれる、指標となる1冊。

  • 人から「いい本だよ。」と、勧められて、何年も前に読んだ本であったが…

    当時は、こんな言葉をスルーしてしまっていた。
    今、思えば信じられないや。

    <センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議に目を見張る感性>

    この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、
    私達が自然という力の源泉から遠ざかること。
    つまらない人工的なものに夢中になる事などに対する、
    変わらぬ解毒剤となるのです。


    そして
    『知る』事は『感じる』事の半分も重要ではない、と述べる著者。

    全くもって救われる思いのする言葉である。

    知りたくても覚えられない年頃になってきて、
    大丈夫!
    そんな事はとるに足らない。
    人は感じる事のほうがずっとずーっと大切なのですよ…

    って、そうなのかな?
    本当にそうだとしたら、随分楽に生きられる気がする。

    そういえば、
    『知る』事は、誰かが先に気付いた知識をただ、なぞる事かな・・
    でも、
    『感じる』って事は、まだ誰も気付かないセンスオブワンダーに一番始めに触れる事って気もする。

    なるほど~

    第一発見者って言うのは確かに愉しいな。

    あのとき読んだ同じ本と到底思えない。
    感性ってのは、年を経て、ずいぶん変わっていくものなんだなぁ。

  • 自然から生まれ、自然とともに生き、死によって自然に還ってゆく。そんなふうに自然がいつも身近にあった著者だからこそ書ける文章なのだと思った。これは音の手紙であり光の唄。
    感覚の回路をひらいて。砂をさらう波の音、雨が葉をたたく音、そよ風に乗る鳥のさえずり。耳をすませながら。波動が止まるその先にある、繊細で神秘的な音が届く。夜空にちらばる星々も、すくった指からこぼれる海辺の砂もひとしく、きらきらと宝石みたいに輝いている。自然界ではあらゆるものが同質なのだと悟る。もちろんわたしたちも。抱かれるようにやさしい。

  • 「地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけ出すことができると信じます。」子どもを育てていく上で、子ども達に伝えたかったことが書いてあります。

  • 子どもの教育について考える指導者や親には読んでもらいたい。

  • イイ‼️
    私にとっては究極の癒し本であり、子育てに大事なことが書かれている本であり、自然をもっと見つめたくなる本です。
    そしてなにより活字中毒的な欲をキラキラとした芸術的な文章で満たしてくれます。

    生物学者であり、作家である著者の文章は、読んでいてとても瑞々しく、ありのままの自然を実に穏やかに、敬意をもって表現されています。
    本自体はとても薄く、すぐ読み終えてしまうので
    読み終えたくなく、いつまでもそのキラキラした自然を脳内鑑賞していたい気分になります。

    子供にもっと、自然というものを意識させたいなと思いました。
    著者は自然が近くにない環境でも自然を感じることはできる、子供たちにそれを感じさせるべきだと訴えています。
    意識するかしないか。
    どの文章をとっても、大事なことが書かれているような本でした。

  • 【大西浩次先生】
    ある雑誌に「Sense of the Universe」というタイトルの連載を行っている。
    このタイトルをみて、きっとニヤッとした人もいるだろう。
    このタイトルは「The Sense of Wonder」から来ているからだ。
    「センス・オブ・ワンダー」、なんと良い響きだろう。

    「ハッとする気持ち」といったら良いのだろうか。
    突然、好奇心にピッタリするような光景や体験をして、
    「自然の中に生かされている」って気付かされる、
    まさに、そんな瞬間を表現している。

    この本は、レイチェル・カーソンの極めて短いエッセーである。
    カーソンといえば、農薬被害を訴えた「沈黙の春(Silent Spring)」が有名だ。
    これは環境問題への世界最初の告発書だった。
    この彼女の最後作品が、この「センス・オブ・ワンダー」である。
    この本を読むたびに、自然に触れる喜びを当然のように感じていた
    小さな頃の気持ちを思い出し、日常の光景がより豊かな様に感じられる。
    さあ、あなたは、どう感じるのでしょうね。

  • レイチェル・カーソンはこの「センス・オブ・ワンダー」をさらにふくらませたいと考えていた。しかし、それを成し遂げる前に、彼女の生命の灯は燃え尽きてしまった。
    生前、彼女がねがっていたように、

    この本をロジャーにおくる

    はじめの扉に、上記の記載がある。

    本書は、著名な「沈黙の春」を書き終えたあと、自分に残された時間がそれほど長くないことを知りながら書き始めた、著者の最後のメッセージと言える作品だ。

    雑誌に「あなたの子どもに驚異の目をみはらせよう」と題して掲載され、単行本化も考えられていたという。

    ロジャーとは、著者の姪の子どもの名であり、著者は小さな頃からロジャーをつれて自然の中へ出かけ、ともに自然を体感するということをしてきた。教育ではなく体感であると思う。

    本書の内容は、次の著者の言葉にいい表されていると思う。

    もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。

  • 子どもの頃の感性、神っていた。

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