革命いまだ成らず〈上〉―日中百年の群像

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105297060

作品紹介・あらすじ

明治維新に倣った近代化を夢見て、中国の志士たちは日本を目指した。新証言と発掘資料で書き換えられた驚きの日中史。

感想・レビュー・書評

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  •  若き日の孫文がロンドン留学時代に南方熊楠との出会い。日本に関心を持って日本に留学。宮崎滔天に限らず、犬養毅、頭山満、内田良平、福本日南、末永節らが果たした役割の大きさが今更ながら驚きです。1900年7月19日の佐渡丸での軍事会議の大激論の記録などはドラマティックです。光緒帝と西太后の対立。袁世凱の台頭など、清末期の宮廷内部での対立は「蒼穹の昴」のドラマで見たとおり、その頃の若き日の孫文と重ねて読みました。そして中国の西郷隆盛・黄興という人物の日本留学での逸話(孫文との薩長同盟)も印象に残ります。彼らが日本の維新の青年たちをモデルとしていたことは心に染みいるほどです。

  • 明治の30年以降暫くの間、「日本は無血革命ともいえる明治維新を実現させた。その秘訣は何なのか。日本の現状はどうなっているのか。日本をぜひこの目で見てみたい。」といったある種憧れの地として、孫文を筆頭に多くの中国人が日本にやって来て、人的交流が盛んなときがあったのだ。 日本人の中にも、彼らの清朝を倒すための革命に賛同し、資金を惜しみなく提供した人もいたのだ。だが、日本政府は清朝からの要請に応えることにより、孫文に日本からの退去を命じたのだ。そのときの、孫文の気持ちはどのようなものであったのだろう。

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