- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105217136
作品紹介・あらすじ
ニューヨークが、静かに、語り始める-オースターが一躍脚光を浴びることになった小説第一作。
感想・レビュー・書評
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ニューヨークの本質とでも言えばいいんでしょうか。そんな印象の話です。
不可解な話に不可解な話が重なり、すべてはあの街の路と公園で形になる。そしてあの街の中で自分が消えていくと感じる。
私はあの街に暮らしたことはないけれど、仕事ではそれなりに長い時間を過ごした。ひとりであの街で過ごしているとすごく無力だと感じる。どれだけきちんと仕事をしたところで外国人の私にあの街は詰まるところ無口だったなと思った。この本を読んで思い出したのはそういうこと。無力なのではなく、存在すらあやしいのだ。 -
私はあまり好きではないタイプの小説。ストーリーがあるようでないような。。なんだったんだろうで終わる。一部で評価、もてはやされてるのは、内容やストーリーの斬新さ?とニューヨーク、なんだろうなーと思った。
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三部作の中では一番普通
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表紙が綺麗で手に取ったら、ポールオースターの作品だった。とても不思議な話で、スッキリはしないけどこの不思議な感じがとても面白かった。文中の他の文学作品についての話や彼の言葉の表現に彼の博識さが現れているなと思った。ポールオースターが話の中に出てくるところも何処かお茶目でかわいかった。
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「そもそものはじまりは間違い電話だった」。深夜の電話をきっかけに主人公は私立探偵になり、ニューヨークの街の迷路へ入りこんでゆく。探偵小説を思わせる構成と透明感あふれる音楽的な文章、そして意表をつく鮮やかな物語展開-。この作品で一躍脚光を浴びた現代アメリカ文学の旗手の記念すべき小説第一作。
原題:City of glass
(1985年) -
素敵な装蹄だったので本屋で手にしました。
NYのハードボイルド。 -
初ポール・オースター
2014/1/15
再読したいので購入 -
自己という存在の曖昧さ。
いまの、混沌として、先の何だか見えない時代に
物凄くはまるのだろうな、と思って読んでおりました。
恐らく、他の作品も読みます。