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- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105225025
作品紹介・あらすじ
OLのマリアンにはピーターという恋人がいる。このままいけば、結婚し、世間なみの幸福な家庭が約束されている。だが、果してそれだけが自分の人生だろうか、マリアンのアイデンティティを求める悩みは深く、彼女は拒食症に…。人生の岐路に立つ若い女性が一度はかならず経験する心の迷いを、女性特有の生理からリアルに描く、フェミニズム文学の先駆けとなった著者の処女作。
感想・レビュー・書評
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なんて面白いんだろう。
マリアンと、ダンカンの“家族”たちとの奇妙な食事は、音楽と一緒に流れる映画シーンのようにリズミカルで、可笑しいけどなぜか癒される。
細かいところまであるあると思うことが詰まった小説。でも他方で、マリアンにとってのダンカンのような相手は非現実的で、実際には存在しなさそうに感じた。
ダンカンはマリアンの一部でもあった気がします。
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