たちの悪い話

制作 : 柴田 元幸 
  • 新潮社
3.36
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本棚登録 : 86
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105334048

感想・レビュー・書評

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  •  バリー・ユアグローの子供向け作品集。
     子供向け、とはいってもそこはバリーなので、可愛らしい話や胸のすくような話は皆無。
     ただし、やはり子供向けなので、「たちの悪さ」に多少の物足りなさも感じてしまう。
     フラナリー・オコナーを軽くしたような作品から、ちょっと意味が解らない作品まで、玉石混淆といったところ。
     他の彼の作品に比べると、やはり毒は薄めてある印象が強い。
     面白いのだけれど、本書だけを読んで「ああ、バリー・ユアグローってこんな感じなんだ」と受け取られてしまうのもちょっと悔しい、と思わせてしまう作品集。

  • 短編。ショート・ショート。
    著者の作品は『一人の男が飛行機から飛び降りる』に続いて2冊目。
    相変わらず、へんてこな作品がばかり。ティーン向けということもあり、若干インパクトが薄いか。特別好きな作品もなく終わってしまった。

  • ホントにたちの悪い話www帯の文句が良い「正義は勝つ、愛は地球を救う、『人間、捨てたもんじゃない』と思い込んでいるあなた!」

  • 「ひとりの男が…」で気に入ったユアグロー、2冊目はブラックジョークの色合いが濃いショート集。昆虫店員が気に入った。

  • “こんな短い物語から、なんてたくさんの悲しい顔が!”

    カンニングをする象、インターネットに接続する魔女、夢を見る猿、不運な少年、列車を乗り違える少女、宙に舞い上がる昆虫店員、むかつくテディベア、こわがる子供、意地の悪い宇宙人……。いやな予感は的中するし、努力はむくわれない。起死回生の一手もないし、めくるたびに誰かがひどい目にあっている。ああ、たちが悪い! でもたいせつなのは、たちが悪いというのと後味が悪いというのとはまた別だということです。全43編。 

  • まさにバリー・ユアグローって感じ。短い短いお話。訳者あとがきによると、これも子ども向けに書かれたそうだ。めでたしめでたしじゃない話ばかりなんだよ、という説明に対し、子どもが「人生みたいに?」と答えた、という話がいい。みんな、子どもをバカにしすぎなんだよな。人生がうまくいかないことや不公平であることなんて、みんな気付いてるっつーの。

  • ハロウィンにこういう話を読むのも良いですね。人生が楽しいことばかりではない、ということをいい大人の自分も改めて痛感します。
    楽しいことばかりではないけど、アクシデントを笑顔でかわせるしたたかさを持ち合わせられたらいいな。と思いながら読了です。

  •  死ぬ、食べる が多かったように思う。

     何かと何かの間にちょこっと読める、極々短い話集。

  • ほんとうのおとぎ話であって欲しい。

  • 柴田元幸による『一人の男が飛行機から飛び降りる』の訳出・紹介により国内の読者を震撼させた、超短編の名手による「子供向け」のアンハッピー・エンディングを迎える物語のつるべ打ち。もちろん大人のユアグローファンには堪らない出来映えではあるが、アンデルセンやグリム寓話あるいはフォークロアを連続して紐解いたら即座に感じるようなややワンパターンな展開に辟易してしまうきらいもなくはない。でも、綺麗事ばっかりの寓話が児童にとって有益とは限らないだろう? こういう毒も必要だ。だって、これを書いてる俺だって大人になってからの立ち回り方は、毒に満ちたドリフのコントの志村けんから学んだんだからな!

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