ラブ・ストーリーを読む老人

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制作 : Luis Sep´ulveda  旦 敬介 
  • 新潮社 (1998年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105363017

ラブ・ストーリーを読む老人の感想・レビュー・書評

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  • 入植者の悲哀
    生きる知恵

  • シーコ・メンデスに捧げる書物

  • 私はせつなかった。それは誰でもない私が愚かだからである。愛はいたる所で誰でもない彼らが営みぽっぽ睦みあっているにもかかわらず、ろくでもない私は誰でもない彼らを殺しのうのうとこの本を読んでしまった。彼らは本当に美しかった。だからこそ余計せつなかった。ラブ・ストーリーを読む老人が目にした愛もきっとせつなかったんだと思う。

  • タイトルから、ジャングルでの老狩人とオセロットの一騎打ちの物語とはとても想像できないでしょう(笑)
    物語は環境破壊へのメッセージのようにも読めますが、むしろ核心はそこではないように思います。主人公が森の先住民と共に暮らす経験を持ちながらついに彼らの一人にはなれず、さりとて文明社会の一員となることも拒んだ主人公。その百戦錬磨の主人公の趣味がメロドラマ的な恋愛小説を読むこと、主人公とオセロットが愛と悲しみにより互いに「通じ合う」シーン、このあたりに愛に重きをおいたセプルベダらしさを感じます。

  • ある本を読んでこの本を知りました。題名から勝手に想像していたロマンティックな話しではなく、自分勝手な我々に警鐘を鳴らす示唆にとんだものでした。思い込むというのは、つまりは身勝手だと言う事でいり、自然の摂理を冒涜する行為なわけです。とはいいながら、アマゾンの自然を想像しながら最後はラブストーリーを愛読するに至った人生を考えると、我々は何とスケールの小さい生き方かと思わずにはいられない。

  • チリ人作家。
    タイトルから受けたファンシーな印象とは違って、重厚な内容。

    舞台は、開発の波が忍び寄るエクアドル東部のアマゾン上流。
    外国人や金鉱が目当ての山師も出没し、アマゾンに生きる先住民や動物たちは奥地へと追いやられていく。そんなときに外国人の惨殺体が見つかる。頭ごなしに先住民のせいにする市長。森を知り尽くしている一番古い入植者の老人は、傷の特徴から大型の山猫の仕業だと考える。
    さっそく人間たちによる、山猫狩りがはじまる。
    しかし、動物たちに非はあるのか。
    アマゾンに侵入した人間たちのほうにもともとの非があるのではないか。老人は悩む・・・。

    筋はこんな感じ。
    自然と人間の根源的な関係について問うています。
    でも私自身、物質主義に侵された都会で生まれ生きてきたので、いまいち実感としてこの問題を考えることができませんでした。
    侵食する側の一員として、知ることも第一歩になるなら有益な小説だったと思います。

    UN VIEJO QUE LEIA NOVELAS DE AMOR
    1989

  • 2008年8月読了。 今年33冊目。

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