冬の日誌

制作 : Paul Auster  柴田 元幸 
  • 新潮社
3.87
  • (13)
  • (20)
  • (9)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 272
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105217181

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「内面からの報告書」がメンタル編でこちらがフィジカル編。体と地面が近かった子供の時に踏んだ冷たい床に始まり、怪我をしたり病気をしたり、20回以上引っ越した家、両親の死を受け止めた体の記憶…巧みな語りや描写力により最近の作家の小説より面白く読めるのだが、これを読んでいる人は私に限らずたぶんオースターの読者であり、「へえ、オースターはこんな人生を送ってきたのか」と思うから「面白く読める」ようには思うけれど。
    「内面」と並んで2冊も自分語りをするとは、オースターも歳を取ったものだ。ここまで付き合ったからには「4321」に、柴田さんの名訳ともども期待している。

  • ‪64歳となり人生の冬の季節に入った著者による自らの身体に関わる歴史を振り返ったエッセイ。近親者の死や住居の変遷、自身の怪我や病気など人気作家の裏にある肉体性が記されている。‬

  • オースターの64年の人生における体の経験を語るエッセイ。

    どこまでが本当の体験談で、どこまでが創作なのかはわからないけれど、人生の晩年を振り返ったときには体のそれぞれに物語があるのだろう。

    最後の1ページに集約する想いが心に残る。

冬の日誌のその他の作品

冬の日誌 Kindle版 冬の日誌 ポール・オースター

ポール・オースターの作品

ツイートする