スカーレット

  • 新潮社
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本棚登録 : 129
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (1098ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105256012

感想・レビュー・書評

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  • 続編を願っていたので、手にできた時は本当に嬉しかった本。文字通り、三日三晩、寝食を忘れて読み続けました。さすがにくたびれたものの、最後がどうなるかを知るまでは、本を閉じることができませんでした(笑) ちょっとこじつけ?と思える紆余曲折もありますが、スカーレットが大人になっていく様子に、なんだか女性として励まされます。依存しない大人になって初めて、女性も男性に愛されるべきでしょうね。

  • 『風と共に去りぬ』にどハマりしてしまい、続編と言われているらしいこの本を図書館で予約。
    届いてみてびっくり。「続編は一冊だけなんだー」と軽い気持ちで待っていたのに、来たのは大型の辞書並みの体積の本で、なんと1000ページ以上もあるし、中身を見ると2段組でびっしり文字が詰まってる。
    これは、返却期限延長せねば読めないやつだと思いながら読み始めたけど、2週間以内に余裕を持って読み終えられてしまい、読み切った自分の集中力にも、衰えないスカーレットの魅力にも驚きだ。

    物語の後半に入っても、どんどん新しい登場人物が出てきては去っていって伏線がはられる気配も少ないし、コラムの動きも焦ったいし、レットもなかなか姿を見せないし、妙な婚約者も出てくるし、話が広がっていくばっかりで、「本当に物語が収束するのか?レットよ、ちゃんと登場してまとめてくれないと怒るよ?」とジリジリしながら読んだけど、期待通りにまとまってホッとした。
    あー、スカーレットの世界を堪能した!『風と共に去りぬ』の一巻目を読み始めてから約1ヶ月間、幸せだったー♡

    (あとは、私にアイルランド、イギリス、アメリカの歴史と地理の知識がもっとあれば、さらに楽しめるんだろうけどな…!何年か後に、スカーレットに再会する時には、是非とも、私よ、もう少し勉強しておいてくれ)

  • クールなレットが最後はただの中年親父になるのが悲しい。素直じゃない夫婦だ

  • ミッチェル作「風と共に去りぬ」のスカレットとバトラーはその後どうなったのか・・・。続きが読みたいという願いに応えるように書かれたこの作品。ちょっと満足?! さて、あなたはどう思いますか?
    【志學館大学】ニックネーム:Kazubee

  • 歴史と文学は分かちがたく結びついている事を深く知った大作。
    後半どこの章からか、頁を括る手を止められず朝4時までかけて
    読み切ったあの夜が忘れがたい。
    溢れた涙の事だけ覚えている。

    空前のヒットを放った「風と共に去りぬ」の続編たるプレッシャーを
    ものともしていないかのごとくの、のびやかな筆致、
    自然な物語の繋がりが素晴らしい。

    今思えば、この作品で一度森瑤子さんと出会っていたのだった。
    この作品の翻訳者として、彼女ほどの適役はいないと、
    今にして感慨深い。

    この作品以後、
    歴史を知りたい国については、教科書の前に、まずその国を背景とした
    文学に触れようと決めた。

  • 有名な「風と共に去りぬ」の続編です。「風と〜」のほうは読んでないんですけど…。スカーレットが大好きです。本当に個性的で「自分に賭ける。自分は裏切らないから」っていう場面、凄いなあって思った。確かにそうです。裏切ろうと思ってもできませんよね。レットとスカーレット、似た者同士なのにすれ違っちゃって、本当に本当に長いお話だった。でも最後が感動的で良かった。寝る時間も惜しんで読んだかいがある。最高!

  • 『風とともに去りぬ』の続編です。
    恋愛小説はハッピーエンドでなきゃいやなのです。
    やっぱり二人にはくっついて欲しいのです。もう、夢中で寝る時間ももったいなくって夜通し読んだ高2の夏でした。

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