憑かれた旅人

制作 : 柴田 元幸 
  • 新潮社 (2004年3月30日発売)
3.16
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105334024

憑かれた旅人の感想・レビュー・書評

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  •  5冊目のバリー・ユアグロー。
     相変わらずの文体に相変わらずの面白さ。
     44編の短編から成っているのだが、後書きで翻訳者の柴田元幸氏も書いているように、連作短篇集的な印象が強く、全体で一つの景色が見えてくるように思える。
     今回の景色は「旅」。
     いつものように、あまり面白くない作品もあれば、短い作品の中にとてつもなく大きな世界を見ることが出来る作品もある。
     奇想天外な話もあるが、妙にリアルな質感を持っていたりもする。
     僕にとってバリー・ユアグローで一番面白かった作品は、今のところ「真夜中のギャングたち」だが、本書もそれに勝るとも劣らない面白い内容だった。

  • 短編集。連作?ショート・ショート。
    旅人のお話。
    不思議な雰囲気は感じられるが、『一人の男が飛行機から飛び降りる』を読んだときのインパクトはなし。悪くはないんですが。

  • ★1.5です。読んだことを忘れていたけど覚えていれば再読してないかも、と言う位にちょっと酷いかな。『スーツケース』なんか面白くて期待したんだけれども、こういう不条理というか何というか奇妙なお話についてはもっと面白い小説(あるいはコントも含むかもしれない)が日本には存在していて、比較対象として格が落ちる、と感じた次第であります。

  • 一つ一つの旅はとても短いのに、旅人の巡る奇妙な旅にあっという間に、連れていかれる。

  • 飛んでる。

    『セックスの哀しみ』と同じ作者&訳者ですが、こちらの方が読みやすくはあるかな。
    飛び方が抑え気味な分、意気が率直に伝わってくる感じ。

    どれが、というよりも全体として仕上がっている連作なので、
    取り出してどうこういうことはできないかもしれません。

    適当に配された、内向的な情けない中年男話。(「それ、ぼくのことじゃないか!」とかいう台詞が出てくる、人格が分裂したような話・・・『邪魔』とか、幽霊になっちゃった『音楽』とか。)

    それに、いかにも洋物のファンタジー風な、少年少女と田舎の健康な一家が出てくるような話。(『訪問』)

    現地人の召使を顎で使う場面が出てきて、大時代の冒険物の空気を醸す話。(『怪物たち』『ポーターの冗談』『地図』)

    それぞれに何となく、ああこういう空気感を目指したんだろうなぁ、と思う要素はあるのだけれど、ことごとく腰から歪んでいて、変。
    面白かった。

  • 短編集。うーん、読みづらいけど、たまーに書かれている言葉がかっこいい。

  • 旅人の短編集。

    今一つ、って所でしょうか。ただつまらない訳でも無いので読破しましたが。

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